こんにちわ。前回のつづきで、07番の魔改造の備忘録となります。

この07番っていうのは普通に使っても良し、遊び用のマウンタ部材としても良し、ですし、比較的安く手に入りますし、で遊び用にとてもいいですよね。
まぁ今回みたいな改造を皆がするのか?っていうと、それは・・・、でしょうけど(笑)

今回作成したこの105mmの魔改造マウントキャップ版は、どちらかというと、04か05に近いものがありますので、それを買ってしまえば、と言われればそれまでです。ハイ。
でも、04とか05をどんなもんだろ?って気分で買って自分の好みに合わないかもしれない、そしたらずっと眠ってしまう、な~んてことを考えたら、だめ元、101円オークションのジャンクと戯れる遊びもできて、あわよくば欲しかったレンズが手に入るかもしれないというギャンブルとどっちが5000円の価値があるか?と考えると、私は後者でした。

出来上がりは07番の最大のウリである、レンズがキャップをしているかのような状態を維持していますので、ぶつかることを気にしなくてよいものです。


IMGP5497

レンズの入手元はズームカメラですが、ズームの機構を取っ払って先端しか使っていませんので、もちろん固定焦点となります。
距離は35mm換算でだいたい100mmくらいとなっています
この100mm状態ではピントが合うのにちょっと被写体との距離離れる必要はあります。
レンズの倍率は、ほぼ自分の見ている目の大きさと同じくらいの像になっています。
肉眼で見ているものとほぼ同じものが4:3の12Mピクセルに収まります。
ですから、画角を想像しやすい、っていうメリットが出ています。

元々になったぶっ壊したNIKONのジャンクカメラは、入手した段階で既にACアダプタなし、電源部分不良、いまさら記録媒体も手に入れるの面倒、というやつでした。
他にも分解したFUJIFILMの2台も、同じ状態。本当にジャンクです。普通の人ならゴミ箱行きですね。
でも、レンズは無事。もったいないですよね。そういう意味で、3台目でいいものができましたし、リサイクルにもなっています。かなりラッキー。

 では、出来上がった奴の像をチェックしてみます。
・・・実は、まだ微妙に調整中なのです。
まぁ、こっから先は時間かかると思うし、これ以上調整しないかもしれないので一旦完成としました。
以下、そのサンプルですが、06 TELEPHOTO ZOOMと比較してみます。

IMGP5534
 06 TELEPHOTO ZOOM  1/50s F8  ISO125
IMGP5533
07 MOUNT SHIELD 魔改造『105mm版』 1/50s F9+α ISO125

同じものを魔改造レンズで撮るとこうなりました。縮小しているとわかりにくいかと思いますが、やっぱり06 TELEPHOTO ZOOMにて撮影した方が正しくピントが合っていて、周辺での色の「にじみ」が少ないです。 さすが06番です(笑)

 07魔改造105mmは、まだまだフォーカスの調整が微妙だ、ということでもあります。
すこしソフトになって、これはこれで味があるような気もしますが、たぶんあとチョットだけセンサーとレンズの距離を縮めれば良い気がするのでそのへんをやっている最中です。締めすぎるとリングが壊れそうなので難しい。

ところで、なんで、105mmといっているか、というとですね・・・

DSC01903

この2つの像を同じにしようと再生プレビューを駆使しながら、06番でフレーミングを合わせにいくと、06 TELEPHOTO ZOOM のズーム数値である22と23の間の目盛りくらいで若干22寄りでした。

ということで、23mm×4.6倍は105.8mm、かつ、ちょっとだけ少なめで切りが良い数値をセレクト。
ってことで、『魔改造 105mmマウントキャップ』と名付けました。
 
この07魔改造Bである105mm版でどんな絵が撮れていくのか愉しみです。
普通に街中でスナップとして活躍してくれると、持ち歩くのに最高なんですけど、これ07番の像が流れない中央部分だけを使っているようなものなので、F9土台で流用をしているせいか、そもそも作り方の問題なのか、結構暗い?レンズです。
夕方や室内になるとISO3200超えが必要になるためノイズだらけになってしまっています。
ISO1600以下で使いたいのになぁ・・・、今のところ、日中にしか使えそうにありません。

ん~、これなら01番でいいじゃん、という貴方はかなりのQ7の使い手ですね。
その通り。メリットはラフに扱えること、少し望遠な100mmなところ、これだけです(笑)

(追記)かなり遠方に焦点があるようで、これはこれで、また癖のある奴が誕生したもんです。

IMGP5787
07 MOUNT SHIELD 魔改造『105mm版』 1/100s F9+α ISO400 「青抽出」