さて12月になってしまいました。

外はめっきり寒くなりました。朝とか夜の通勤は結構キビシくなってきています。
でも、冬になると空気や空が澄んできてくる気がします。
となると、夜景が愉しいはず。こんな風に思って毎日Q7を持ち歩いています。


ということで、随分前にやった光をベースにしてカメラで遊ぶ、ということを今月は夜景・・・この時期になると一斉に輝きだす日本のイルミの世界を下地にして遊んでみたいと思います。

なにせ、PENTAX Q7はコンパクトで軽い、だから手で持った状態で色々動かして遊ぶのにもってこいのカメラです!

IMGP2932
01 STANDARD PRIME 0.4s F1.9 ISO1250

まずは普通に撮影。こんな夜景のシーンでは、いまのところ01番の御得意とする所。
F値の低い側+ISOを若干高めにし、ちょびとだけシャッタースピードを早めれば光をメインにした写真が割と簡単に撮れるみたいです。


IMGP2898
01 STANDARD PRIME 1/10s F1.9 ISO1250
#幻想的なるよう、わざとピントを合わせないでみる

初めの遊び方は、「わざとピントを合わせない絵にする」です。やり方はとても簡単で、MENUの設定のなかからシャッターボタンをピントの合焦をしなくても押せるようにする設定をしておきます。

AFレリーズ


次に真っ暗な所めがけてAFがいくようにしむけるため、ピント枠の位置を中央モードにします。

AF設定0


後は暗闇でAFが迷っているうちにシャッターボタンを押すだけ。

これで簡単にピントが合っていない写真が撮れるようになります(笑)
マニュアルなTOYLENSとかを使えば、ピントのリングを回すだけだからもっと簡単に遊べるはずなのですが、どっこいTOY LENSは「暗い」ので ISO感度をかなり高くしないと撮れない、しかし撮れてもザラザラな絵になる、っていうことで、こんな遊び方は01番でないとまともにできません(後は06ならできる)。

また、ピントを合焦させるのに「ピピ」っていう音が出てからシャッターが切れるまでの「カシャ」っていう音の間が長ければ長いほど手で持っている場合には手ぶれが発生しやすいのはご存知の通り。

しかしですね、シャッタスピードを敢えて1.5秒ぐらいにして、初めの1秒は頑張って動かない、残りの時間は真っすぐに後ろに下がるっていう動きをすると・・・光の道(線)が出てきます。

写真付きでおさらい。

IMGP2914
01 STANDARD PRIME 0.8s F1.9 ISO100

#もとの状態

IMGP2909
01 STANDARD PRIME 1.3s F2.5 ISO100
#おっと、0.5sくらい動かないで残りで一気に動かしたら、やり過ぎた・・・ぶれまくりの汚い線が出た 

IMGP2911
01 STANDARD PRIME 0.8s F2.5 ISO200
#もとのと同じシャッタースピードは0.8sくらいで、0.3秒ほどで ほんのわずかだけ動かした


これなら少しだけ躍動感の雰囲気が出ましたね。
これくらい控えめなのがイルミネーションを壊さずに面白く撮れる感じがします。
このシャッターを押す時に、ボタンを押すタイミングでカメラが下方向にぶれちゃうのが、夜景のように長い時間のシャッタースピードのときには非常に目障りになります。

だから、そんなときは、十時キー右側にあるタイマーの設定を上手く使います。
連射の次に「セルフタイマー」っていうのがあると思いますが、普通は12秒になっているでしょう、でも、これを2秒にしておきます。
そうすれば、シャッターボタンを押してから2秒後に自動で記録しにいきますので、音がピっピっピっピって鳴っている間に心を落ち着かせ、姿勢を整え直立不動になっておきます。
これならぶれにくくなるでしょ?
さらにどこかにもたれかかれる場所かカメラの側面か底面を「くっつけ」られる場所を見つけられれば尚良いと思います。

さて、この感覚で遊べるのが解ってきたら、撮れる絵の「光の遊び」について、この動きをもっともっと派手にしたくなってきませんか?

では、とっておきの奴(ありきたりかもしれませんが)を明日にでも(笑)