こんにちわ

PENTAX Q7でいろいろ撮ってる時、悩むことが最近できました。それは、極彩とハードモノクロームのタイミングです。

先日は08 WIDE ZOOMでも極彩を試してきましたが、その絵を見て、やっぱり、と思い始めています。 それは何かというと‥

IMGP4330
06 TELEPHOTO ZOOM 1/320s F3.5 ISO100 極彩
#波の表現は極彩で壊れている

広角にすればするほど、極彩で絵が潰れませんか? って事です。


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02 STANDARD ZOOM 1/200s F5.0 ISO200
#極彩

広角にすればするほどセンサーに対して写したい像が詰め込まれるわけで、「理屈的なことだけ」で言えば1ドットで表現できる色の判定が厳しくなると思われます。
言いかえると、より明細な色の変化を1ドットで表現しなくてはなりません。

だから、その1ドットを予定の色より壊して持ち上げてしまうと隣同士のバランスが取りにくくなるというか、まあ、近似色を揃えて上げるんだから大体は平気なんだけど、色の変化が多い景色ほど隣同士の色の関係が壊れやすいので破綻しやすいのは当たり前というべきか。

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02 STANDARD ZOOM 1/200s F5.0 ISO200 ハードモノクローム

逆にモノクロームの場合、色を抑えて隣同士の色の差をわかりにくくしてくれるので色の起伏が激しい絵ほど効果的になるようです。
ただし、対象が物体の時と景色の時で見え方もかなり変わるので難しいです。モノクロームで撮る時には初めから色の濃淡が広くあるところと密集しているところのバランスがよろしくないと、上記の絵みたいに川沿いなのは分かるし岩があるのは分かるけど、後はなに撮ったのかよう分からん、って絵になりがちです。
まあ、印象的な絵としては、これはこれでも面白いとは思いますが。


B-IMGP2540
06 TELEPHOTO ZOOM 1/100s F2.8 ISO640 ハードモノクローム

逆に、色の濃淡の関係が、隣同士と関連している、つまりアンチエイリアスをかけて擬似色を生んでいる絵の場合、モノクロームにしないで若干色を残しておいた方が伝わりやすい絵であり続けるような気がします。

B−IMGP2541
06 TELEPHOTO ZOOM 1/100s F2.8 ISO640 オリジナルセピア

この写真のように、モノクロで撮ったときはそれなりで、これはこれで面白い感じるのですが、若干の色を残すと、木の樹皮が剥げかかっている所なんか判りやすかったり。

だから、monoを撮る時のグラデーションや色の切れ目を理解しつつ、「モノクロ」かセピア調か、はたまた極彩、と悩ましい。
なんとも難しいものです。

フルサイズな一眼とかで、Q7の1200万画素の4倍くらいあれば悩まなくて済むのかなぁ〜。
どちらにせよ、広角での対象が小さく写る時の極彩は上手く撮れないので勉強が必要ですわー。