こんにちわ。

またまたハードモノクロームのお話です。

色々と撮って行く過程で、例えば半分を一つのテーマで埋め尽くす『ハーフワールド』とか構図というものや被写体というものを考えて撮るということを何度か試してきたわけですが、こういうのはモノクロの写真ほど意識する必要がある、というのが判ってきました。

判りやすい例で言うと、下記の2つみたいな感じ。

IMGP7433
#テーマとなるオブジェを中心に色の明暗を半分に分ける
01 STANDARD PRIME 1/10s F1.9 ISO100 39 mm AWB ハードモノクローム

IMGP8726
#駅のホームの天井を全体の半分で埋める
02 STANDARD ZOOM 1/200s F4.0 ISO200 23 mm WB:CTE 青抽出


白と黒の世界だからこそ、ダイナミックさが必要となるんじゃないかと思います。
グラデーションの与え方、白い部分の広さと黒い部分で引き締める位置。

ビルを撮るときも、そんなことを意識していくと楽しい気がしています。

IMGP8750
#大阪の街・ビル
01 STANDARD PRIME 1/250s F3.2 ISO200 39 mm AWB ハードモノクローム

IMGP7576
#商店街を異空間にする天井のライトがSF風に感じられる
01 STANDARD PRIME 1/60s F1.9 ISO400 39 mm AWB ハードモノクローム

ふとしたものでも、ライトの明るさ=白い部分になるわけですから、それに奥行き感を与えてみたり、空部分を真っ白にしてビルの反射の奇麗さをグラデーションで表してみたりすると面白かったりするんですよね。

また、何気ない庭のような景色でも・・・

IMGP6676
#ボケを使って奥行き感をプラス
06 TELEPHOTO ZOOM 1/160s F2.8 ISO200 69 mm AWB ハードモノクローム


グラデーションをボケで生み出せば、奥行き感と光の柔らかさが出てきて楽しいです。

モノクロームで遊ぶのはスイッチ一つ0.2秒で出来ます。
だからこそ、浮いた時間で 光の配置具合、引き締める場所の位置、何を浮き彫りにしていきたいか?
と考える方にパワーを使って楽しんで行けるのがQ7のメリットを活かせる遊び方なんじゃないかなって思います。