こんにちわ

本日も瓦・・・についてです。

IMGP226801 STANDARD PRIME 1/800s F8.0 ISO3200 39 mm AWB 

瓦って言うのは、実は無機質なようで有機です。ん?

こけがついているか、人の作った温かみのあるやつと単純な量産か、文化財的な価値があればあるほど見え方も違って来ます。

IMGP2726魔改造D プラスアルファード 1/100s F9.0 ISO800 53 mm AWB

連なり方、飾り付け方、屋根自体の組み方、実に様々です。そしてまた木造の建築とよく色のバランスマッチしていて、見ているだけで侘び寂びが伝わって来てうっとりです。


IMGP347706 TELEPHOTO ZOOM 1/200s F2.8 ISO800 202 mm AWB

ただ、瓦って重いんですよね。

昔のような大黒柱があって、梁もたいそうなのを使って、支柱も太いのを使って、といった造りの家は、近年なかなか作ろうとと思っていても、建てるのは難しいですよね。 
多分使われ具合としては減る方に推移しているはずです。

IMGP882602 STANDARD ZOOM 1/100s F2.8 ISO160 69 mm WB:Shade X-Process

年季入った家でよく見かけるドアが開かない軋みの要因ってのほとんどは瓦の重みによるものといわれておりますよね。

先の大地震で崩れ落ちて修復する費用を感じてしまった処では、もう、従来までの重い尊厳のあるあのガンメタの大きいやつを載せる家は少なくなっているんじゃないでしょうか。

IMGP926608 WIDE ZOOM 1/320s F4.0 ISO100 23 mm AWB

ウチの屋根も禿げて割れるコロニアル系にはせずに瓦にしましたが、軽量な洋瓦にしましたし。

IMGP959902 STANDARD ZOOM 1/100s F2.8 ISO500 69 mm AWB 

瓦のいい処はモノクロームで撮っても極彩で撮っても、レトロに撮っても簡単に「さま」になる処ですかね?それでいて広角、遠近、デフォルメと簡単にバリエーションをつけられる被写体です。

IMGP973001 STANDARD PRIME 1/125s F2.8 ISO100 39 mm WB:Shade X-Process 

古い飾り部分が骨董とかで手に入ったら庭とかのオブジェとして配置もできます。こうなると間近でその造形の美しさが確認できます。

IMGP973901 STANDARD PRIME 1/60s F1.9 ISO125 39 mm AWB

IMGQ003108 WIDE ZOOM 1/40s F4.0 ISO640 27 mm AWB

また、庭を瓦で川のようにしたり、谷根千にあった壁をこんな風なイメージにするのも面白そう。

発想は無限大、撮り方も無限大。
こうでなければいけない、ということは全くないのだけど、並べて配置する時には瓦が持つカーブを活かして、その形状の不自由さを意識して組み立てる。

きちっと決まればずっと残していけるもの、まあ、適当に配置しても観るだけならソコソコ形になる。

これって、何だか写真の極意にも似ていませんか?
こじつけっぽいですけど(笑)