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abeshi's snapshot ●軽くて楽しいミニカメラ PENTAX Q7/Q-S1

PENTAX Q7 を中心としたカメラ関連の適当ブログです。特に記載がなければQ7で撮っています。
レポートは youtube 動画を併せて使い、雑感はここを中心にテキストをはきだします。

K-S1 関連は『こちら』より(別枠へ)
ibook: PENTAX Q セルフラーニングガイド「Q骨頂」で販売中
kindle: amazon Kindle版の方が好評です!
TV: http://m.youtube.com/user/AbeshiTV

カテゴリ: 使いこなし

こんにちわ。

昨日に引き続き、六義園にいった記録です。

IMGP6063
02 STANDARD ZOOM 1/100s F4.5 ISO1250 69 mm WB:日陰 クロスプロセス



六義園そのものは、徳川五代将軍・綱吉の側用人であった柳沢吉保が、自分のために作ったでっかい庭園らしいです。
その後、三菱財閥の創業者・岩崎弥太郎が購入し、奇麗にし今も長らえているとのことです。

IMGP6041
08 WIDE ZOOM 1/30s F3.7 ISO500 17 mm AWB

なんだか凄いですよね。
昔ながらの場所が今も残るって。

ここの特徴は、勝手ながら書いていくと、大きな池とそれに派生する小さな池がちょろっとある庭園で、池の周りを散策出来るような構成になっています。

IMGP6038
08 WIDE ZOOM 1/25s F4.0 ISO1600 27 mm AWB
#少々手ぶれですが案内図

途中途中に橋があり、その手前に休み処があったり、違う所には売店があったり、また違う所には丘陵があって花が崖を飾るように観られそうな所が有ったりします。冬ではなく、また初夏にでもきたら面白いかもしれません。

IMGP6106
02 STANDARD ZOOM 0.4s F4.0 ISO100 58 mm AWB ハードモノクローム


IMGP6143
08 WIDE ZOOM 1/8s F3.7 ISO500 18 mm WB:日陰 クロスプロセス

割と緩やかな道が続く感じで、なんというか、ちょっと良家の別荘みたいな感じです。

IMGP6172
08 WIDE ZOOM 1/6s F3.7 ISO500 19 mm WB:日陰 クロスプロセス


だから、ちょっと写真映えはしないかなぁ?

池に映り込むものが素敵なので、それを抜いた絵を撮ってもありきたいな庭園になってて、京都に行ったときや兼六園とかのような苔とかが素敵、っていうところが少ないです。

そう、苔が足りない(笑)

IMGP6126
03 FISH-EYE 1/40s F5.6 ISO500 17 mm WB:日陰

だから、冬はちょっと時期早々だったなぁーと思ってしまったり。

こういうときは、モノクロームで撮ると結構良い感じになるから、モノクロとかクロスプロセスって結構ごまかしに使えちゃうんだなぁ、と逆に釘を刺された感じで考えさせられました。

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こんにちわ。

スッカリ雪が降る時期に突入していますよね。
この間は近くで雪も降ってましたよ。

IMGP6784
06 TELEPHOTO ZOOM 1/125s F2.8 ISO250 114 mm AWB


さて、ちょっと前に雪吊り姿の素敵な六義園に行ってきましたのでその話でも。

と言っても、雪は埼玉の方だけで、東京の駒込にある六義園はまだ雪が降る前ですし、今日現在、都内での雪はまだまだのようです。

IMGP6040
08 WIDE ZOOM 1/30s F3.7 ISO800 17 mm AWB

都内にひっそりと、厳かに存在している庭園です。

入園料かかりますから、気軽に、っていうよりはイクゾ!って決めていく場所になります。

駒込駅からすぐ近くにあるのですが、正門のところまで結構歩かないと辿り着けないのが面倒な所です。

IMGP6073
06 TELEPHOTO ZOOM 1/100s F2.8 ISO320 69 mm WB:日陰 クロスプロセス


あ、そうそう、陸屋根をロクヤネと読みますし、六義園をリクギエンと読むこの日本語のいい加減さというか、情緒豊かな表現とでもいいますか、不思議なところですよね。

ということで、!?、不思議な雰囲気をスナップしてきました(笑)

冬の庭園は木々の瑞々しさも紅葉のしっとり感もないので写真映えしないと思いがちなんですが、どっこい、澄み切った青空を写す黒い水面という素敵な武器を隠し持っています。

と、いうことで、冬に庭園きたら、池の反射を利用した絵を撮らないてはありません。

IMGP6087
08 WIDE ZOOM 1/40s F3.7 ISO320 22 mm WB:日陰 クロスプロセス

続けて、水面に写るものを。

IMGP6098
06 TELEPHOTO ZOOM 1/160s F2.8 ISO1600 203 mm AWB


この映り込み感が溜まりませんよね。

水面に映るもの、という形で撮り始めると色んなものが奇麗に見えてくるから不思議です。


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こんにちわ。

「半分で絵を描く」の続きをしたいと思います。
半分を何かしらのもので埋めてしまうという贅沢な構図の取り方を勝ってながらハーフワールドと名付けました。 これの利点はもう半分との相関関係を見せつつ、でもメインはがっつり系で表現してるところです。
IMGP6146 08 WIDE ZOOM 1/6s F4.0 ISO500 27 mm AWB

まずは、基本構図からです。ポイントは、中央に「ライン」を持ってくるところから始めます。
しっかし、基本と言いながら90度回転したままで鑑賞、という見方もできそうというところに技あり。この絵の場合、直立した塀に立っている草木のようにもみえますよね。

物体の場合、どっちから見ても絵になりそうなモノが対象として面白いかもしれません。ようは撮る側の自由な発想力を養う構図であるとも言えます。

次に上下にモノを分けて撮る奴。

IMGP6314 02 STANDARD ZOOM 1/400s F4.0 ISO100 23 mm AWB

やることは同じです。真ん中にラインを持ってきますが、時々少し上よりか下よりにずらし、片側にだけナナメになる線を入れたりしてみるのもありかと思います。

こいつの場合、空に走る電線がマンガ風になりましたね。完全な半分からズラすと、明るいもしくは広い方が主役に見られやすいのでズラす時には少し考えないとダメかもしれません。

IMGP5547 08 WIDE ZOOM 1/40s F4.0 ISO640 25 mm WB:Shade クロスプロセス

そして、今度は半分というのを「面積の」「半分」としてみます。イメージを外と中で分けて表現してみます。
こいつみたいにかなり暗くしてしまうとセンサーの範囲的にもったいないなぁ、と思われがちですが、うっすら周りも見えるようにしておければベスト。絵を通して同じ視界を体験できるっていうのは楽しいと思いませんか?


IMGP5734 08 WIDE ZOOM 0.6s F4.0 ISO800 27 mm AWB ハードモノクローム

最後にその応用、波紋のように色を展開。うまくやればただの木の看板も素敵に見えるかもしれません。 ハーフワールドは奥が深くて面白いですよ!
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こんにちわ。

自分なりにどういう絵が好きか、っていうものを突き詰めてみているのですが、ナカナカ難しいですよね、こういうのって。

青抽出、っていうスタイルはある程度出来てきたし、クロスプロセス(色のブレイク&シェーディング)ていうスタイルも落ち着いてきました。
でも、それは「色」にコダワった撮り方で、「構図」ではなかったと思います。

私の場合、どちらかというと日の丸的な真ん中大好き構図か、斜め線(対角線に沿った)構図が多いのは否めないのですが、もう一工夫欲しい感じがずっとしていました。

で、今年は奥行き感というか3次元を意識して撮る、と決めているんですけど、それに加え、もう一つ意識していきたいなってものが判りました。

それは、「半分で絵を描く」って感じです。

具体的にどういうものかというと、例えば、とてもシンプルな奴は下記みたいなもの。

IMGP5999 08 WIDE ZOOM 1/50s F3.7 ISO100 17 mm WB:Shade

 
敢えて90度回転しないでおきます。
右半分に建物、左半分に青空になっています。

さて、実際の絵で続けてみます。

IMGP5558 08 WIDE ZOOM 1/125s F4.5 ISO200 22 mm AWB

これも同じ右半分に建物、左に逆光付きの空と街の景観です。

IMGP5394 02 STANDARD ZOOM 1/100s F3.2 ISO200 25 mm WB:Shade

さらに、それを発展したものがコレで、右半分に立体的な屋根瓦を配置しています。
手前の迫力と奥にあるものを出しているイメージです。

IMGP5585 08 WIDE ZOOM 1/6s F3.7 ISO800 18 mm WB:Shade

最後に、その応用、今度は左半分にテーマとするものを大きく配置。

自分の記憶に残るものを大きくして残すことで、あぁ、これを観て気に入ったんだな、ということを絵にしてみる感じです。

もちろん、こういうのバッカリになってしまうと面白みが欠けるので色々撮るとは思うのですが、こういうのを混ぜて撮っていけば色々な絵が有って変化に富むのかな?って思ってみました。

 
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こんにちわ

写真を撮るとき、意図している場合でも意図しない場合でも、一部が潰れて撮れる時ってありますよね。
そんなとき、あれ、これ何だっけかな?って思ったりしますよね。

でも、まぁ、自分で撮ったものだから思い出せるのは当然です。
そして、そういう効果を巧く使って一部黒くしてしまえーっていう撮り方があると思います。
そう、シルエットってやつです。

これ、一番分かりやすい絵作りとしては、「物体シルエット」ですよね。
例えば手前にある物体を真っ暗にして撮る。 IMGP4366 RICOH XR RIKENON ZOOM 1:4 70-150mm MACRO w/ KQ Adapter 1/5000s F8 ISO100 354 mm AWB
#手前にあるテトラポッドと空を飛んでいる鳥達

物体を手前に配置することで、割と簡単に絵作りできます。

さて、これからシルエットに意味を込めていきたいと思います。
絵を見て、これはなんだろう?と自問するためのスナップのお話です。

IMGP2367 魔改造レンズD プラスアルファード 1/13s F8.0 ISO4000 94 mm AWB
#物体シルエットの分かりやすい一例:自分の影

今回のお話は、『景観シルエット』の方をしたいと思います。 

景観シルエットは、見た目ではすぐに何処なのか、何なのか、っていうのは分かるものの、絵の中にメッセージを埋め込んでおいて後から「これは何を観て撮ろうと思ったのだろう」と自問する材料としてとても役に立ちます。

IMGP5993 08 WIDE ZOOM 1/40s F4.0 ISO1250 23 mm AWB
#白く飛ぶことを逆に利用した大学タテモノクローム

この絵では、「映り込む」ということと白く飛ぶ、ということの2つに対して、もっと勉強すべきだという意味合いが込められています。

スナップショット主体の写真、流し撮る被写体や景観が多い私ですが、それなりにハっと気がついた時にそれを何かしらの形で忘れないように収めるようにしていきたいと思っていたりします。

でも、数多くの写真の中で、普通に撮ってしまうと忘れちゃって「ただの風景写真」で終わっちゃうものも多かったり。

だから、「景観シルエット」などのような形でそれを思い出せるように残そうとしていたりします。

IMGP5969 08 WIDE ZOOM 1/100s F4.5 ISO100 27 mm AWB
#芽吹き始め


アートとしても遊べるのって、カメラの良い所ですよね。
自分で描いたりするのも楽しいと思うんですけど、一瞬で「絵」を生み出す。瞬間に気がついたことをメッセージとして込める。
これはカメラにしかできないことなんじゃないかと思います。

いつでも持ち歩いていると、いつでも持ち歩けていると、こんな問いかけを自分にすることができるので、自己満足な感じではありますが、やっぱり楽しいですよ。

IMGP6231 08 WIDE ZOOM 1/40s F4.0 ISO400 27 mm AWB 極彩
#光と影、夕日と水面。物事はいつも表裏一体

私にとって、軽くて撮りやすいアイテムが一番にあるということを改めて認識させられます。
そして、「映り込む」という点と「影と陰」の使い方については、まだまだ勉強しなくてはなーって感じがしています。
難しいですよねぇこういうの。

でも、一つはっきりしたのは、08番、シルエットが作りやすいですよね。
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こんにちわ。

08番をいつも持ち歩いているのですが、このレンズを保護する目的も含め、PLフィルターを導入してみました。

CZIMGP5957


ちょっと高めでしたよ。 でもって、このフィルターを付けたときの効果は下記の違いがあるようです。
  • 「色彩コントラスト」効果
  • 「反射除去」効果

  • プロテクタを付けているときと同じように、ジッパーでレンズを傷つけたり指で触って指紋をつけたりといった心配が軽減されるというのもあります。
    皮脂が着いたら構わずサっと拭きにいけるのは便利ですしね。

    まぁ、その分レンズは若干暗めになるのですが、この製品はその現象を極力抑えました、っていう奴らしいのです(→ kenko ZETA-EX サーキュラーPLフィルタ)。
    暑さは厚さ約6mm、結構軽いです。

    さて、その効果というと、こんな感じです。

    CHECK2
    08 WIDE ZOOM 1/50s F3.7 ISO200 18 mm AWB
    #左が装着時、右が無し

    装着時の空の方が奇麗です。

    CHECK1

    08 WIDE ZOOM 1/100s F4.5 ISO200 17 mm AWB
    #左が装着時、右が無し

    逆光のショットで、より光芒が奇麗な線になっています。

    カラーイメージ的には、なんとなく中央のレベルが良い位置に来るような色偏重にしてくれるような気がしています。

    ということで、まぁ気持ちの問題だと思うのですけど、若干気持ちがよい感じがするので、しばらくはコレで行きたいと思っております。
     
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    こんにちわ

    今日は簡単でかつ効果的な撮影なんじゃないかと思いついた絵の話を。
    たまに光遊びでやっている躍動感の延長です。

    まず、普通に撮影。ポイントは絵の半分くらいを占めるような、それでいて遠近感を感じる物体を構図に取り入れます。奥に向かって線が引いてあるとわかりやすいですよね。

    IMGP6030 08 WIDE ZOOM 1/30s F3.7 ISO1000 18 mm

    次に、この絵に何かしらの非現実な効果を与えます。
    簡単なのはクロスプロセスですかね。

    IMGP6031 08 WIDE ZOOM 1/30s F3.7 ISO640 17 mm クロスプロセス

    これはこれでイイ感じになったと思うのですが、毎回コレのような気がしてくるので、違う手を考えます。
    そこで、最もシンプルな動き、TAvモードで少しシャッタースピードを長くし、シャッターボタンを押しながら歩き出してみました(笑)

    IMGP6036 08 WIDE ZOOM 0.3s F5.0 ISO200 17 mm

    すると、こんな感じの走っている最中のような絵になります。

    えー、この程度、と思うでしょうが、重要なのは止まっているものに対して自分が動くというアクションも、流し撮りの反対であり立派な技法なんじゃないかと思うわけで、ヤラセとかいうこと抜きに面白い絵になればこれはこれで有りなんじゃないかと。

    これ、更に魚眼で試してみたり、トイカメラ効果を与えたりしたら幅が広がるんじゃないかと思います。

    簡単で誰にでも出来る技ってのが、お気に入り。

    もう少し高度な技法とするならば動いていない時の右半分の絵と重ねられれば楽しいと思います。色を変えながら。
    でもそういう遊びをし始めたら時間が幾らあっても足りないだろうし、素で撮ることを今は意識してるので、この辺でやめときます(笑)
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    こんにちわ Q7を手に入れてから、とても楽しくなったカメラの使い方の一つに、簡単な操作で雰囲気のあるモノクロが手に入るっていう技があります。

    ハードモノクローム、こいつは何というかオールマイティで安定する楽しさを提供してくれます。
    で、今回、その撮り方のジャンルとして、私なりに建物をモノクロームで撮るからタテモノクローム、と名付けました。 あ、なんて安易な付け方(笑)と殴らないで(笑)

    IMGP4896
    08 WIDE ZOOM 0.3s F3.7 ISO400 17 mm ハードモノクローム
    #厩舎といいたいところだけど競馬ではないので馬小屋

    モノクロームは、ポートレイトを撮って生活感を切り取るのも楽しいのですが、ポートレイトは blogにアップしにくいということもあるので、掲示しにくいのですよ。

    IMGP4347 03 FISH-EYE 1/30s F5.6 ISO500 17 mm ハードモノクローム
    #寿司屋のカウンター

    本来、建物にも肖像権がありますから、厳密に言うと勝手に載せるのはアウトなんでしょうけど、まぁ、そこは宣伝にもなる公共のものなので細けえことは言いなさんなって奴ですよ。

    IMGP5922 06 TELEPHOTO ZOOM 1/5s F2.8 ISO1600 78 mm ハードモノクローム
    #JR川口駅近くの施設

    建物、というか、私なりのタグ的には構造物と言いますか、これをモノクロームで撮ると、一瞬なんだろう?と思うARTな側面と、あぁ、あれね、とかあそこね、みたいな感覚の両面のフワっとする見え方が混ざるのです。

    IMGP5908 06 TELEPHOTO ZOOM 0.4s F2.8 ISO1600 69 mm ハードモノクローム
    #JR川口駅デッキ上にあるモニュメント

    だから、撮る時はほぼ無心で撮って、後で撮ってその感覚を味わえるような練習をしています。
    そして、一応撮る前に意識してるのは下記。
    • 水平垂直、格子状の美はそれを大切にしたい
    • 日常あるような直線を非現実に見せる
    • 大きめのものを遠近でデフォルメする
    • カーブを自然な動線として構図する
    • 自分目線で動きをプラスする

    えっと、カメラを手にしていない時にモノクロで撮る時に何かしら上記みたいなことを考えおき、でも、撮る時は無心で手を動かす。

    コレの心がけをして練習しています。

    それでいて何でもないような普段の街の景観が踊りだしてくれたら、これこそ自己満足の世界極まるってな感じですよね、ははは。
     
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    こんにちわ

    今日はPENTAX Q7とほぼ同じ時期に購入した、Eye-Fi の話しです。
    普通なら褒め言葉とかメリットを先に出すところですが、そのメリットは、購入してすぐの頃にチラッと書いた気がするので、もう思いの丈ぶちまけます。酷いですわ、この製品。

    そもそもEye-Fi ProのGPS埋め込みがたんなるタグだけで、Exifに緯度経度情報が残るわけではなかったゆえアプリから認識できないダメ機能だった、っていうココまでは、まぁ、私の調査不足だったというか、人柱だったというか、まあ、先物に飛びついた自分が悪いので諦めです。

    Eye-Fi 16GB PRO

    しかし、買ってから、4ヶ月目ぐらいで割れはじめ、その後接着材とか使ってなんとかしのいでみましたが、今月はもう目も当てられない。抜き差しするプラグ部分の枝状のプラスティック部分が壊れ取れました。

    確かに無線でやり取りする性格を持った製品ですから耐久性については脆くても、と踏んでコストや品質テストは安価に済ませたのでしょう。しかし半年持たないなんてさすがのクオリティに呆れてものが言えません。


    しかしながらEye-Fiを使う側が必ずしも無線でやり取りするだけとは限らないです。
    撮影中にSDカードそのものが一杯になって取り替えることもあるし、通信制限のある日本ではなんでもアップして済ましてたらオーバーの警告きてしまいます。

    接着した側とは違う側が割れ、既にロックスイッチはどこかへ消えしまった模様。今では読み取り専用になってます。

    コレ、テープとかで無理矢理ロック騙しをやっても異常エラーでカメラで使えなくなりました。

    かろうじてPC側でデータが読めたから良かったものの、これ、撮って転送する前に読み取れなくなっていたら発狂ものでした。

    SNSやFlickerにアップしたいものはその場で転送しますが、大量に撮ったときは抜き差ししてPCに転送が一番早いわけで、誰もが通りそうなことです・・・。
    今から買おうか検討している人はやめた方が良いです。
    もし今持っている人は出来るだけ抜き差ししないようにすべきです。


    12月にPENTAX FLUCARDが出たら買い換えようと思っていたのですが、なんと2月まで延期されてしまっていますので、普通のSDカードでしのごうと考えました。


    まず、Transcend のWi-Fi Cardと、PQI のWi-Fiカードを試しました。当然のことながら、Q7で選択転送のコントロールは出来ません。これが出来るのは Eye-Fiだけでした。


    残念です。こいつらを入れるとただただ電池の消耗が激しいだけ。

    PENTAX版のFLU CARDまで待ち・・・。というわけにもいかないので、コレを購入しました。
    Lexer
    Lexer Professional SDXC 400x Speed LSD64GCTBJP400 [64GB]

    これ、64GBで9000円、まあ、もう少し早いのとかあるのは知っているんですが取り急ぎ欲しかったので。

    で、今までのが遅かったからでしょうか、わりと早く感じます。Eye-Fi X2Proの体感2倍くらい。
    どういう時に感じるかというと、再生モードでダイヤル回した時に沢山写真の一覧が出てくるあの時です。

    また、RAW+をグリーンボタンで保存かけた時も効果があると思うのですが、前のカードがすでに使えないので比較できないのです。Lexer400は5秒で保存が終わります。
    連写した時にいらない奴を消したりしますので細かいところで反応が良くなるのは嬉しいです。
    これに慣れちゃったら、iPhoneに飛ばすのは違う箱を検討しなくては・・・。何せMacBookにコピるのも早いんですわ。
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    おはようございます。

    本日は久しぶりに朝にblogを書いています。

    休日ですもんね。
    また、こんな寒い日?に、そしていつも私の戯れ言ページに足を運んでくださりありがとうございます。

    一応、PENTAX Q7を発売日の7/8(なんで7/9のQ7じゃなかったんだろう)に購入した後、ちょっと間をあけましたが 7/20 より(今のところですが)休み無しで書き込めております。本当にありがとうございます。自分的にiPhoneに転送することで補っている足りない機能 「GPS の埋め込み」が出来る・・・外観だけでなく愛でてるQ7に比べて本当に・・・欲しいと思うような新型機を手に入れる間はQ7を撮り続けたいなって思っていますし、少なくてもQ7が現行機である限りは毎日写真を何かしら載せていきたいなぁと思っておりますので、今後ともよろしくお願いします。


    さて、最近難しいなぁ、と思っていることをちょっと。

    街のイルミを撮るって、非常に難しくないですか。
     
    本当は手前にフォーカスがあってそれで後ろに奇麗な玉ボケの絵を撮りたいのですが、01番で撮ろうとするからでしょうか。なかなか巧く撮れません。

     5_IMGP2895 01 STANDARD PRIME 1/8s F1.9 ISO1250 39 mm

    そもそも、イルミを撮る際に後ろに映り込む余計なものを取り除く段階で大変ですよね。
    1_IMGP4570 01 STANDARD PRIME 1/25s F1.9 ISO1250 39 mm

    基本はISOを落としていくかシャッタースピードを変え、光をコントロールして背景の光が届かないように工夫していけばいいと判っているものの・・・

    2_IMGP4576 01 STANDARD PRIME 1/60s F1.9 ISO500 39 mm 極彩
    極彩なら割とイケますが、色が強すぎちゃって一番大切な星マークの雰囲気が弱まってしまっています。

    3_IMGP4573 01 STANDARD PRIME 1/60s F1.9 ISO400 39 mm 青抽出
    青で抜くのはケースbyケースです。なんでも青で抜いていては今ひとつのことも多いです。
    ビルとかの像が映り込みやすいしかっこ良くするためには特徴的か派手な光が必要です。

    4_IMGP4574 01 STANDARD PRIME 1/60s F1.9 ISO400 39 mm ハードモノクローム
    モノクロで抜けば余計なものを排除しやすいのですが、よほど特徴的な形を持っていなければ「イルミ」の良さが出てこない気がします。

    7_IMGP3654 08 WIDE ZOOM 13s F3.7 ISO200 19 mm
    夜景はイルミと違って割と楽チンです。落ち着いて撮れる場所、ミニ三脚でも良いので自立する場所があればいいだけです。
    もっともプロとかは違うんでしょうけどね、制約のある中で結果を出さなければならない世界ですし。
    でも趣味では好きなことを好きなようにできる、だから楽しい。

    IMGP3648 08 WIDE ZOOM 1/5s F3.7 ISO1250 17 mm 青抽出
    ビルの夜景も橋の絵も、割と好きな夜景撮影ポイント、東京・中央区の晴海付近の『勝どき橋』。ちなみにココのライティングは、もう少し緑っぽい色が本物です(笑)

    そういえば、夜景と言えばピンクの奇麗な川も撮ったので、それは明日にでも。
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    こんにちわ

    もうすっかり寒くなってきました。
    あたりの葉っぱも色が変わってしまっています。

    ところで、最近Q7を持ち歩くようになって今更ながら気がついたことがあります。

    それは、色々な木によって、色の変わり方が違うってことです。

    例えば、うっすら黄色くなっていくものもあれば・・・

    1-IMGP4924
    08 WIDE ZOOM 1/20s F4.0 ISO400 27 mm 


    一部の葉っぱが丸々紅くなってしまうもの。
    3-IMGP4569
    08 WIDE ZOOM 1/40s F4.0 ISO500 26 mm

    一部の枝に属しているものだけが先に色づくもの。


    08 WIDE ZOOM 1/40s F4.0 ISO640 27 mm 極彩

    それから、均等に葉っぱの先っちょから色が変わっていくもの・・・。


    08 WIDE ZOOM 1/40s F4.0 ISO1000 27 mm 極彩

    枝の先の葉っぱから色が変わっていくもの・・・

    08 WIDE ZOOM 1/8s F4.0 ISO100 23 mm

    おそらく長く日差しを受け付けていた部分から色が変わっていくもの・・・

    08 WIDE ZOOM 1/30s F3.7 ISO100 17 mm 極彩

    ものすごくマチマチです。なんだか不思議です。

    そうそう、紅葉については、もう一つ気がついたことがあります。
     
    それは「RGBもしくはCMYでもいいのですが、’青’の成分から抜けていくこと」です。
    青が先に弱くなりRGもしくはMYでオレンジぽい黄色になり、そして次に黄色の成分が消えRかMが残るから赤くなる(赤が残る)。

    そして、その赤も抜けると黒く(枯れた色に)になる。

    不思議なメカニズムですよね、自然の力って・・・。
     
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    こんにちわ。

    今日は青抽出で撮る話を久しぶりに。

    Q7の便利な面白い機能に、色抽出っていうのがあります。
    デフォルトでは「赤」になっています。

    個人的には歳を取ると「青」に対する色の変化が見分けにくくなる、という本当のような嘘のような話を小さい時に聴かされ、それを真に受けてる自分ですので、青には普段から接していなくては、という思いもあってか「青抽出」というコダワリを続けていたりします。

    IMGP4290
    08 WIDE ZOOM 1/15s F3.7 ISO1250
    #銚子の公園、地球の・・・にあった千葉覗き穴

    青で抜けるもの・・・空/海/青色LED・・・個人的に好きなものばかりです。また、青以外のものをモノクロームとして撮りにいけるため、只の黒ではない「艶」のあるモノクロームを演出したりします。


    IMGP5039
    08 WIDE ZOOM 1.3s F4.0 ISO400
    #夜の東武野田線
    白い部分があったり、大きな余白が「青」の対象物だったりすると気持ちがよい絵になってきて自己満足の世界が広がります(笑)

    最近は、夜に青抽出っていうのがテーマになってきています。光の量が多ければ多いほど、といった原理を逆手に取ると「夜」であってもシャッタースピードを長くし若干ISOを上げておけば「暗くて黒に見えていた青」も見えてくるようになります。

    IMGP5043
    08 WIDE ZOOM 30s F4.0 ISO400
    #手持ちで長時間露光

    これが楽しかったり。
    もちろん、3脚必須だと思います。手持ちで30秒なんて、この写真のようにブレないほうがおかしい。でも5秒ぐらいなら耐えられそうかな?

    IMGP5025
    08 WIDE ZOOM 1/100s F5.0 ISO100 #昼間撮影のオブジェ

    本当は、このようにISO100にして明るい日中に空を見上げるようにして撮る方が奇麗なノリになってくれます。でも、まぁ、写真なんて自分で色々やってみて気に入ったのだけ残していけばいいだけなので、TRYあるのみですよね。

    宝くじじゃないけど、買わなきゃ当たらない。写真も同じで撮らなきゃ良い絵に巡り会えないですしね。

    年末ジャンボ買いましたか?(笑)20日までだそうですよ・・・。
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    こんにちわ。
    めっきり寒くなってきましたよね。

    クロスプロセスシリーズの最終章?今回はどことなくノスタルジー漂う雰囲気のある方向をとことん詰めるとどうなるっていう方向性です。

    固い・柔らかいというのがありますが、これはどちらにも属してきます。
    でも、まぁ、どちらかというと固めの方が雰囲気はでます。

    IMGP2424
    01 STANDARD PRIME 1/60s F1.9 ISO2000

    日本人なら「あぁ、あれ、懐かしいよね」って思わせる対象を、どちらかというと暖色が残るシーンとして撮影していくとうまくマッチしてくれます。

    この時期ともなると、もう後数週間しないでお正月もきますよね。
    カルタ、独楽、凧など忘れているような日本の正月らしい遊びも久しぶりにチャレンジしてみたいかも。

    こんな室内ものを撮影する時に大活躍するのは、やっぱり 01 STANDARD PRIME です。
    思い切って暗めの部屋でISO感度を少し高めにして陰影を残すように撮るとノスタルちっくな絵が幾つか撮れました。

    IMGP2431
    01 STANDARD PRIME 1/100s F1.9 ISO100

    室内だけじゃないです。ちょっと TAvモードになるようにしてシャッタースピードを上げて若干暗めになるように撮れば、花草木でもどことなく雰囲気を出すことが可能です。


    IMGP2436
    01 STANDARD PRIME 1/13s F1.9 ISO4000

    お外でこんな効果を出す場合、画面に多くの「暗い部分」を残すように絵を捕らえられると良い気がしました。

    IMGP2426
    01 STANDARD PRIME 1/8s F1.9 ISO4000

    この水車のように暗さが足りないと深みが出にくいです。

    また、ISO感度を高くすればノイズが出ます。だから出来るだけ無い方が良く低めの値に心がけていると思うのですが、逆にここは「粗い」感じの絵が似合っているような気がします。
    だから敢えて高い値をセットし、ノイズを逆手にとっていくイメージにチャレンジしてみました。

    色効果はクロスプロセス+シェーディング(詳細で暗い方をセット)。
    これの組み合わせは結構使い勝手が良く、かつクロスプロセスのお気に入りに入れておくと、かなりのシーンで万能に効いてきます。

    01 STANDARD PRIME はスナップしても良し、夜景も良し、デジタルフィルターとの相性も抜群、とても楽しいレンズです。
    唯一の難点は、F1.9という開放でもボケが出にくいことです。
    でも、そこはPENTAX Qならではのボケコントロール(BC)を上手く使っていけば楽しいんじゃないかと思います。

    残念ながら、私はBCをまだまだ使いこなせてなくて違うレンズに逃げちゃってますが・・・。
    まぁ、そのうち、なんとかなるかなあ。
     
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    こんにちわ。 もう、木の葉が色づくを通り越して散り始めている時期になってきましたが、最近のお気に入りなのは前から言ってるクロスプロセスです。

    何気ない景色も撮るたびに変わっていきます。 まあ、結局出来上がるのは何処か懐かしい感じのする絵だけですので飽きてしまいがちなのですが、それでもスナップとしては大活躍になります。



    02 STANDARD ZOOM 1/40s F4 ISO100
    #こんな雰囲気の場所で撮影

    このクロスプロセスは、まだまだ良く解らない謎仕様が眠っていると感じています。
    特にお気に入りの登録とクイックダイヤルの仕様が謎です。

    USER1としてクイックダイヤルの1つ目にクロスプロセスを登録する際、シャッフルした奴を登録したとします。 当然クイックダイヤルの1つ目に切り替えると撮る度にランダムな効果が選ばれて便利なのですが、これ、クロスプロセスのお気に入りの1〜3の一つを違うのに変えても反映されていないような。
    なんとも謎な仕様です。もしかして登録時のセットを覚えてるんだろうか? だとしたら再登録していかないとダメなのかな?

    この辺は、もっと追求してまた書きたいと思います。

    IMGP2820
    Carl Zeiss Jena Flektogon 35mm 1/800s F11 ISO250 クロスプロセス

    IMGP2818
    Carl Zeiss Jena Flektogon 35mm 1/800s F11 ISO320 クロスプロセス

    IMGP2819
    Carl Zeiss Jena Flektogon 35mm 1/800s F11 ISO32 クロスプロセス

    今回はこの3つの絵が出ました。違う形でのシャーディング効果もうまく混ぜていけたらいいのになあ(笑)って思っています。 


    さて、ここまで出した写真、個人的には「柔らかいクロスプロセス」の結果と呼んでいます。
    対して、固いクロスプロセスっていうのは、以下のような奴。

    IMGP4534
     08 WIDE ZOOM 1/60s F7.1 ISO100

     IMGP4211
    08 WIDE ZOOM 1/250s F4.5 ISO100

    色がかなり強く出て、かつ、元の絵も明暗がはっきりしているときのクロスプロセスは脳裏の更に奥に突き刺さる感じがします。

    ゆっくり記憶を思い出させるのが「柔らかい」方で一瞬で思い出させるのが「固い」とでも表現したら解ってもらえるでしょうか。
    ま、個人的なイメージにすぎないんですけど、クロスプロセスでもテーマを決めて撮れるように、というか撮った時に柔らかい方が良いか固い方が良いかを考えて取捨選択していけると自分流のスタイルができそうで楽しいですよね。
     
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    こんにちわ
    今日は昨日の続きから、です。

    というか、昨日、オチの話と写真を載せずに終わらしてしまったので、まずは、これ。
    53
    smc PENTAX-M 50mm 1:1.4 with KQ Adapter 1/250s F22 ISO320 青抽出

    このように同じ岩でもグラデーションも見えつつ、ある程度の濃淡があり、明暗のメリハリには若干色を残した方がバランス的にイイですよねえ?ってことを書きたかったのでした。

    さて、今日は同じモノでも、もう一つ、単体の集合の難しさです。

    CIMGP2579
    06 TELEPHOTO ZOOM 1/200s F2.8 ISO1000 オリジナルセピア


    06 TELEPHOTO ZOOM 1/320s F2.8 ISO100 AWB

    個の集合を撮る際、悩んでいるのは、やっぱり極彩をあてて色を強調すべきか、それとも色で抜くか、です。
    最近はセピアにして、うっすら残す、っていうのにもチャレンジしています。

    CIMGP2860
    02 STANDARD ZOOM 1/80s F3.5 ISO100 オリジナルセピア

    単体の集合の難しさは同じ大きさのものを散らばっているように配置してしまうと、メッセージが希薄になってしまうことです。

    いっけん、ただ単に撮っただけのようなモノに意味を込められるか?という難題があります。
    秋らしさ、とか、先に葉っぱだけ落ちる柿を見せられるか?とか、木の陰を乗せることで昼下がりをイメージさせられるか?
    とか、この季節にも咲く雑草みたいなもの、とかを切りとって、その時の情景や思い出を思い浮かべたい、とか、いろいろあると思います。

    新しい広角レンズを使えば奥行き感を演出しえるので、ただの湾岸の写真といった下記の写真でも面白く見せられるかもしれません。

    せっかく08 WIDE ZOOMも手に入れたことだし、同じ個の集合でもイロイロやってみたいなー。

    画像1
    08 WIDE ZOOM 1/200s F4.5 ISO100
    #ココから先は海。でもまだ見ぬ海 
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    こんにちわ

    PENTAX Q7でいろいろ撮ってる時、悩むことが最近できました。それは、極彩とハードモノクロームのタイミングです。

    先日は08 WIDE ZOOMでも極彩を試してきましたが、その絵を見て、やっぱり、と思い始めています。 それは何かというと‥

    IMGP4330
    06 TELEPHOTO ZOOM 1/320s F3.5 ISO100 極彩
    #波の表現は極彩で壊れている

    広角にすればするほど、極彩で絵が潰れませんか? って事です。


    24
    02 STANDARD ZOOM 1/200s F5.0 ISO200
    #極彩

    広角にすればするほどセンサーに対して写したい像が詰め込まれるわけで、「理屈的なことだけ」で言えば1ドットで表現できる色の判定が厳しくなると思われます。
    言いかえると、より明細な色の変化を1ドットで表現しなくてはなりません。

    だから、その1ドットを予定の色より壊して持ち上げてしまうと隣同士のバランスが取りにくくなるというか、まあ、近似色を揃えて上げるんだから大体は平気なんだけど、色の変化が多い景色ほど隣同士の色の関係が壊れやすいので破綻しやすいのは当たり前というべきか。

    28

    02 STANDARD ZOOM 1/200s F5.0 ISO200 ハードモノクローム

    逆にモノクロームの場合、色を抑えて隣同士の色の差をわかりにくくしてくれるので色の起伏が激しい絵ほど効果的になるようです。
    ただし、対象が物体の時と景色の時で見え方もかなり変わるので難しいです。モノクロームで撮る時には初めから色の濃淡が広くあるところと密集しているところのバランスがよろしくないと、上記の絵みたいに川沿いなのは分かるし岩があるのは分かるけど、後はなに撮ったのかよう分からん、って絵になりがちです。
    まあ、印象的な絵としては、これはこれでも面白いとは思いますが。


    B-IMGP2540
    06 TELEPHOTO ZOOM 1/100s F2.8 ISO640 ハードモノクローム

    逆に、色の濃淡の関係が、隣同士と関連している、つまりアンチエイリアスをかけて擬似色を生んでいる絵の場合、モノクロームにしないで若干色を残しておいた方が伝わりやすい絵であり続けるような気がします。

    B−IMGP2541
    06 TELEPHOTO ZOOM 1/100s F2.8 ISO640 オリジナルセピア

    この写真のように、モノクロで撮ったときはそれなりで、これはこれで面白い感じるのですが、若干の色を残すと、木の樹皮が剥げかかっている所なんか判りやすかったり。

    だから、monoを撮る時のグラデーションや色の切れ目を理解しつつ、「モノクロ」かセピア調か、はたまた極彩、と悩ましい。
    なんとも難しいものです。

    フルサイズな一眼とかで、Q7の1200万画素の4倍くらいあれば悩まなくて済むのかなぁ〜。
    どちらにせよ、広角での対象が小さく写る時の極彩は上手く撮れないので勉強が必要ですわー。
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    こんにちわ。

    今日は一日中08番と嫁さんと一緒にお出かけに行ってきました。
    そんな中、ちょっと気になる点を見つけましたのでご報告です。

    私は良く中央でのフォーカス、分割測光または中央測光でのモード「P」で撮ることが多いのですが08番はこのモードが得意ではないようです。

    IMGP4407
    08 WIDE ZOOM 1/250s F4 ISO100 [M:TAv] スポット測光

    どうやら、スポットやセレクトでのピント合わせと測光などで撮ろうとすると全体的にアンダーな写真が多い気がします。
    こういうものなのかな?と思って02番とかに変えると、思ったよりそれほどアンダー(暗め)にはならなかったり。

    IMGP4394
    08 WIDE ZOOM 1/640s F4 ISO100 Tv 極彩

    気になって、マニュアルモードでTAvとかでもやってみたのですが同じ。

    1点でのピント合わせの際の測光というかレベル合わせって、Q7では実は苦手なのかも?
    って感じました。仕方ないので、TAvとかでさじ加減の良いシャッタースピードで調整しています。

    コレ、なぜかピントの多点オート、またはダイヤル [AUTO] にすると結構良い感じの露出レベルになるというか・・・。

    まぁ、自分がまだ良くQ7というカメラの特性を理解出来ていないからかもしれませんね。

    とりあえず、もう3枚ほど、今日撮った絵をアップ。
    気ままにスナップしてきました。

    IMGP4216
    08 WIDE ZOOM 1/50s F4 ISO100
    #多肉

    IMGP4188
    08 WIDE ZOOM 1/160s F5 ISO100 極彩
    #テトラ

    IMGP3872
    08 WIDE ZOOM 1/160s F4.5 ISO100 ハードモノクローム
    #漁船

    今日は、千葉県の銚子漁港に行ってきました。
    この辺の話は、また近いうちに。

    ここのところ、08番特集していましたが、明日から、また08番だけじゃないレンズでの色々で再開したいと思います。もう少しお勉強が必要ですしね・・・。

     
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    こんにちわ。
    今月の街の夜景は奇麗ですよね。

    日本という国は末恐ろしいというか、商魂逞しいというか。
    こんなにイルミがアチコチにある国って珍しいと思うんです。今年は普通のなんでもないところでも当たり前のようにあります。

    普通のご家庭にだって・・・ありそうですよね。
    というか、うちも置いてみてたり(笑)

    IMGP3298
    02 STANDARD ZOOM 1/6s F4.0 ISO1250 青抽出

    ちょっとした枝と花瓶にLEDのやつを絡ませて撮ってみました。簡単に冬の気分を味わえます。ガーデニング用に買ってあった暗くなると光るセンサーを間に入れたら夜だけ光るオブジェです。家にこういうの置いてみると、ああ、けっこう良いですね、アチコチでやりたくなる気持ちがわかってきました(笑)

    部屋の角に置けば、両サイドの白い壁に枝の陰が出来てて結構素敵だわ、これ。

    ・・・さて、今日は、それだけじゃなく、光で遊ぶ遊び方というかアート的な絵を作るチャレンジです。

    IMGP2974
    Carl Zeiss Jena Flektogon 35m 1/80s F4 ISO1250
    #先日の小遊園地のところで撮影。
    ここからはオールドレンズがとても役に立ちます。古いレンズを使うとMF(マニュアルフォーカス・手動ピント合わせ)になりますが、その絞りリングとフォーカスリングの「適度な重さ」がとても便利です。
    こういうイルミものは、あえてボカしていた方が奇麗だったりします。だからMFだからといって身構える必要がありません。

    IMGP2939
    Carl Zeiss Jena Flektogon 35m 1/80s F4 ISO1250
    #わりとピンボケさせてみました。

    IMGP2942
    Carl Zeiss Jena Flektogon 35m 1/80s ISO1250
    #もっとピンボケさせてみました

    絞り羽が偶数の時、枚数に応じて多角形の頂点数が決まります。こいつは6枚なので奇麗な6角形がでます。私が偶数羽が好きな理由がコレです。

    IMGP2946

    これを応用していきたいと思います。フォーカスが合っていない所にライトをもってくれば良いわけですよね。だから、こういう感じにしてみます。

    IMGP2950
    Carl Zeiss Jena Flektogon 35mm 1/30s F5.6 ISO1250

    IMGP2984
    Carl Zeiss Jena Flektogon 35mm 1/100s F11 ISO1250
    #ショッピングモールのイルミを前後に置いてみたり・・・

    IMGP2987
    Carl Zeiss Jena Flektogon 35mm 1/100s F11 ISO400
    #全部をボカしてみたり・・・

    うんうん、まだまだ使いこなせていませんが、このライトの感じを早く自由に操っていきたいです。
    やはりここでも明るい場所または明るいレンズが活きてくるようです。
    でも、オールドレンズもこういう場面で結構面白く使えそうなので楽しくなってきました。
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    こんにちわ。

    今日は最近使いだしたモードの一つのクロスプロセスについてです。

    このモードは、色をブレーク、つまり1つの色をセロファンがけしたような効果を出す機能と、自分でちょこちょこっと調整したやつを登録出来るお気に入り(3つまで)を含め、シャッフル(ランダム)できるのが特徴です。

    で、Q7を購入してからクイックダイヤルに登録したのは「青抽出」「ハードモノクローム」「極彩」そして、後一つ何を選ぼう?ってずっと悩んでいます。
    うっすらした「さくらほのか」っぽいのも好きですし、リバーサルフィルム+ファインシャープネスみたいなキリっとしたのも好きですし、シェーディングを組み合わせたトイカメラ的なもの良い。

    う〜ん、迷うなぁ〜っ、ダイヤル8個欲しいよ、っていう感じだったのですが、初めにセットした3つが「意図した絵」をベースにしたものを設定しているわけだから「意図しない絵」も1つ入れたら変化に富んで面白いんじゃないか?
    っていうことで、クロスプロセスのシャッフルで撮影した絵を1枚撮って、それをクイックダイヤルの1つに加えることにしています。


    IMGP2550
    06 TELEPHOTO ZOOM 1/100s F2.8 ISO125

    普通に撮ってもお気に入りな絵が出るんですけど、良いな、と思う場所で撮る時には必ずクロスプロセスで「もう数枚」撮るようにしています。


    IMGP2551
    06 TELEPHOTO ZOOM 1/100s F2.8 ISO125 クロスプロセス

    同じ場所でも、色を壊すだけでイメージが変わりますよね。
    そういう変化も面白いので残すようにしているんです。
    オリジナルも良いのですが、クロスプロセスで残した方が「なぜか」記憶に残りやすい。
    なんでだろう〜。

    IMGP2717
    smc PENTAX-M 1:1.4 50mm with KQ Adapter 1/4000(1000)s F16 ISO100

    普通に秋らしい絵を撮ろうと頑張ったのですが、風も強かったり立てる位置が不安定なところだったりすると、クソって呟いちゃったりしちゃいます(笑)が、ここでは漢らしく黙ってクロスプロセスで何枚か撮影。

    IMGP2720
    smc PENTAX-M 1:1.4 50mm with KQ Adapter 1/2000(1000)s F16 ISO100 クロスプロセス

    そうすると、1枚くらいは、ああ、こういうのも良いかもな、っていうのが必ず撮れます。
    まぁ、ちょっと最近は秋なので秋色に近いのをクロスプロセスのお気に入りに2個も登録しちゃったので割と懐古主義的な感じの似たようなものばかりになってきていますが、この辺、CTEのオンオフとかもうちょっと細かいところまでセッティングした違うイメージのものとかを織り込んで、意外性が容易に解るようにしていきたいです。

    うまく対象とマッチして出てくれたときの感動は大きいです。
    これ、もうちょっと勉強していこうと思います。 
     
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    こんにちわ。

    今日も光で遊んでみます。今度は場所を埼玉から都内に変えています。

    先日はイルミネーションのある小遊園地でしたが、今日は後楽園ドーム。ここでは冬の季節に色々なイルミネーションのオブジェが設置してあり、奇麗です。

    特にドーム球場の周りにある樹々のライトアップが素晴らしい。黄色の樹々が素敵に見えるようかなり豪勢なライト群で照らされております。

    IMGP3104
    01 STANDARD PRIME 1/8s F2.2 ISO1250

    そこで、先日は01番を持って自分が後ずさるという手法でしたが、今回は自分の体は移動せずに02番のズームリングのみを動かすという手法で遊んでみました。

    AFのフォーカスモードを変更して遊ぶ奴です。もし元に戻したり、また設定したくなったら今度はINFOボタンから行うクイックなやり方も覚えておきましょう~。
    zzINFO-BTN

    それから、夜景は三脚を使わなかったっていうのもあるんですが、結構ぶれます。それは、02番になると01番に比べて顕著です。理由は簡単、01番に比べ暗いレンズだからです。

    暗いレンズ=光を通す力が鈍い、ですから、対処法はシャッタースピードを長くする(光の量を増やす)かISO感度を上げる(記録側装置を光に対してより敏感にする)ことを意識して撮影しなければなりません。
    だから、今回はISO感度を1250まで上げられるよう範囲指定し、かつ長めのシャッタースピードを使うダブルで安心作戦にします。

    といっても難しく考えず、ISOは十時キーボタンを押して上の段で100-1250にしておき、モードダイヤルをTvに変更し、左側に回して1.5秒近いシャッタースピードに設定するだけです。

    Q7−Tv


    後は記録する際にシャッターボタンを押してじっとしておき、1秒くらいかな?って思える所からズームリングを回すだけです。


    IMGP3224
    02 STANDARD ZOOM 1.3s F3.5 ISO200



    こんな感じで、漫画の集中線のような効果になりました。体の動きだけで奇麗な線を引くのは難しいので、ここは02や06番が持つズームリングの出番です。


    今度は場所を変え、観覧車でやってみます。こういう円形の大きなオブジェが一番解りやすくて面白いので対象にしてみます。
    IMGP3095
    01 STANDARD PRIME 0.4s F2.2 ISO1250

    でも、02番が使えるほど明るくて大きな円形のオブジェがあるのは都会ならではですよね。
    また、シャッターを押すときにも「2秒タイマー」を使えば押したときのカメラぶれを最小限にできました。
    これは昨日書きましたね。復習ということで、これも同時に使っていきます。


    IMGP3235
    02 STANDARD ZOOM 1.3s F2.2 ISO1250

    02番のズーム機能を使うことで、ただの輪のイルミが、見事クジャクの羽のような効果を持ちました。

    もちろん、撮影が1回で巧くいく(ぶれない、線が曲がらない)なんてありえません。
    プロだって、何枚も撮っているはずです。写真代なんて気にしなくていいんですから、じゃんじゃん撮って遊んで試してみてください。Q7の液晶でぶれてたり変に曲がっていたら、もう失敗だと思っていくつも撮って失敗は消していきましょう。画面で撮れていても安心せず、何枚か巧くいったのを残しましょう。最後に家で確認してから、うわーっていうのは哀しいですしね。

    ・・・ん〜、そうですね、こういった絵ならPhotoShopで開いてレイヤーのコピーをかけ、ぼかし(ズーム)機能で何枚か段階的に重ね合わせ(合成モードを変えながら)すれば、手でやるよりも奇麗な線を引けます。慣れればものの1分で作れると思います。そんなのは分かっているし、そういう遊びが好きな人はPhotoShopでやるのが良いと思うんです。昔の私もそうして遊んでましたから。

    でも、せっかく一眼カメラもってるんだから自分で絵が創れるようになれたら楽しいと思いません?
    そして、Q7を毎日持ち歩くのがもっともっと楽しくなると思うんですよね。
    私はそういう遊び方でないと面白くなくなっただけです。

    あ、そういえば、ここ(後楽園)でのイルミネーションをお題目とした写真コンテストについて、帰りがけにパンフレットでその入賞写真を見ましたけど、前回の優勝者の写真はハート形の絵(ハートに火をつけて)っていうやつだったんでうが、まさに今日やったような・・・たぶん原理は同じような創り方で作られていると思われる写真じゃないかと思います。
    ズームリングか何かで1つのハートマークを2重にして効果的に見せているんじゃないかな?って想像しました。

     → CAPA ウインターイルミネーション フォトコンテスト

    シャッターボタンを押して→1秒くらい待つ→0.5秒くらいで望遠から広角へ移動→そこでさらにちょっと長めに待つ、っていう動作を三脚付きでキッチりとやれば奇麗な2つのハートの絵も作れそうな気がします。だから割とポピュラーな光遊びなんでしょう、このやり方。

    そうですね、Q7を使って「光で遊び」するのは、まだまだ色んなことが出来そうです。

    冬は夜景がたくさん。都内でも地方でも。
    だから寒いけどQ7と一緒にお外に出て色んな「アート」が生み出して遊んでいきたいですね。

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    さて12月になってしまいました。

    外はめっきり寒くなりました。朝とか夜の通勤は結構キビシくなってきています。
    でも、冬になると空気や空が澄んできてくる気がします。
    となると、夜景が愉しいはず。こんな風に思って毎日Q7を持ち歩いています。


    ということで、随分前にやった光をベースにしてカメラで遊ぶ、ということを今月は夜景・・・この時期になると一斉に輝きだす日本のイルミの世界を下地にして遊んでみたいと思います。

    なにせ、PENTAX Q7はコンパクトで軽い、だから手で持った状態で色々動かして遊ぶのにもってこいのカメラです!

    IMGP2932
    01 STANDARD PRIME 0.4s F1.9 ISO1250

    まずは普通に撮影。こんな夜景のシーンでは、いまのところ01番の御得意とする所。
    F値の低い側+ISOを若干高めにし、ちょびとだけシャッタースピードを早めれば光をメインにした写真が割と簡単に撮れるみたいです。


    IMGP2898
    01 STANDARD PRIME 1/10s F1.9 ISO1250
    #幻想的なるよう、わざとピントを合わせないでみる

    初めの遊び方は、「わざとピントを合わせない絵にする」です。やり方はとても簡単で、MENUの設定のなかからシャッターボタンをピントの合焦をしなくても押せるようにする設定をしておきます。

    AFレリーズ


    次に真っ暗な所めがけてAFがいくようにしむけるため、ピント枠の位置を中央モードにします。

    AF設定0


    後は暗闇でAFが迷っているうちにシャッターボタンを押すだけ。

    これで簡単にピントが合っていない写真が撮れるようになります(笑)
    マニュアルなTOYLENSとかを使えば、ピントのリングを回すだけだからもっと簡単に遊べるはずなのですが、どっこいTOY LENSは「暗い」ので ISO感度をかなり高くしないと撮れない、しかし撮れてもザラザラな絵になる、っていうことで、こんな遊び方は01番でないとまともにできません(後は06ならできる)。

    また、ピントを合焦させるのに「ピピ」っていう音が出てからシャッターが切れるまでの「カシャ」っていう音の間が長ければ長いほど手で持っている場合には手ぶれが発生しやすいのはご存知の通り。

    しかしですね、シャッタスピードを敢えて1.5秒ぐらいにして、初めの1秒は頑張って動かない、残りの時間は真っすぐに後ろに下がるっていう動きをすると・・・光の道(線)が出てきます。

    写真付きでおさらい。

    IMGP2914
    01 STANDARD PRIME 0.8s F1.9 ISO100

    #もとの状態

    IMGP2909
    01 STANDARD PRIME 1.3s F2.5 ISO100
    #おっと、0.5sくらい動かないで残りで一気に動かしたら、やり過ぎた・・・ぶれまくりの汚い線が出た 

    IMGP2911
    01 STANDARD PRIME 0.8s F2.5 ISO200
    #もとのと同じシャッタースピードは0.8sくらいで、0.3秒ほどで ほんのわずかだけ動かした


    これなら少しだけ躍動感の雰囲気が出ましたね。
    これくらい控えめなのがイルミネーションを壊さずに面白く撮れる感じがします。
    このシャッターを押す時に、ボタンを押すタイミングでカメラが下方向にぶれちゃうのが、夜景のように長い時間のシャッタースピードのときには非常に目障りになります。

    だから、そんなときは、十時キー右側にあるタイマーの設定を上手く使います。
    連射の次に「セルフタイマー」っていうのがあると思いますが、普通は12秒になっているでしょう、でも、これを2秒にしておきます。
    そうすれば、シャッターボタンを押してから2秒後に自動で記録しにいきますので、音がピっピっピっピって鳴っている間に心を落ち着かせ、姿勢を整え直立不動になっておきます。
    これならぶれにくくなるでしょ?
    さらにどこかにもたれかかれる場所かカメラの側面か底面を「くっつけ」られる場所を見つけられれば尚良いと思います。

    さて、この感覚で遊べるのが解ってきたら、撮れる絵の「光の遊び」について、この動きをもっともっと派手にしたくなってきませんか?

    では、とっておきの奴(ありきたりかもしれませんが)を明日にでも(笑) 
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    こんにちわ。

    ココの所、Q7の色んな機能を見つめ直しています。そんな中でも、やっぱり一番楽しいモードは「極彩」ではないでしょうか。

    今まで(iPhoneでない)デジカメを使っていて思ったこと、それはFUJIFILMのデジカメ以外の色(特にソニー系で・・・)作りで「彩度の低い絵になる」ものが多いな、って感じてました。
    なんていうか、ビデオカメラ的な色というか。

    その辺の色に付いては、さすがにパブリッシュ(印刷:DTP)に関わるFUJIFILMやAppleなんかは良く調整しているなぁ、なんて思っていたものです。

    で、初めてPENTAXのデジタルカメラを手にしてみて驚いたのは、よくPhotoShopや現像ソフトで使うようになる「レベル補正」・・・簡単に言うとカラーバランス調整ですね・・・をほとんどしなくても良い絵が簡単に得られているのでビックリしました。

    特に太陽の下での自然な景観を撮ったときのオートホワイトバランスが絶妙。
    室内は若干青被る傾向がありますが、それもレンズのプリセット傾向かもしれません。オールドレンズの時はあまり感じませんから。

    前置きが長くなりましたが、それでも昔で言うフジのベルビア的な現実の色を強調し、印象的な色合いをもっともっと強くして、ポスターみたいな絵にしたいっていう時があります。


    02 STANDARD ZOOM 1/160s F22 ISO160 極彩

    こんな風に、草木とセットになっていて、どこか海外のお庭のワンシーンみたいな時です。
    どちらかというと和より洋なイメージですかね。


    Voigtlander SUPER WIDE-HELIAR 15㎜ 1/640s F22 ISO500


    Voigtlander SUPER WIDE-HELIAR 15㎜ 1/640s F22 ISO400 極彩

    普通の多肉植物を額縁風に飾ったシーンでも、多肉植物自体が「淡い」感じなので、強調しても嫌にならず、むしろ木枠の色の薄さと相まって極彩の方が印象的になると思います。

    こういうのを、ひょいっとクイックダイヤルで呼び出せるからQ7は楽しい。
    あでみやび、さくらほのか、など微妙な色合いが好きな人はその加工も良いですよね。
    そんなときはRAW+機能で元データを残しておけば幾らでもいじれます。


    Voigtlander SUPER WIDE-HELIAR 15㎜ 1/640s F22 ISO500

    この Voigtlander SUPER WIDE-HELIAR は 先日のFlektogon 3rd.と違って色のノリが結構あっさりめです。これはこれで素敵なんだと思いますが、パンチが欲しいときも結構あります。
    たぶん、このレンズはリバーサルフィルム風に残すのが似合っているのだと思うのですが、一枚一枚調整するやり方はもう卒業。
    漢は黙って「極彩」です(笑)

    コレを使えば ひっそり佇む寂れた古い家の一角の風景も、アメリカ人が住んでいそうな家の正門風になっていったり・・・しませんか?強引かなぁ。


    Voigtlander SUPER WIDE-HELIAR 15㎜ 1/640s F22 ISO500 極彩

    錆びていたランタンのようなオブジェも、見事に「ポストのような紅い色」が出て、まったく違う色塗りになりました。良いですね、世界が蘇るみたいで楽しいです。
    こういうのをインクジェットのカラープリンタとかで印刷すると海外のポストカード風になると思います。
    簡単にクイックダイヤルで「どうなるかな?」に答えてくれるQ7の 極彩って楽しいですよね。極彩の下地に使うと向いている色は、今の所この4つのケースかな?

    (1)褪せた色、(2)空気遠近で霞んだ色、(3)ホコリが被って白くなっている色、(4)無機質の中に有機物があるケース。
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    こんにちわ。

    昨日に引き続き、敢えて逆光を撮る、ということで、色んな場面で使えないかと考えてみました。
    というか、逆に今まで取ってきた奴で、無理矢理に逆光的に撮ってものを幾つか載せてみます。
    共通して言えるのは、無理矢理光を入れると絵の全体に対して一部だけ白くなり、光の収差・・・いわゆるフリンジが出てしまうため、絵の中に明るすぎる部分とそうでない部分が混在してしまう難しさが付きまといます。

    IMGP2450
    06 TELEPHOTO ZOOM 1/200s F2.8 ISO250

    このため、光を中心にすると全体的に白く飛んでしまうし、一段EVやシャッタースピードで光を遮っても今度は暗い部分が消えてしまうことになるのでバランスを撮るのが難しいです。
    そして、もっと難しいのは光を透かす対象に気を配らないと、自然な絵なのにジャギーっぽくなってしまう場合があることです。この写真のモミジの葉の輪郭のように。

    IMGP0961
    01 STANDARD PRIME 1s F1.9 ISO320

    明暗バランスが難しくなる傾向は夜景で顕著です。でもこの感じを克服して、いつもより若干スピードをあげて光を遮るクセを覚えていけば、色んなシーンで応用が利きそうな気がします。

    IMGP7521
    02 STANDARD ZOOM 1/30s F2.8 ISO250

    適正な色合いを捕まえられれば木々の向こうに光が差し込んでいる感じが演出出来そうです。

    IMGP2498
    03 Fish-Eye 1/400s F5.6 ISO250

    逆光撮影の面白いところは、葉っぱを組み合わせればその葉脈も写しつつ、「影絵」として形を表現することが同時に出来そうなとこです。
    更に魚眼+デジタルフィルター+逆光を組み合わせれば、こういう演出も出来そうなのです。
    もう少し勉強していかないとダメだとは思いますが、絵作りの行程に新しい創り方を覚えた感じで嬉しいです。
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    こんにちわ。 昨日も少し書きましたが、ファインダーを覗かないカメラのメリットの1つに、逆光状態でも撮りやすいというのがあると思うのです。

    普通なら「人間の目」で覗くところを、液晶画面を通してみるお陰で・・・逆光のときは丁度モニタは光が画面に来ないため、画面が反射しない状態だったりするわけで、更に好都合。
    光芒の出方も画面で確認出来るし結構良いことづくめです。

    39
    02 STANDARD ZOOM 1/1250s F4.5 ISO200 ハードモノクローム

    ただし、残念な所は、Q7の持つ液晶画面が思ったより昼間の明るさに対して負けているというか、明るさ設定を強くしても微妙な色合いの光の出具合が見て取れないことです。
    これは、残念。

    17
    02 STANDARD ZOOM 1/4000s F5.6 ISO200

    29
    02 STANDARD ZOOM 1/1250s F5.0 ISO200

    ここまで載せた3枚の写真、全て天使が降りてくるような光の道が出ているはずなんですけど、全部Q7の画面では判らないまま撮っています。
    撮れてから、iPhoneやMacBookに転送して、お〜、ちゃんと出てる、って認識出来る感じなのです。
    この辺が残念なところでもあり、逆の意味では現像するまでのお楽しみな部分でしょうか(苦笑)

    IMGP2017
    Voigtlander SUPER WIDE-HELIAR 15㎜ 1/2500s F11 ISO100

    完全に太陽を撮ろうと思えば、この時は液晶画面でも確認出来ます。
    簡単な取り方は、マニュアルにして、レンズを太陽に向けた後、グリーボタン(緑マークボタン)を押します。
    そうすると、どんなレンズを付けていても適正な露出(シャッタースピード、絞りF値、ISO等)にワンプッシュでセットしてくれますので、そこからダイヤルをちょいっと回してシャッタースピードをもう少し早めるだけです。

    まぁ、本当は、EV設定ってのをマイナス側に少し変える方が良いのですが、スピードを変える方が楽ですからね。
    それから、光の形を調整するのは、やっぱりオールドレンズみたいに絞り羽を自分の手で回せるタイプの方が好みの大きさにしやすいです。

    今回、Voigtlander SUPER WIDE-HELIAR 15㎜は安い中華系のアダプタで付けているのですが絞り羽はレンズ側にあって回せるので自分で調節出来ました。

    標準レンズでの逆光は、今まで見る限り04番が一番奇麗でしたね。
    ただし、撮るためにはFar側に完全に回した後、若干元に戻すくらいの位置にしないとピンボケな写真になっちゃいますので結構完璧な写真が無かったり。

    逆光写真は、構図もピントの合焦もかなり忍耐が必要です。素早く、でも、何度も撮って確認の繰り返しですからね・・・。
    でも、奇麗に撮れると楽しいですよ。 
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    こんにちわ。

    今日は、この間フラっと立ち寄った場所にあったコスモスとかを撮った絵を踏まえながら、標準レンズについて雑感。

    さて、標準レンズはオートフォーカスが使える01、02、06とTOY LENSシリーズの03、04、06、そしてパンフォーカスの07があります。

    Q7で個人的に手に入れるべしレンズは02(最も撮りやすい距離域)と06(02の続きの望遠)です。そして余裕があるならば今度出るという08(02より広角)をオススメしておきたいと感じます。
    そして、色んなレンズを見ていると広角と魚眼はどの一眼カメラを選んでも高価な価格帯に位置づけられているのですが08と03の魚眼は似た特性にも関わらず値段がもの凄く違う設定になっているのがPENTAX Qの特徴で、08の5万円はキツイけど03の1万円ならイケる、そんな人も結構多いのではないでしょうか。魚眼じゃない方の広角が良い、ていうなら04番という手もあります。

    そういう意味で、02−03−06、または08−02−06の組み合わせを手に入れればハッピーなQ7生活が手に入りますし、ブルジョワもしくは私みたいにレンズの沼にハマって貯金を突っ込んでしまうような人は 02−08−01−06−KQというカバー域になっていきますが、コレをメインの楽しみにするんだ、と思えばオツだと思います。

    そのKQまで含めた4つ、ないしは、02-03-06/08-02-06の3つの組み合わせがあれば、大抵のシーンで困らないと思います。というか、その組み合わせを使い分けられると、あぁ俺って一眼でレンズ交換しながら撮ってるよ、カメラ使いっぽくって良くね?、っという気分で楽しいんじゃないでしょうか(笑)
    Qのレンズ、普段付けている1つの他2つを持ち歩く、っていうくらいだと軽いお陰でまったく苦にならないし、鞄やポケットにヒョイって入れておけますしね。凄くイイですよね。

    さて、ここで01の明るさや08の超広角の存在をどう判断するかで、その沼への道に入るかどうか分かれそうです。
    IMGP2427
    01 STANDARD PRIME 1/15s F1.9 ISO4000 ハードモノクローム
    #蓑がさ?


    たぶん、TOY LENSに手を出さないで01までで止められれば沼を回避、KQアダプタの方で色々選択肢が増えそう、やっぱり01より、もしくは01とKQ・・・とか思っちゃったら『沼へようこそ』です(笑)。

    ポイントは02に満足出来るかどうかじゃないでしょうか。


    02 STANDARD ZOOM 1/80s F5 ISO100

    02の広角性能はQ7では結構いい感じです。私は風景を撮ることが多いので、もっと広大に、もっと画角を広く、って思ってて08番に期待しちゃっていますが、この写真の絵のようにコスモスだらけの広場の空間をこんだけ集められれば十分満足です、と思えるかどうかで08番への道が出現するかどうか分かれ道です。
    今後の沼への浸かり具合が変わるかと思います・・・もっと広角を、もっと望遠を、っていう心につながらないよう、御祈りしております(笑)


    02 STANDARD ZOOM 1/80s F6.3 ISO200
    #強風の中のコスモス撮影

    また、02は06と比べ、今時にしては若干暗めのレンズです。暗めのレンズっていうのはレンズの大きさが大きくなっても安く作れるというメリットがあるらしいのですが、その分、シャッタースピードを稼げないと思った方がいいです。
    もちろん、ISO感度っていう値を高くすれば逃げることができますが、Q7の場合では性能面からいうと1600を超えるとノイズのざら付き感が出てきますので明るいレンズであればあるほど優位なのは間違いありません。

    明るさの基準は F ナンバーで見極められます。
    01ならF1.9、06ならF2.8 、03なら F5.6、02なら F2.8-4.5 (5-15mm)です。この時02番のような範囲があるものは、5mmつまり広角側のときF2.8になって、望遠側のときF4.5になるということのようです。

    実際に① Q7で02番を付け、②モードダイヤルを「Tv」(シャッタースピード優先)を選び1/100sくらいにダイヤル左右で変更、③ 十時キーの上「ISO」を選んで下段側の数値を昼間の明るいときなら100、夕暮れ以降なら1600にしてセットし、④ 出来るだけ明るい場所にカメラのレンズを向けて、⑤ 02番のズームリングをグルグルっと回してみると、⑥ 液晶画面の底辺側真ん中のFナンバー値の変わり方を見てもらうとわかると思われます。

    ズームリングを広角側(画面に世界が広く写る)にしたときはF2.8まで行くと思われます。逆に望遠側(画面に対象をズームインした形)にすると、F値は4.5、ないしはもっと8とか増えていくと思います。

    これが分かったら、今度はモードダイヤルを「P」にしてみます。
    同じように広角と望遠を行ったり来たりさせると、今度はシャッタースピードとF値が一緒に変わっていくと思います(ISOはまだ固定したままですよ)。

    このPっていうモードは便利です。今の撮影対象が持っている、なんていうか「対象が放つ明るさ」 に応じて、最適なシャッタースピードとF値のバランスを自動で選んでくれるからです。
    これで、かつ、ISOを今は下段側にしていると思うのですが、上段側にして範囲を100-400とかにしておけば、明るい昼間ならノイジーな写真にならず、奇麗な写真が得られると思います。
    今日の初めの01番で撮った蓑がさ写真なんかは、ISO4000で撮っているため、拡大して見ると結構ノイジーだったりします。無理矢理記録した感がたっぷりです。こういう撮り方にはならないようにしていきたいですよね。

    IMGP2737
    06 TELEPHOTO ZOOM 1/640s F2.8 ISO100 ハードモノクローム

    この絵のように、明るい06番でかつシャッタースピードを早くし、ISO感度も低くしたものは元が只の土であったにも関わらず、まるで月面の隕石のようなイメージに見えるほど精細で奇麗な絵になります。

    だから、今この撮る時間、この撮り方では光が足らない・・・明るさが足らないな?って思ったら、シャッタースピードを遅くするかISOの感度を高くするかっていう手段で光を取り込む時間を調整していく形になるのです。

    考えながら撮るっていうのは難しいんですけどね、F値が小さく明るいレンズほど、そういう余計なこと考えなくて操作しやすいんです。光を確保しなくちゃ、とか、手ぶれしにくい1/100sを切れるくらいのスピードにしなくちゃ、とか、考えなくて済むので、実は良いレンズほど初心者に向いていたりします。

    コンデジでも明るいレンズの方が気軽に撮れるんです。iPhone5sとかも結構明るいレンズ積んでますよ。
    iPhoneは、時代とともに初心者でも奇麗に撮れるよう、変遷しています。 iPhone 4ではF2.8 → iPhone 4s & 5ではF2.4 → iPhone5sとなればF2.2 と変わってきており、Appleの努力の結果があります。5の時はさらにセンサーの改善もしてましたよね。
    だから iPhone の写真でもう十分でしょ、と言われてしまうのもあたりまえなんです。Q7で言えば、Q10で暗いレンズ付けてた所からセンサーの違うQ7にして更に明るいレンズつけたバージョンアップをしたようなもんです。

    シャッタースピードの値が早くなればなるほど、手ぶれや、例えば今回のコスモスのように風に揺られている場合でも、写真のようにブレたりせず物体を静止させて撮ることも可能になるわけです。

    でも・・・ですね、このF値が高く、大きなレンズほど、やっぱり高価になります。

    先日の蕎麦で使用していた FA77mm Limitedの価格なんて、新品で買ったら幾らになるか・・・(調べてみるとわかります)。
    一大奮起しないと手が出せません。中古相場でも結構な値ですよね。私の場合は溜まりまくってったポイントとの併用で・・・だったので半値以下で入手していますが・・・。
    しかし、1.5万程度のKQアダプタさえあれば、(多少ホコリやカビまじりのジャンク的なレンズで良ければ)F1.4の古いフィルム時代のPENTAXレンズが500円とか、良いものでも5,000円くらいで手に入りますから、それで遊ぶことも出来ます。

    ということで、そういうので遊ぶのも面白いですよ?(沼の仲間を増やしてどうする苦笑) 

    長くなりましたが、この「レンズがもつ明るい対象を撮れるレベル」が、01番をどう捉えるか、のキーとなります。
    01番は、室内でもどこでもとにかくパシャパシャっとコンデジ感覚で気軽にスナップするためのレンズではないかと思います。
    フードもプロテクタもつけないで常に付けて持ち歩く、そんなスタイルに向いています。

    オーダーカラーでボディとの色を合わせることもできますし、フードもプロテクタも付けなければ、強引にポケット・・・冬なら特にヒョイっと入れていけるQ7のスタイルが出来上がり。

    F1.9という明るさもあるので、色々なシーンで使えるため、デジタルフィルターなどで遊ぶ際にもベースの写真をキチっと表現してくれます。

    また、01番はF1.9なので、夜景に向いています。

    IMGP2955
    01 STANDARD PRIME 0.2s F1.9 ISO1250

    もちろん、手ぶれ上等、枚数で補うぜ!っていう使い方が多くなると思いますが、夜景でもクロスプロセスを使ってみたりといった遊び方が出来ます。

    IMGP2961
    01 STANDARD PRIME 1/13s F1.9 ISO1250 クロスプロセス


    ただし、ズームが無いので、自分の足で動いてスナップしていきます。結果、良く他のレンズにチェンジすることにもなります。また、F1.9のくせして、奇麗なボケは得られません。
     
    これらを許容して、どこまで納得出来るか、によって、01番を使いたいかどうか、という答えになると思います。
    あっても良いと思うんですけど、これから出てくる08番を手にしたときに、どう変わるかでしょう。
     
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    こんにちは今回はついに使い出したあのモード其の2としてクロスプロセスを使った絵を紹介してみます。

    INDX2762


    これ、難しいですね、まだ理解しきれていませんが、どういうものかと言うとある程度まで意図的な意思を残せる不思議なランダム色効果機能のようです。

    もっとひどく言うと昔よくあった写真現像をちょっと失敗したり太陽光の下で放置して色褪せちゃったような写真を再現してくれるものです。
    昔、写真やさんに出したフィルムが撮った時の色と違うプリントされたり、何回かに分けて焼き増ししたときに「前と色が違うじゃん」っていう経験をしたことありませんか?

    これ、あれですわー。
    ちなみに、クロスプロセスはインデックス写真と組み合わせるのもオツですが、白い部分が多く出来ちゃうのでデジタルな時代の今はあんまり使わないかもです。
    MacTVとかで写真をスライドショーとかしちゃえば、似たようなことできますからね・・・。

    さて、どんな感じなものが出来上がるか、っていうとですね・・・
    IMGP2464

    02 STANDARD ZOOM 1/125s F4.0 ISO200

    こんな感じです。大きな樹木もフリンジという海外ドラマのオープニングのワンシーンみたいな絵に早変わり。
    これ、シャッターを切るたびに毎回違う絵になりますし、同じものが出てくるとは限りません。

    IMGP2567

    06 TELEPHOTO ZOOM 1/160s F2.8 ISO320

    こんなような絵も、次にシャッターを切ると・・・
    IMGP2568

    06 TELEPHOTO ZOOM 1/160s F2.8 ISO250

    こんな感じになってしまいます(笑)

    面白いです。
    というか、クイックダイヤルって、ハードモノクロームをセットしていると後3つしかセットできないじゃないですか。私の場合「オリジナルセピア」「青抽出」とかセットしているので、もう1つしか残っていないんですよ。足りない。
    過去には赤抽出やソフトモノクロ、シェーディング改とか色々作ったのですが、登録出来るスペースがないので消えちゃったわけです。
    でも、このクロスプロセス、自分が気に入ったものをお気に入りに登録できます。更にUSER1にシャッフル扱いで登録してしまえばクイックダイヤル1つで呼び出せるので自分の意図しない写真がどんどんできて、デジタルならではの(何枚撮っても料金一緒!)楽しみが生まれてきます。

    たのしい〜♪

    IMGP2553

    06 TELEPHOTO ZOOM 1/200s F2.8 ISO320

    IMGP2554

    06 TELEPHOTO ZOOM 1/200s F2.8 ISO320

    こんな色が出てくると、ドキっとします。
    自分で意図して PhotoShop とか弄るのメンドクサイですし、後からの加工だとキリが無いのでいつまでも弄ってて、もっと色んな写真を撮って遊ぶことから離れていってしまう、そんな風にならないで「撮る楽しみ」が満喫出来るわけです。

    これ、いいです。マジ PENTAX Q7 は面白い。
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    こんにちは今日はついに使い出してみた、ずっとダイヤルに居座っていながらも、なかなか使うことのないあのモード、BC:ボケコントロールについてのお話です。


    このモード、モードダイヤルを廻すだけで簡単にボケ効果を得られるという優れもの機能で、PENTAX Qのウリの一つとして存在しているものなのです。

    が、如何せん、シャッターを押してから撮影が完了するまで時間が10秒近くかかるため、せっかちな私はうっとうしくて待てません。だから、買ってすぐの頃に数枚撮ったきり、全く使っていませんでした。


    使ったからと言ってとてもきれいなボケが得られるかどうかは別。なかなか難しかったのでそれもあります。


    このBC機能をうまく使うには、ちょっとコツがいるようです。


    IMGP2446

    06 TELEPHOTO ZOOM 1/160s F2.8 ISO1250 BC



    まず対象の後に空間があって、でも背景の対象となる物体が存在しているようなシーンを見つけるのが第一歩。『1m以上後ろに何かある処』を見つけるのが先です。出来れば明るく太陽サンサンなとこ。

    これはどんなレンズでも背景を綺麗にボカすときの基本でしたよね、たしか。

    この状態の構図を見つけられなければボケはどんなにいいレンズを使っても作れません。

    次に、オートフォーカスのレンズが必要になります。

    ボケコントロールの仕組みは、おそらく明るめのレンズでなら作れる被写体深度が浅い描写、あれを機械的にフォーカスを制御して再現しているような動作だと感じています。

    決めた位置の絵を残し、ピント合わせを機械でコントロールしあえて前後にピントが合っていない像を別に準備し、それを元の絵と合成して作り出しているんじゃないかと思います。

    だから明るくないF値のレンズでも「被写体深度の浅い絵」っぽい感じを作れるのだと思います。

    本来なら出来るだけ明るいオートフォーカスのレンズを使わないと作れないはずのピントの奥行きが浅い絵を、ピンボケの状態の絵と合成してうまく重ねて作れば確かに同じものになりますね。

    主役の輪郭さえちゃんと撮れていればの話ですが。



    そこが肝心なところで、それならベースからしてボケが出しやすい、やっぱり明るいにした方が絵が作りやすいんじゃないかと。
    そうなると、つまり01 STANDARD PRIMEや06 TELEPHOTO ZOOMのレンズがこのボケコントロールに向いているんじゃないかと思います。そう、01番なんか、F1.9なのにあんまりボケてませんし、06番はF2.8で望遠端を使うとボケを作りやすいのですが、それ以外で絞っているとナカナカやりにくいですから、そういう弱みを補う機能だと思います。

    明るく光がたくさんある時の方が上手くいきやすいので、もし02 STANDARD ZOOMでやるならば明るい日中の日差しが強めの時間にやる方が良いのかな。

    そうすることでF値を小さくできますから。


    絵はピントを合わせている場所を中心としてそれ以外が溶けていきます。この時、中央測光焦点にしていても上手く真ん中が残ってくれないのでイライラものです(笑)

    IMGP2442

    06 TELEPHOTO ZOOM 1/125s F2.8 ISO125 BC

    #ど真ん中を残せなかった例



    カメラのシャッターボタンを押すとゆっくりとフォーカスを元の位置からズラしていきます。

    この時にカメラ本体を出来るだけ動かさないようにします。この時間が嫌。待ってるの辛い(笑)



    そうするとピントが合っているところを残し、ボケ効果の絵を合成で作ってくれます。

    これ使うよりもモードをAEにしてF値を小さく、つまりできるだけ開放にした方が楽ですよね。

    しかしながら、ISOの値を上げたくない場合などで、このBCが活きてくるようです。



    IMGP2444

    06 TELEPHOTO ZOOM 1/320 F2.8 ISO100 BC

    #割とうまくいった例


    正直、中央に残したいものを持ってくると失敗がしやすいようです。中央に残す場合、大きめの対象を作らないとダメっぽいのですが、それだったら06番で普通にボケてくれるので、どうにも意図通りにならなくて難しい。

    上記の写真でも葉っぱの端っこが意図にそぐわないボケを作っています。うーん・・・。



    IMGP2441

    06 TELEPHOTO ZOOM 1/160s F2.8 ISO100

    #普通に対象を大きくした例でBCなし

    まあ、正直言うと、安めのマウントアダプタと古いKマウントのレンズ、例えばPENTAX-M F1.4とかのオールドレンズを使ってマニュアル操作に慣れた方が100倍綺麗だとは思います。

    中華製のアダプタにヤフオクとかで3〜5千円の古いPENTAXや旭光学時代のレンズやリコーのレンズ漁れば簡単に遊べます。


    IMGP2596

    smc PENTAX-M 1:1.4 with KQ Adapter 1/5000(1000)s F4 ISO250 青抽出



    もちろん、06 TELEPHOTO ZOOMだけでも十分ボケは作れるので、やっぱりこのBCモードはオールドレンズがあれば、使わなくなるのかなあ?


    もう少し色々追求してみる必要がありそうです。
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    さて、紅葉の時期、CTEを使うより日陰モードを使う方が綺麗な絵が得られるということを確信しましたが、もう少し突っ込んでみるともっと面白いことがわかりました。

    それはAWBと日陰の間がCTEになることです。
    具体的な写真を見せながら紹介していきます。
    IMGP2510

    Voigtlander SUPER WIDE-HELIAR 15㎜ 1/800s F4 ISO250 -AWB-

    このようにAWBの写真でもそれなりの色合いで撮れるのですが、日陰になると鮮やかな色を見せてきます。もちろん、鮮やかのモードなんて使わなくても綺麗です。
    IMGP2511

    Voigtlander SUPER WIDE-HELIAR 15㎜ 1/800s F4 ISO250 -日陰-

    そしてこの二つの後にCTEの絵を見てみると、……ほら!やっぱり真ん中の色合いを出しているようです。
    IMGP2512

    Voigtlander SUPER WIDE-HELIAR 15㎜ 1/800s F4 ISO250 -CTE-

    日陰にすると、何処と無くレベル補正をして更に若干コントラストを高めにしたよう写真、つまり、赤くないのに赤が、または、黄色くないのに黄色になり、少し大袈裟に強調されるような紅葉の絵が得られますが、CTEだとまぁそれなりにやんわりとした強調色をつけた状態にすることができます。

    この控えめ感がいいですよね。

    もう少し作例を載せてみます今度は緑が強く出ているサザンカ(椿かな?)でやってみました。

    IMGP2531

    06 TELEPHOTO ZOOM 1/200s F2.8 ISO1000-AWB-
    で、次が日陰のときの色。

    IMGP2530

    06 TELEPHOTO ZOOM 1/200s F2.8 ISO1000-日陰-


    最後に CTE で。

    IMGP2532

    06 TELEPHOTO ZOOM 1/200s F2.8 ISO1000-CTE-



    3つ横並びにすると、こんな感じです。

    CTE-CHECK1

    少し順番を変えてみます。

    CTE-CHECK2


    なんとなく色と使い方がわかってきた気がします。


    主役の色のりに合わせて背景となる色を主役風のテイストに変化させたいときに使う感じで、色のメリハリを『落としたい』ときに使うと便利ですね、これ。
    デジタルフィルターの「鮮やか」で極端に色を変えるのは各色を強くする方法、抽出はその色だけで抜き取る方法、主役の色の雰囲気を全体にマブしたいときにはCTEって感じですね。
    赤に対する緑、青空に対するオレンジなど反対色の色味を弱めたい場合嘘くさくならない程度の加工をしてくれるのがCTEってことなんでしょうかね?わりと使っていけそうな気がします。
    この効果を更に強めたい時には「日陰」を充ててみると場合によっては更なる効果が得られる、と。





    それならば、むしろ主役の色が決まってる時に使わなければ意味がないモードだとも言えます。色づいた木々や青空をなんでもかんでもこのCTEで多用して撮るって言うのは、?な使い方で、取りたい対象はコレ、でもあまり強く主張するんじゃなくて全体的に「ほんわりしたい」って言う時に使う、って理解して使わないとCTEの良さが分かっていないっていう感じですね。これ。
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    こんにちわ。

    ここのところ、CTEの撮り方を考えています。
    紅葉に向いているはずのCTEですが、どうも自分の中ではしっくりきません。

    ケースbyケースなんでしょうけどね。

    例えば、以下の絵のとき。
    IMGP2354

    06 TELEPHOTO ZOOM 1/160s F2.8 ISO100 -AWB- 75% Resized

    これを CTE でとってみたら、こんな感じになりました。

    IMGP2355

    06 TELEPHOTO ZOOM 1/160s F2.8 ISO100 -CTE- 75% Resized

    正直どう変わったのか判りません(笑)
    まぁ、もしかしたらオートでCTEを選んだのかもしれません。そういうことにしておきましょう。
    いや、よおく見てみると空の色が若干赤か緑に引きずられているような気もします。

    ・・・でも、もっと解せないのが、ホワイトバランスを違うモードで撮ってみたら驚きの色が出たこと。

    IMGP2356

    06 TELEPHOTO ZOOM 1/160s F2.8 ISO100 -日陰- 75% Resized

    そう、この代わり映えの無いモードに嫌気がさし、違う「日陰」っていう奴で撮ったら、あれれ?
    奇麗な赤色とか黄色が出てきましたよ?
    もちろん、リアルに近いのはAWBのときの色です。

    でも、びっくりしました。こんな色が簡単に出るなんて。
    これはあなどれませんね・・・、ホワイトバランスはもっと研究した方が良さげです。

    ちなみに3枚をMacBookで横並びにしてキャプチャしたものがこれです。
    CTE-CHECK2


    カラーバランスも変化しているし、確かにCTEは何らかのカラー変更をしているのは間違いありません。
    うーん・・・ますます解りません(笑)
    少なくても言えるのは、紅葉を撮る時にCTE万能説ではなく、日陰も試した方が「紅い」奇麗な絵が撮れる可能性があるってこと。日照の問題もあるかもしれません。



    さて、今回は、更にデジタルフィルターをかけて遊んでみました。

    IMGP2357


    06 TELEPHOTO ZOOM 1/160s F2.8 ISO100 -日陰- 75% Resized
    デジタルフィルター:
    • ベースメーク明るさ-2 彩度+1 コントラスト-1

    • シェーディング 丸円 -3

    • ハイコントラスト +1


    いやぁ、面白いです。PhotoShop なくても結構遊べます。
    一枚一枚をRAWから現像なんてとてもやってられませんが、たまに遊びたくなる時もあるじゃないですか。そういうのをカメラ単体で簡単にイジレルっていいですよね。
    ちょっと電車の中とかで出来た時間で加工出来るので、あ、こんどこういうユーザー登録を作ってみようかな?って気になります。

    残念なのは、その登録が3つまでしかできないことろなんですけど。
    8個ぐらい登録して、好きな時にダイヤルに登録とかしたいですよね。

    ファームウェアとかのアップで対応してくれないかなぁ・・・。
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    こんにちわ

    01強化月間も終わりましたが、今日は1がたくさんある日です。そこで、今までどこかで記録しようと思って放置していたレンズのファームウェアアップデートの話をしたいと思います。

    ファームウェアアップデートに必要なファイルは、リコーイメージング・レンズアップデートのページ からファイルを入手出来ます。
     
    手順は下記の通り。
    1. ファイルを入手(fwlq101.binとかfwlq102.binです。101が01番用)
    2. ダウンロードして入手したファイルをSDカードの直下へコピー(フォルダの中では無い)
    3. Q7にカードを戻し、MENUのバージョンを選択53
    4. レンズのアップデートファイルを01番や02番のファイルいくつも同時に入れてOKです。自動で01番のファイルが選択されます。たぶんいくつものバージョンを入れておくと複数の選択ができるのかな?その際にはどっちを使うのか選択する画面が出るので、それを選択。53
    5. あとは「スタート」を選ぶだけ。21
    6. 1分以内の待ち時間でアップデートが行われます。30
    7. COMPLETE の文字が出た後、数秒で電源が自動的に切れます。これで終わりですが、再度電源を入れた時にバージョンを確認しておきましょう。

    ちなみに、使っている写真は既にバージョンを上げた後に撮影したので、1.01と表示されています。
    このアップデート内容は「全般的な動作安定性を向上しました」ってことなので、AFまわりの反応でしょうか。まぁ、やらなくてもいいのでしょうし、やっても変わらないかもしれません。

    ちなみに、アップデート前と後で、サバ缶を使って撮影してみましたが、正直変化は判りませんでした。
     
    IMGP0629

    01 STANDARD PRIME 0.6s F8 ISO100 アップデート後
    #とても美味しい 酒粕味のサバ味噌缶
    自分でもフォーカスの精度とかがどう変わったのかも判らない。なので、前後の写真は割愛(笑)


    まぁ、気休めですが、合わせて02番もやっておきましょうかね。
     
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    こんにちわ。

    01強化月間として、どこまで成長出来たか?

    うーん、どうにも、あんまり、成長出来ませんでした(笑)

     取り組んだのは下記。

    1. 虫のアップと躍動感
    2. 花の「シベ」へのピント
    3. 色のコクの演出
    4. モノクロ時の明暗範囲のバランス配慮
    5. 更に効果的な「青抽出」
    まだまだ思い通りになりません。まぁ、被写体に触れる時間というか、お出かけ出来る時間も少なかったのもあります。台風も連チャンでやって来てたし、休みに雨が多かったのもあります。
    って言い訳ばかり(笑)来月になるともっと忙しくなるので、毎日の更新が出来なくなるかもしれないのに、今月の修行は今ひとつ、うーん、へっぽこ街道まっしぐらですね、これじゃ。


    IMGP1017
    01 STANDARD PRIME + 魔改造A アタッチレンズ 1/13s F7.1 ISO160
    #親子バッタの情「重くても大丈夫」

    IMGP1109
    01 STANDARD PRIME 1/125s F3.2 ISO200
    #花のシベへのピントと空間、色バランス

    IMGP1267
    01 STANDARD PRIME 1/60s F1.9 ISO1000
    #食べられないけど、美味しそうな色へ

    IMGP1162
    01 STANDARD PRIME 1/80s F4.5 ISO100
    #次の機会にも

    IMGP0969
    01 STANDARD PRIME 1/125s F2 ISO320
    #永遠に機能する、目に留まる青


    まぁ、一つ確実にいえることは、PENTAX Q7を手に取って撮影する感想はとてもシンプルで『楽しい』ってこと。
    背景は、手軽に色んなレンズを持ち歩けて軽い、それでいてQやQ10から確実に画質が良くなって進歩している、ってのがキモなんでしょうね。

    こうなってくると、Qの大きさでフルサイズレンズが使えるミラーレスが欲しくなる(笑)
    これだけ軽いのがいっぱいあれば、外にオールドレンズを1本くらい持っていったも苦にならないですよね。

     
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    こんにちわ
    まだまだ購入後から3ヶ月以上も経つのに使いこなせていないヘッポコです。

    気になっていた、CTEなる機能をコレから少し突っ込んでみたいと考えています。

    そもそもコレってなんぞや?
    てなところですけど、 正式名称は「Color Temperature Enhancement」の頭文字だそうで。
    で、どこにそんな機能があるのか?というと、撮影時の十字メニュー下「WB」のボタンから呼び出せるようです。

     42
    #「WB」(ホワイトバランス)メニュー

    このホワイトバランスメニューの右の方に「CTE」、あ、ありましたね。
    でも、そもそもWBって?

    うーん、コレは、どうやら色温度を調整する機能のようです。
    え?色温度って?

    難しいことがいっぱい出てきますよね。
    ざっくり簡単に噛み砕いていきますか。

    まず、世の中を記録もしくは測りごとをする際、こと色に関しては「基準となるセット」みたいなのがあるようです。うーん、難しい、音符でいう諧調? 音楽でいうメトロノームとして初めに合わせるリズムのスピードみたいな感じ?

    実際には、白熱蛍光管と電車とかで最近使われているLEDぽい室内の青っぽいライト、それから太陽の下の明るく黄色い感じ、古い電球のオレンジっぽい感じ、同じ光でもそれぞれ「照らされた時の色の見え方の基準」が変わっちゃいますよね。同じ白でも電球の下だとオレンジです。でも自分の目ではこれを白と認識したり。

    こういう色の基準の変わり方を「色温度」という形で表しているようです。
    なんとかケルビンとか8000Kの色温度とか聞いたことありますね、あれですか。

    でも、似たようなのに「ガンマ」っていうのありますよね。あれは?
    ガンマは色の「諧調の強さ・濃さ」を表現しているものだと考えます。ベースの紙の色味が「色温度」そこで塗られる絵の具の塗料の濃さが「ガンマ」と解釈しちゃえばよいかもしれません。 ガンマは数値が低いほど色が薄い感じになった気がします。
    パソコンのディスプレイ設定とかをいじろうとすると出てくるあれですか。ようは基準の白をどうするかっていうことで、色々変わっちゃうってことかな。

    で、その辺をオートでうまーくカメラが調整してくれるのが「AWB」 つまり、オート・ホワイト・バランス(Auto White Balance)の略で、Q7にはこのWBがプリントされているボタンから選ぶことができるようです。

    オートじゃなくて明示的にこうしたい、って場合、Q7では「太陽光」「日陰」「曇天」「昼白色蛍光灯」「白熱灯」「フラッシュ」「CTE」「自作1〜3」から選べるようです。

    この中にあるCTEてやつを使いこなしたい。
    そんな気分なのです。


    で、使いこなせるとどういうことが出来るようになるのか?
    っていうと、どうやら2つの絵作りに貢献するようです。

    • 空のように微妙な色が連続するところで奇麗なグラデーションが得られやすい
    • 写したい主役の色と背景の色がクッキリしすぎるとき、背景側を対象の色に近づけてくれる(柔らかい色合いでかつ対象を引き立つ演出な色使いに変えてくれる)

    まだまだうまく体で理解出来ていないのですが、台風後の空を普通のとCTEで撮ったものを横並びにしてみました。

    PENTAX-Q_CTE

    01 STANDARD PRIME F3.2 ISO100 
    #左が「AWB 1/200s」右が「CTE 1/160s」/ MacBook上で横並びにしてキャプチャ

    例によって空に写る雲が「鳳凰」に何となく見えたので撮影したんです。
     左の方は一見すると鮮やかなんですけど、右の方を良く見ると空の色調・グラデーションが少し誇張されて目で見る印象に近いイメージを表現してくれています。
    って書いても難しいか、伝わりにくいですね。
    簡単にいうと右の方が「鳳凰の形が判りやすい」といった方が良いのでしょうか。

    空として、印刷すると鮮やかで奇麗な写真に見えるのは、たぶん左でAWBの奴です。でも撮りたかったのは「鳳凰の形に見える雲」なので、それに近い表現にしてくれるのがCTEモードだった、というべきでしょうか。
    う〜ん、でも、空の青に雲が引きずられるのであれば鳳凰は青くなるはず(つまりAWBのような色になる)ので、なんか矛盾が。
    でも、対象が雲なんだ、ということをQ7が私の気持ちを汲み取ってくれたんだとすれば、雲の色に「空が引きずられた」ので青の鮮やかさが消え、より雲の形が見えるようになったと言うべきなのでしょうか。
    もしそうなら恐ろしく使えるモードです。

    もっとも、私の場合、空に限っていえば「青抽出」っていう必殺技で撮っちゃうのでダイヤル切り替えるだけで使えるそればっかりになっていますが(笑)

    でもCTEを巧く使えるようになれば、これからの紅葉の時期に背景が汚い灰色になって秋らしさがでてこない、全体的に赤くして欲しいんだ、ってときや、夕焼けの紫まじりの空を奇麗に撮りたいんだ!
    っていう時に使っていけるらしいです。

    幸いにもQ7では「記録した直後に再生モードにしてAv±ボタン」を押すことで「RAW+」つまり後でホワイトバランスを色々変更して確認できる保存の仕方で記録できるようですので、コレを使って色々試してみたいと思います。

    ということで、続きは少し修行をしてからかな・・・。
     
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    こんにちわ。 最近強化月刊として01番をできるだけ使うようにしているのですが、どうも個人的に気に入る色が出ない、ってことで、色々いじっていたら結構気に入った設定が出来上がって来たので、ここ数日はどんなレンズでも同じ以下の設定をあてて撮影しています。

     『カスタムイメージ:リバーサルフィルム ファインシャープネス+2』

    若干鮮やかでキレが良くなる感じです。一方でシャープネスが邪魔をし、「ボケ」がときどき嘘くさくなる時もあります。まぁオールドレンズを使わなければ気にならないのでヨシとしています。

    IMGP1102
    01 STANDARD PRIME 1/160s F3.2 ISO200

    IMGP1146
    01 STANDARD PRIME 1/60s F1.9 ISO1250

    IMGP0834
    02 STANDARD ZOOM 1/100s F4.5 ISO200

    IMGP0919
    02 STANDARD ZOOM 1/320s F4.0 ISO200

    IMGP1033
    01 STANDARD PRIME 1/8s F7.1 ISO160


    そのやり方は・・・、いや、単純にMENUボタンからカスタムイメージを選び、リバーサルフィルムっていうのを選び、±ボタンを押してダイヤルを回し「シャープネス」→「ファインシャープネス」ってのに変えて十字キーの右を押して2レベルあげるだけ。

    いやはや、単純です。
    これをベースとして、あとはクイックダイヤルとかも使って切り替えシーンに合わせて撮影するだけ。
    とても簡単です。

    好みの色って、ちょっと色が濃く出てキリっとしてて、でも、ボケも見えてて、なんていう贅沢仕様なものです。
    まだまだ絵作りや構図がド素人な私ですが、Q7を使い始めて3ヶ月、なんとなく自分でも「こういうのを残したいんだよな」っていう絵に近づいて来ている気がします。

    特にISOとシャッタースピードと絞りの関係はQ7を使うまではあんまり意識しなかったんですが、最近はようやく分かって来た気がしてて、初めのノイズでいっぱいのザラザラで色の薄い絵作りから結構変わって来たと思っています。
    なんというか、絵の中のメリハリが出来始めて来たというか。

    やっぱり、あれですかね、常に持ち歩ける軽さ、色々試せる手軽さが貢献してるんですかね?これって。
    まだまだ未熟ですが。 
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    こんにちわ

    今日もモノクロな世界な気分です。

    相変わらずハードモノクロームで撮ると気分が引き締まります。

    IMGP0964
    01 STANDARD PRIME 0.4s F1.9 ISO320

    IMGP0879
    01 STANDARD PRIME 1/60s F1.9 ISO100

    レリーフやオブジェはどことなくクラシカルなイメージを出すのにピッタリな対象です。
    本当はクイックダイヤルが8個くらい登録出来ると、①ハードモノ、②ソフトモノ、③青抽出、④セピア、⑤TOY、⑥さくらほのか、⑦極彩、⑧何もなし(ナチュラル)とか設定出来るんですけどね、いや、鮮やかとかクロスプロセスとかも使いたいから10個くらい欲しい(笑)


    IMGP0730
    04 TOY LENS WIDE 1/80s F7.1 ISO100

    01番だけでなく、他のレンズでもモノクロは楽しいですよね。
    広角なレンズを使えば大きな対象も絵作りに貢献してきます。

    IMGP0776
    02 STANDARD ZOOM 1/800s F3.2 ISO100

    広角にしつつ、対象には寄る。これがダイナミックさを教えてくれます。

    IMGP0682
    01 STANDARD PRIME 1/80s F1.9 ISO200

    でも、明るいレンズである01番で撮るハードモノクロームが一番はっきりと明暗を捉えてくれる気がしています。昼間の明るい所であればレンズを選ぶこと無く使えるのですが、モノクロのイメージが浮き出るのって日陰の場所が多いからですかね?

    IMGP0933
    02 STANDARD ZOOM 1/160s F4 ISO320

    さて、今回の3連休のうち、2日は家でゴロゴロしていたんですが、うち1日はちょっと遠くでしたが懐かしの横浜に行ってきました。
    横浜近辺は20代の頃住んでいて懐かしい場所です。
     
    海と空が共存する場所、ここはとても素敵な場所です。
    明日はちょっとだけ、その辺をQ7で撮ってたので紹介していきますね。 
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    こんにちわ。

    今日は埼玉県鴻巣市で行われている『田んぼアート』なるものを見てきました。
    はてさて、400円の入場料を納めて展望台の上から見られるというアートはいったいどんなものでしょうか。

    これは是非、Q7の目で見て記憶してもらわねば。

    IMGP9463
    02 STANDARD ZOOM 1/50s F2.8 ISO1000
    #入場し、エレベータ前のPOP

    IMGP9514
    02 STANDARD ZOOM 1/320s F3.2 ISO200
     
    #エレベータの途中から見える景色


    結構高いところまで登ります。普通の田舎、といっちゃあ失礼かもしれませんがこんな所にコレだけ高い場所まで普通に登れるっていうものがポツンっとあるのが不思議です。

    ちなみに、埼玉県鴻巣といえば、埼玉県の大人なら誰もが知っている!? 場所だと思われ「免許の更新センター」があり、ジャンボひな壇で有名な場所です。
    また、近くには古墳の公園などがあります。

    IMGP9486
     02 STANDARD ZOOM 1/125s F4.0 ISO100
     
    #登りきるとこんな感じ。天気の状態が良ければ赤城山も富士山も見えるらしい

    また、この展望台がある場所は「古代蓮の里」っていう公園で、7月ぐらいの時期にくれば蓮だらけ。その頃はQ7買った時期だったんでくれば良かったのですが、今回は時期を逃してしまいました。
    でも、今回は今ならではの「田んぼアート」を見られるということで車でドライブ~ここに寄ってみました。

    IMGP9482
    01 STANDARD PRIME 1/125s F2.2 ISO100
    #壁の写真を撮影

    去年は「のぼうの城」にちなんだアートをやったらしいです。今年のは、どうでしょうか。

    IMGP9473

    06 TELEPHOTO ZOOM 1/320s F2.8 ISO100
    #右の一部(蓮の絵)

    なかなか、稲穂感があります。そう、この「田んぼアート」は全部の絵が実際の植物で描いたものです。古代米とかそういった色々な種類で描かれています。見頃は7月中旬~10月中旬までとのこと。

    IMGP9496
    02 STANDARD ZOOM 1/1250s F2.8 ISO500
    #02番広角端で全景

    なかなか奇麗です。結構な彩り、そして距離感が掴めるようモノサシも入れている所がイイです。
    この広大な感じは、やっぱり魚眼でも収めたいですよね、ということで、03番でも撮ってみました。

    IMGP9471
    03 Fish-Eye 1/640s F5.6 ISO160
    #これが鴻巣で行われている『田んぼアート』だ!

    なかなかスゴいと思います。
    使われているのは、下記の品種。
     
    日輪「白いかがやき」(彩のかがやきの変異種)
    人物「ゆきあそび」(観賞用稲・利用のため青森県で育成)
    水面「黄大黒」(古代稲で葉っぱも黄色)
    葉・背景「彩のかがやき」(主食用稲、埼玉県奨励品種)
    輪郭「紫905」(葉、茎など全体が黒紫、埼玉県)
    頭・帯「べにあそび」(葉色に白や緑の縞が入り濃い紅色になる)
    蓮の絵「蓮の花」(ピンクの長い芒)が特徴の観賞用稲

    なかなか立派な出来具合ですよね!ほとんど埼玉の品種で作られている所もなかなかです。
    まぁ、惜しいのはこの1点しか見られない所ですかね(笑)もう少し色々見てみたいです。

    これ、全部活きた植物で水田に描いたものです。

    田んぼアートっていうと、ついついUFO系のミステリーサークルとか思い出しちゃう年代ですが、今のアートはこういう奴なんですよね。

    そういや、青森とかでもやってますよね、こういう取り組み。

     → 青森 田んぼアート wiki URL: http://ja.wikipedia.org/wiki/田んぼアート

     抜粋するとこんな絵でしたね。こっちもいつかは行ってQ7で収めてみたいものです。

    TANBOWART
     
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    こんにちわ
    さて、今回もチャツボミ苔公園に戻り、そのときに実施した訓練、水の流れ編を操るためのシャッタースピードコントロールの話となります。

    まずは水を止めてみます。
    IMGP8684
    FA77mm Limited 1/500s F8付近 ISO100 IMGP8687
    FA77mm Limited 1/640s F8付近 ISO100 IMGP8694
    02 STANDARD ZOOM 1/1250s F4.5 ISO1250

    1/500秒でも結構止められます。驚き。感覚的に1/1000秒を超えないと止められないと思っていました。


    今度は水を流してみます。
    IMGP8768
    02 STANDARD ZOOM 1/8s F8.0 ISO100

    IMGP8652
    FA77mm Limited 1/50s F8付近 ISO640

    IMGP8760
    02 STANDARD ZOOM 1/15s F8 ISO100

    全体的に水の流れを糸のように流すには、1/15秒でも早く、それよりももっと遅くしなければならないようですね。1/8秒の最初の奴が一番マシ。糸のように奇麗になるのは場所場所にもよると思いますが、気分的には1/10秒未満くらいからって感じでしょうか。
    でもこれ以上遅いと手持ちの撮影はかなり厳しいです。
    今回は川の流れている場所にかなり寄って撮影していることもあり、全て手持ちなんですよ。三脚を使っていないんです。まぁ訓練ですしね(笑)

    カメラをブラさず、水だけをブラす。これって結構難しい訓練です。
    何枚も撮っていれば当たる写真もありますよってことで、今回は素人作戦の結果です。

    今回勉強出来たのは、なんでもかんでも水を糸のように流してしまえば良いってわけではなくて、岩の見えているような場所では水の透明感を持たせるため若干水の流れを残した方が『涼しげで音が聞こえそう』ってことです。
    今回の湧き出るような水の流れの場所では、1/50秒付近でそれが出来ていました。この感覚を覚えておきたいです。


    で、その水の音が聴こえそうな中間のスピードで撮れた、もう少し面白いものが無いかな?って探したみたら、見つけたのは、コレ。
    合わせ技のような、渾身のショット!
    IMGP8666
     
    FA77mm Limited 1/100s F20付近 ISO640

    滝のように落ちて、かつ水しぶきも感じられるこの瞬間を捉えたのは、やっぱりFA77mm Limitedでした。う~ん、反則技だなぁ(笑)
    なんだかこのレンズを使うとQマウントの全てを凌駕してしまいます。

    こんな単焦点がQマウントにもスター★レンズやLimitedレンズとして誕生してくれればいいのになぁ。
    このFA77mm Limited は望遠にさえならなければ最高のレンズ間違い無しです。絞ってキリリっとして開いてトロっとして、と素晴らしすぎ。

    にしても、う~ん、PENTAX Q7でこんなのが撮れるなんて楽しい!
    でも今回の収穫はFA77mm Limited だけではありません。
    02 STANDARD ZOOMがアチコチで活躍しました。チャツボミを捉えた半分は02番。残り半分のうち6割がFA77mm Limited で意外に活躍できなかったのが01番。なんでだろ?

    02番においては広角で、かつAF。時と場合に合わせてズームで絵を切り取れるコイツは、Q7+Qマウントで一番出来る子でして、今、私の一番のお気に入りです。
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    こんにちわ。チャツボミゴケだけではなく、今回は草津温泉にてゆったりと泊まってきました。

    もちろん、PENTAX Q7を持ってです(笑)

    IMGP8974
    02 STANDARD ZOOM 1/50s F3.2 ISO250
    #公衆浴場(ハードモノクローム)

    IMGP9006
    02 STANDARD ZOOM 1/125s F4.0 ISO100
    #極彩にて湯畑

    IMGP8998
    02 STANDARD ZOOM 1/125s F3.2 ISO200
    #昔ながらの風景(ハードモノクローム)

    IMGP8985
    02 STANDARD ZOOM 1/60s F2.8 ISO200
    #硫黄を感じるといったら青抽出

    IMGP9009
    02 STANDARD ZOOM 1/160s F4.5 ISO100
    #実際はこんな色です

    IMGP9024
    02 STANDARD ZOOM 1/125s F4.5 ISO200
    #ロマンチック街道と呼んでいるらしい、田舎道です


    画像1
    02 STANDARD ZOOM 1/125s F2.8 ISO160
    #道に浮かび上がる瓦で出来たアート(青抽出)

    この瓦、いったい何枚使ったんでしょうかね?湯畑の廻り全部これですよ。
    スゴいですよね。
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    最近気になっているものがあります。

    それは電波塔。なんか郊外で暮らしているせいか、車で移動すると必ずついてまわるのがコレなんです。

    IMGP6736
    06 TELEPHOTO ZOOM 1/3200s F2.8 ISO3200 ハードモノクローム

    普段何気なくやり過ごし、ほとんど意識してみることのないこの電塔なのですが、あらためて見ると細部までメカメカしく素敵だったりします。
    そういやJOJOでも鉄塔に住む男とか居ましたね。なんだかそういう魔力もあるのかな?(笑)

     IMGP6740
    06 TELEPHOTO ZOOM 1/500s F3.5 ISO100 青抽出

    もっと面白いのがNTT施設内にある奴。これって、なんか、場所場所によって形が違う気がするんですよね。

    IMGP7787
    02 STANDARD ZOOM 1/250s F5.0 ISO100
    #円形の電塔

    こういうのって決まった種類あるんですかね、これを集めるだけで一つのジャンルに繋がってタモリ倶楽部とかに出て行けそうな気がしますよね。
     
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    こんにちわ。

    Bulb撮影って面白いですよね。

    夕暮れ時から夜にかけては 01 STANDARD PRIME を使って青抽出するのに最高の時間なのですが、今回はそれを更に踏み込んでもう少し暗くなる頃を狙って長時間露光写真にチャレンジしてみました。

    IMGP7012
    01 STANDARD PRIME 15s F8 ISO 400 
    #青抽出

    なかなか難しいです。車の光が左上に延びてるのと道路沿いに真っすぐ明るく走っているんですけど、もう少し派手にやらないと判りにくいですね。

    どういう構図でやればもっと面白くなるのか練習する必要ありですね、これは。
    そして、色というか明るさ。これも難しい。ある程度までは液晶画面でその適正の明るさを教えてくれるんですけど、夜になりかけの時間帯は光がなくなるのが早いため、ちょうど良い発色にするタイミングも難しいです。

    IMGP6987

    01 STANDARD PRIME 1/50s F1.9 ISO1250 
    #周りはすっかり夜になってきました。シルエットが美しくなる時間です。

    ってBulbを試していると直ぐに夜になってしまったので、今度は光のアートで遊んでみます。
    遊び場所は、こんな交差点です。広いほど面白いはず。

    IMGP7019
    01 STANDARD PRIME 8s F8 ISO800 
    #夜になった道路

    この時間になると交差点は色とりどりの光を放っていますので、これは長時間露光でアートする格好の材料です。明るいレンズでなければ遊べないので今日は 01 STANDARD PRIME ばっかりです。

    IMGP7021
     01 STANDARD PRIME 8s F8 ISO1600
    #ここでシャッタースピードを遅くして、カメラを動かしてみると、上記のような写真になります。
     これはレンズを中心にQ7を手で持ち替えながら、でもレンズの高さ位置は変えずにぐるっと回して描いてみました。

    IMGP7020
    01 STANDARD PRIME 8s F8 ISO1250
    #ちょっとアートに鳳凰を描いてみました。



    え? ・・・ははは、そうです。偶然です(笑)
    鳳凰とか孔雀の絵を狙って描けたらスゴいですよね。 たぶん、それで飯食えるような気がします(笑)。 でもまあ、少しアートを意識して十字架を書くようにしてQ7を動かしたのは事実です。

    そういえば、昔の話ですが、暗闇でペンライトをナゾって光のアートを愉しもう!っていう特集を何かの雑誌でみました。随分前のことなので何に載ってたかとかは思い出せませんが。
    つまり、それぐらいポピュラーで長時間露光は遊べるってことですね。

    そしてマニュアル撮影はまだまだ奥が深く、光の線を描いて遊ぶだではなく、光量を考えて時間を使えば夜に撮影した景色も昼間とは言わないまでも朝方みたいに明るく撮ることができるから不思議です。

    IMGP7015
    01 STANDARD PRIME 15s F8 ISO1600



    夜になっても持ち歩いて遊べるカメラ、それがQ7ですよね。 軽いから仕事帰りでもサクっとカメラ遊びに出かけられます。
     
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    こんにちわ。前回のつづきで、07番の魔改造「B」の備忘録となります。
    魔改造B(1)はいったん105mm版としてフィールドテストしたものの、どこにもピントが合わなく使いにくい状態だったので、取りやめ再度バラして無かったことにしました。
    そして、NIKONのレンズ+07のレンズの合わせ技という手法から、オリンパスのCAMEDIA C-160のレンズユニット部分をまるごと使ってしまおう、という手法に変更しました。

    つまり、これって、元のC-160のデジカメの特性を引き継ぎ、現代のQ7にて蘇るってわけですよね。

    魔改造B弐「超広角スナップレンズ」も含め、まずは今の手持ちのレンズのラインナップをずらりとしてみました。
    レンズ達

    ちょっと写真に収まりきれないDA18-270mmは除外しています。
    普通なら、レンズがもっと欲しい、という自分の欲望を満たすために04番とか05番を揃えるのかもしれませんが、個人的に欲しいものではないので見送り、でも普通ならそこでKQアダプタを使ってKマウントのレンズへ、といくかCマウント、Dマウント等の別なレンズへといくのでしょうが・・・。

    ハイ。重いの嫌い。望遠は使いにくい。じゃぁ、ってことで自分でレンズを、ってなるわけです。
    知識が無ければ作れない、ってことは無いと思うので、その道を突き進んだお供に用意したのが今や1円とか100円でオークション入手できるジャンクデジカメでした。

    さて、どんな絵になったのでしょうか。
    まだ外の世界の絵は数が少ないので、本日は室内でレンズ撮り比べです。

    まずは、01番から。
    01StdPrime
    01 STANDARD PRIME 1/4s F8 ISO200
    #CyberShot WX10 から 魔改造A 超絶接写版までの範囲

    02 STANDARD PRIME 02StdZoom
    02 STANDARD ZOOM 1/6s F8 ISO250
    #CyberShot WX10と魔改造A 超絶接写版の両端に隙間ができる画角

    魔改造B弐
     07魔改造B弐 超広角スナップ 1/250s F9±α ISO200
    #iPad1の充電台や105mm向けに作った07番のキャップ部分までの範囲が収まる広角です

    ちなみに、魚眼だとこうなります。
    03FishEye
     03 Fish-Eye 1/50s F5.6 ISO200
    魚眼の範囲さすがに広い。 この173°は広すぎです(笑) 写ると思ってなくて不用意に隅に取り外して置いておいた07魔改造B弐の姿まで右端に収めてしまいました。


    ちなみに、同じ位置から魔改造Aも撮ってみようと思ったものの、こいつは2~3cmのところに対象が無いと合焦しないので撮れません。諦めてカメラの位置を変え01番を接写してみました。

    魔改造A超絶接写
    07魔改造A 1/6s F9±α ISO640
    #素材の質感と傷具合まで表現できる接写用として際立っていますネ

     魔改造B弐 の話に戻すと、厚みは07オリジナル(改造前)と03番Fish-Eyeの間です。
    撮れる画角左右範囲はたぶん、85~89°くらいじゃないかな。 はっきりとした角度が判りませんが、02番の広角端と03番の間で歪曲が始まるか始まらないかのあたりになります。
    で、焦点距離は01番STANDARD PRIMEよりちょっとだけ手前の20cmあたりから無限遠です。

    先端は40.5mmのリングを付けていますので、その気になればフードとか偏向フィルタ、クローズアップレンズを付けることも可能です。

    また、写真をみてお気づきのように、四隅にケラレが発生しております。
    悩んだのですが、これもあり、ということでそのままとしました。そもそも07番のマウンタを使っていますからQ7には07として見えているでしょうし、下手に調整して前に更に飛び出すのも嫌ですし、嫌な時はトリミングすればいいか、ってことにしました。

    これからはコレをつけて外に持ち歩けます。
    ぎりぎりワイシャツの胸ポケットに入ります。
    ただし、この時期は汗とかで湿気りそうだから鞄でしょうけどね・・・。
     
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    こんにちわ。前回のつづきで、07番の魔改造「B」の備忘録となります。

    まずは、この魔改造Bって、どんなの?ってことでした。

    初めの魔改造Aは「超絶接写版」。1cmにも満たないような花の超拡大、細毛までを表現したいやつでした。
    次に取りかかったBは、本来の意味でのマウントキャップ、というか周辺の像が流れることが無く、「写るんです」みたいに簡単にスナップできて、あわよくばQ7をワイシャツのポケットに入れちゃえ、みたいなコンセプトでした。

    で、Aの超絶接写版は07番のレンズの前後をひっくり返してクローズアップを挟んだだけという簡素なものでしたので作りやすかったのですが、こっから先は茨の道です。

    焦点や画角を計算するのには、レンズの焦点距離がわからないと作れません。そのためにはレンズを裸にして角度や光の屈折を調べる必要があります。
    しかしレンズ単体までバラしてしまうと、07番のケースに収められるようなレンズを抑える部品を簡単に入手できないし、そもそも光の屈折を調べる装置も器具もありません。

    そこで、あまりやられていない「ジャンクデジカメを分解しプラ部品ごと取り出して交換レンズを作る」という手段にでました。
    ネットを探してみるも、コンパクトデジカメにオールドレンズを取り付けよう、とか、超望遠のレンズを虫眼鏡とかのレンズを使って自作しよう、といった方向性はあるもののジャンクデジカメのレンズを最新のデジカメに組み込もう、なんて馬鹿は私ぐらいなもんで、情報がありません。

    でもまぁ、無いものは自分で作るしかない、の発想でチャレンジ。ヤフオクで1円とか100円とかで入手できる古いジャンクデジカメを幾つか手に入れ「魔改造B」として試行錯誤したのでした。

    で、まず初めに出来上がった105mm番は、NIKONのジャンクカメラからレンズパーツを入手(凸凹メニカスっぽいやつ)、イメージセンサー → NIKONのパーツ → 07番のキャップに結合しているレンズという順序で間に挟んだだけのものでした。

    外に持ち出して撮ったもののうち、まともだった奴を2枚ほどアップしておきます。
    IMGP5819

    07 MOUNT SHIELD 魔改造『105mm版』 1/100s F9+α ISO160「青抽出」 

    IMGP5514
    07 MOUNT SHIELD 魔改造『105mm版』 1/100s F9+α ISO200

    で、結論から言うと、焦点距離の調整はできず、ずっと甘いピントのままでした。
    1mくらい先に対象を置いて撮れば良い、ということまでは判ったものの、なんかピントが合ったり合わなかったり。
    多分07番のレンズを使っているせいか、2つの凹凸の中心点がズレているんじゃないかな、って思うんですけど、なんかしっくりこない。
    しかも、07番の特徴である周辺の流れるような像崩れが残っており、これじゃぁ07をそのまま使うか、04番のTOY LENS WIDEを買った方がましだろう、ということに。

    はい、実用レベルにはならず、今回の作成は「失敗」という結論に至りました。


     * * *


    難しいなぁ、って思います。
    工学知識無いままチャレンジするのは無理かな~って、ジャンクカメラの山のような群の中を眺めていたら、その中で10年くらい前のもの凄く普段の自分なら見向きもしないデジカメを発見。

    OLYMPUS CAMEDIA C-160。CAMEDIA-C160
    調べると主に海外向けなのかな、初心者クラス用のやつっぽい。スペックは3.2Mピクセル、1/2.7インチのCCDセンサー。

    ん?こんな古いのじゃだめかな?と思いながらレンズ周りの部分にあるプリント文字を眺めていたら、「AF 5mm 1:2.8」・・・、ん?5mm?結構小さいし、昔のレンズ構成で小さい数字が出ているっていうのは、広角の意味でしたよね!

    いやそれだけじゃない、10年までいかないにせよ、かなり前のデジカメなのにF2.8ってスゴいじゃん。
    たぶんズームもない単焦点だから売れはしなかっただろうけど、これはレンズの部品取りとしては素晴らしく良さげじゃ!?

    ・・・と、思ったら考えるより早く手が動き、分解が始まっていました。そんなだから途中過程ほぼ無し(笑)

    IMGP6194

    #ちょっと慌ててたのでボケボケなんですけど、レンズユニットが1つの塊になってて扱いやすそうです。そして、そのユニットを07のマウント部分に充ててみてもいけそう。って写真は既に撮った後の抜け殻。すっぽり空いている場所にユニットはありました。

    IMGP6206
    #07のマウント部分にレンズユニット下半分、右はユニットの上半分をネジ回して取り外した状態


    これもちょいピンボケ。なにせ撮ることよりも気持ちが先にいってましたので・・・。
      しかもQマウント部分なんか一度接着 → 一旦剥がして、でも、また再度接着なんてやったので汚い(笑)



    で、ユニットを仮組して映像を見ると!!!

    当然と言えば当然、レンズの群や距離構成をいじらずユニットだけをQ7のセンサーの前に持っていける訳ですから、簡単で確実なものができそうな予感。

    ・・・・しかし、ここでアクシデント。手で押さえながら仮に充てて液晶でピントをチェックしていたわけですが、前後左右に色々動かしているといきなりふっと、液晶が真っ暗になりました


    正直かなり焦りました。
    センサー壊したかと思いまして・・・。

    う~ん、この恐怖、ふう、絶対にこんな魔改造はお勧めしません。


    センサーにボフボフって風を送っても傷跡なし。一安心。
    気を取り直し、ユニットに光を当てて見直すとこっちが真っ暗。
    落ち着いてよく見るとレンズユニットの中に絞り?シャッター?ようは、よくわからない黒い薄い紙があって、それが勝手に動いただけの模様。
    なんだ、あれか、とばかりにレンズユニットを止めているネジを3本ばらし、絞り羽もしくはシャッター代わりの紙ぽいなにかを2枚くらいポイっって抜き取りました(写真右上)。

    光をあて、前後左右に振っても黒くならないことを確認し、再度マウントに接着。
    全体的にユニットが長めなんで、先端はある程度飛び出してきます。
    でも、さほどではないので例によってSANYO Xactiのリングで飛び出る長さを確認。
    07番のマウント側プラ部分中央にC-160のレンズユニット部分を接着、その周囲を囲むようにXactiのリングを接着。

    仮付けした状態で確認すると、出っ張る部分はリング1.3枚くらいなのがわかりましたので、リングは計2枚必要でした。これアキバのジャンク屋で一つ100円です。
    普通に2枚目にプロテクトガラスを付けたままの装着は無理でしたので、距離を調整しながら、プロテクトガラスがユニットに接するまでの距離まで調整しています。 そのプロテクトガラスに至っては普通に取り付けると透明なので内部での乱反射が予想されます。 本来なら厚手の黒紙などを充てるべきなんでしょうが、今は手元にないので取り敢えず裏側をマジックで黒く塗っておきました。


    STYLE

    完成です。先に作った魔改造B・105mmマウントキャップはこの世から消えてなくなりましたが、今ここに新たな魔改造レンズが日の目をみました。

    単焦点で、超広角です。 紙で液晶に入る角度を小学生ぐらいの時に使うようなプラスチックの分度器でざっくり測ったら、液晶に左から出て消える右側まで約85°超えくらいでした。

    撮れた絵は、02番と同じくらい、もしくはもうちょい幅広く撮れている気がしています。
    まぁ面倒なので画角は85°として覚えるとします。

    いやはや、失敗は成功の何とやらですね。 レンズの知識を覚えた訳じゃないのですが、結果、魔改造B version その弐 が誕生です。うぁ、まるで悪魔合体(笑)

    魔改造B弐「超広角スナップレンズ」と呼ぶことにします。

    さて、今度こそどんな絵になるんでしょうかね、ワクワク。 
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    前回の続きで、Q7の弱みについて。

    1. 液晶の性能が悪くて、本当にピンボケしているのかブレずにちゃんと撮れて色がのっているのかどうか判りにくい

    2. オートモードでのISO感度が高すぎて、ノイズが出やすい


    前回は長く書いたけど結局液晶は確かに良いものを積んではいなくQ7の弱みの一つなんだけど、そもそもピントが合う合わないのところでインタフェースのツメが足りないためにそう要求されているようなもんだ、っことでした。

    今日は(2)を中心に書きたいと思います。プロじゃないからツッコミはあるかと思います。その辺は個人的なつぶやきということで聞き流してください。
    Q7は今までに無い「撮り手の絵心をくすぐるカメラ」だと感じていますし、とても遊べる素晴らしいオモチャであります。

    自分がアーティストになったかのように色を変化させられる絵遊び機能があり、それをテンポよく扱える。
    かつ撮れた絵をみると、液晶画面に見えている以上に気持ちよくクリアな像が得られている。
    こんな素晴らしいデジカメなんですよね。
    ただし、メリット=デメリットという形で現れている点があり、これがQ7のもう一つの弱みとして挙げられる、ISO感度によるノイズの発生です。

    Q7は「もの凄く楽しいカメラ」な反面、一眼初心者があまり意識していなかったISO感度についてシビアです。
    この値が高くなることで引き起こされる「ノイズ(色のザラつき)」について、より強く意識させられます。
    IMGP5307

    #ISOが上がりすぎて失敗した例(ノイズだらけ)
    FA77mm Limited KQAdapter 1/200s F22 ISO10000
    せっかくの滝流れや周りの景色がノイズのお陰で台無しになっています。

    持っている人ならば月明かりのような暗い所にある明るい対象にレンズを向け、ISOの数値を100から徐々に上げていけばノイズがどの段階で出始め、キツイな、ってところがどの辺なのか判別出来ます。

    困った事に、高感度撮影が出来るようになり容易に12800とか使えるがために、オートなどの初心者が良く使うであろうシーンで簡単にノイズが出る値が使われてしまう、って事が弱みであるわけです。

    つまり、ISOとは?ノイズとは?ということについて、使う側がその知識や考え方についてわけもわからないまま安易に高い方がいい的に値を12800とかの数値に設定してしまうと、結果として知らない間にザラついた写真を大量生産してしまうという事です。
    実は、これも製作者の思いと使う側の乖離、インタフェースのツメの足りなさじゃないかな?って思います。

    画像1

    #ISOが上がりすぎて失敗した例2ビリヤード玉(キズではなくカラーボールの色に現れるノイズの問題)
    02 STANDARD ZOOM 1/100s F6.3 ISO10000

    ただ今回の課題はそれだけではないと思います。
    2つめとして色遊び。
    モノクロにしたときには目立ちませんが、暗めの背景・・・特に森の中などに潜り込んだ際、空や滝などの明暗の強弱が激しいところでの撮影時にノイズについて強く意識させられます。

    色抽出や極彩などを使うとモノクロでごまかせる一方で、残った色に対してはものすごくノイズに敏感になります。

    まあ、色抽出しないまでも、PhotoShopやLightRoomの使用者、または印刷関係の仕事に携わったことのある人なんかは、CMYK/RGBのカラーバランスも意識してきますのでなおさらノイズや色のノリは意識しますよね。

    この辺が、液晶でわかりにくい。やっぱりUIと液晶ですか。
    ってことは、ピント。やっぱりここでもMFレンズが多いQマウントの影響があるんじゃないかと。
    ピント合わせを意識する際、画面で拡大しますし、撮った後もPCなどで大丈夫だったのかをピクセル等倍まで拡大してまでデータをマジマジと見てしまう。
    やっぱりここでもノイズを意識させられます。

    難しいですね。

    そもそも今の一眼、というかデジタルカメラ写真の絵作りには、従来の「露出(光量)」とか「ISO感度、絞り、シャッタースピード」だけでは語れなく、ホワイトバランスやカラー補正(レベル補正)も踏まえて検討していく必要があるんでは?っと、前回話しました。

    一眼カメラの話については、色々なWEBページから学習できます。しかし、どこでも似たようなもので、一眼を扱う際には下記3つの関係が複雑に絡み合うので意識しないといけなく、これを覚える必要があるってことです。

    「光を通す量(絞り)」
    「光を充てる時間(シャッタースピード)」
    「光を受ける側の感度(ISO)」

    障子を破らずに水鉄砲で紙を濡らすようなもんですかね。銃口の径の太さ、送り込む水の量、和紙の耐久度を創造すればいいのだと思っています。

    IMGP5088

    02 STANDARD ZOOM 1/50s F4.0 ISO800 露出オーバー

    足りなければ水は届かず(暗くなり)、勢いが強ければ破けて穴が開く(白とび)。
    感度=紙の耐久度みたいなもんで、明るさに強ければ耐えられるんだけど弱いと溶けて周りに染み出たり色が正しくのらなかったりする、和紙だと穴があく、という感じ?ですよね。

    色んなところに書いてあるのは、ここにISOの感度の話も絡め、受ける側の質がどれだけ許容できるか、っていうバランスの話で終始しています。
    まあ、私もようやく最近理解しました。
    iPhoneも含め、コンデジってのは、こういうの全部自動でやってくれるから楽でした。

    ノイズの原因は、ISO値が高くなることで発生するものですよね。
    だから、この値を抑えればいいのですよね。
    絞りはボケを作ったり背景をクッキリさせたりするのに重要で絵によってコントロールする必要がありますから、ISO感度=あからさまにシャッタースピードに影響がある、という式が導かれます(最終手段でレンズの性能を良くするっていうのもありますが、それは置いておきます)。

    でも、でも、何処にでも書いてある話はここで終わっていますが、今の写真って、それだけに気を遣えばいいってもんでもないですよね。

    写真の絵作りって絞り・時間・感度の3つだけで構成できているわけではなく、他に少なくとも後2つ考えなければいけない事があります。

    それは、「ホワイトバランス」「RGBカラーのレベル・バランス」の2つです。

    iPhoneで撮影するときに、全体的に暗いなぁ、と思ったら黒いところにタッチすると色の明暗が綺麗になったりしませんか。
    Q7でAWBという文字を見たことありませんか。

    Q7でエフェクトを掛けるときに「RGB/CMY」のレーダーチャートを見たことありませんか。
    RGBはRed/Green/Blueの略、光の3原色のことでしたよね。CMYって?Cyan/Magenta/Yellowの略(よくCMYKっていう形で出てくるのはK=黒をつけてるためです)で、印刷インキの3原色とでもいいましょうか。
    色の関係は、下図でしたね。

    画像1


    光の色と印刷の色は、ようは光の反射に関わっているのですけど、同じ「青」を表現するのにも光とインキでは手法が異なりましたよね。
    インキは見せたい色、その光の波長撥ね返した訳ですから。
    で、インキでは色が無いのを白で~光側では全部の色が合体した眩しいのが白になり、逆にインキの黒は全部の色が混じって汚くなった状態で~光側では何色も無かったのが黒、っていう関係があります。

    で、結局ノイズって、この色の波長の取得がうまくできなかったり判別しにくい微妙なものがまじってくるから現れて目立つわけですよね?
    埃とかの余計な障害物の影響、反射もあるんでしょうしね。

    で、色と感度の話ですが、ISOが低くても、カラーレベルというか各色で一番明るいところと暗いところまでのバランス(レベル補正)がうまくいけば、ISO値が低くても割りとキレイに像を写せると思っています。
    iPhoneなんかはその辺りのコントロールというか使われている液晶とのバランス感覚がとても良いのだと思います。

    また、その時のその色の基礎、ベースとなる白の色をどうするのか、というのがホワイトバランスですよね。太陽の光の白と蛍光灯の白では色のベース(温度)が違うから、それに併せてスタート地点を調整する必要があります。


    ややこしくなりましたね。
    ようは、ISO値が低くても、色のバランスさえしっかり撮れればiPhone5やコンデジのように液晶画面上では綺麗な絵になるはずです。

    つまり、前にチョロっと話した、液晶で表現する際に必ずしも保存されている絵と同じにする必要はないんじゃないか?ってことです。いやいや騙しちゃダメだろうって声も聴こえそうですが。

    じゃあ、我々はQ7ではどうすればいいのでしょう?
    液晶はどうしようもないとして、使う側、撮影する側はどうしたらいいのでしょうか。

    Q7に限らず、デジタル時代の写真術は、取り敢えず微妙に暗め低めに撮って後からアプリでイジる。これが主流です。いわゆるPhotoShop とかLightRoomとかってやつ。

    でも、初心者には敷居が高いですよね。

    でも面白いし、綺麗な絵も作りたいし、色を逆にアーティスティックにして遊びたい。

    PENTAX Qは、そこにデジタルフィルターとかベースメイクっていう概念とクイックダイヤルというか強みがあって、一つの答えとして導かれています。
    いわゆる「ナチュラル」「風景」とか、「ハードモノクローム」「あでみやび」「さくらほのか」ってやつでカメラ単体で遊べるところです。
    シーンセレクトを使うのも手だと思っています。メーカーが最適になるようカラー補正を事前にしてくれます。

    Q7は色々なことに応えてくれます。そして色々な一眼の知識を覚えなくても使えます。更にISOや露出、カラーバランスなどの知識も覚えるともっと楽しくなり、自分の絵をどうしたいのか、というアーティスティックな面に貢献してくれそうです。

    知らない間にしあをセミプロくらいに引き上げてくれそうですよ。

    また長くなってしまいました。
    ようは、先のピントの問題は今私たちではどうしようもないのかもしれませんが、ノイズを巧く操るには、ISO感度を出来るだけ低くしましょう、そして、後はカラーの使い方を体に覚えさせ、気を配ればバッチリ。

    だから、コッチのノイズの所の弱みについては、カメラ単体のせいだけではなく、撮る側の問題なのでめげずに頑張りましょう。

    まぁ、レンズ取り替えた時やシーンセレクトした時に綺麗に撮るためにはISO幾ら幾らまでが理想です、的なメッセージが邪魔にならない程度に出るだけでも初心者には敷居が低くなるんじゃないでしょうか。

    グリーンボタン押した時でもイイですしね。
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    ここのところ、どこに行くにしてもQ7持ちです。

    しかし、へっぽこ素人なためか、どうしても今まで経験しなかった問題に頭を抱えています。
    薄々とは気が付いていたんですけど、今日ははっきり言おうと思います。

    *Q7の弱み

    1. 液晶の性能が悪くて、本当にピンボケしているのかブレずにちゃんと撮れて色がのっているのかどうか判りにくい

    2. オートモードでのISO感度が高すぎて、ノイズが出やすい

    今日は(1)の中心に話しをします。

    実は2つとも液晶のクオリティにも絡んでくる課題ですが、ちょっと方向性が違います。

    今回従来のQから比べQ7で改良された3インチ液晶。より見やすく日昼でも明るいものを搭載してくれています。

    画像1


    前よりもかなり良くなっているとのことですが、残念ながらそれでも、うーん、と言わざるを得なく厳しい目で見ざるおえないのが現状だと考えています。

    この問題はスモール一眼の冠を持つQシリーズにとって、実は深く重い課題であります。
    しかも、それは複数の要求が合わさって導かれているからなんともはや。
    その要求ってのを幾つか私なりに考えてみました。

    背景A: MFが多用されるレンズシリーズ
    背景B: 色を変化させられる絵遊び
    背景C: 1/1.7型への変更に伴う画素への期待
    背景D: レンズに依存する解像感
    背景E: ISO感度アップによるノイズへの影響
    背景F: コンデジ感覚と乖離する手ブレ具合
    背景G: 全体的なテンポの良さからくる期待

    (AF/MFはオートまたはマニュアルフォーカスの略)

    多いですね。たった1個の液晶という部品に、少なくとも7個の背景がのしかかっており、期待を背負わされています。

    中でもクリティカルなのはAF中心に構成できていない現在のQマウントレンズシリーズの影響です。
    更にはレンズ構成に満足できないユーザー向けに「KマウントアダプターQ(KQアダプタ)」を発売したことで、AFではなくMFで使う方が多いカメラのようなイメージが強くあります。
    使用者の側で昔コンデジ使ってた人がQ7にチェンジした後の行動の変化を一言で表すと「物凄く面倒くさそう」にみえてるようです。
    実際AFが機能するレンズは01/02/06番の3本のみ、7本あるQシリーズのうち半分以上がマニュアルフォーカスの操作を強いられます。KQアダプタを使うとさらにもっとですよね。

    これは一眼というカメラに向き合うには面白い方向性だと思うのですが、一方ではMFでピントをどれだけ合わせられるか、という命題にぶつかります。

    その際に肉眼で見ることの出来る「覗き穴:ファインダー」が無いのでどうしても「液晶」に目が向かってしまいます。仕方ないことなのかもしれません。

    それからコンデジと乖離する手ブレ具合っていうのはかなり主観的な話だと感じていますが、私が今まで使っていたコンデジと決定的に違う部分、それはソニーやPanasonicに使われていた手ブレ補正方式、レンズシフト方式との違いもあるのかな、とも思います。
    一眼になりましたので、レンズが別になりました。
    ソニーやPanasonicのコンデジはその小さなハウジング内で手ブレを抑え込めるよう、内部の機構ではかなり工夫されていると思っています。

    画像1

    #手ブレ方式の違い、ソニーのページから拝借

    実際、WX10やPanasonicのLUMIXシリーズなんかの手ブレ補正は優秀です。私はここ数年使っていたコンデジで手ブレをした写真だらけになったことがありません。

    Q7を使い出してから久しぶりや手ブレが無かった時期を思い出す感じ、高確率での発生を経験しています。
    手ブレに強いデジカメが存在しなかった時代と同じくらいの量産、とまではいわないものの、今ではコンデジでは気にしていなかった撮影時のシャッタースピードをあげる意識、これがかなりの場面で必要になりました。

    IMGP5123

    #とあるホテルの天井 02 STANDARD ZOOM 1/50s F4.5 ISO10000 手ブレして失敗

    Q7にはSR(Shake Reduction:カメラ本体で行われるイメージセンサーシフト方式の手ブレ補正機能)が付いているのですが、しかしながら小さな箱で揺れる方向も読めるうちでのレンズ込での手ブレの補正と、飛び出しているレンズ、しかもその形も様々でまちまちなものがぶら下がっている状態での手ブレ補正とでは、そもそも持ち方からして怪しいのかもしれません。いくら脇を閉めていたとしても。
    コンデジの延長でQ7を購入しますと、そこにある大きな違和感の正体はここかもしれません。

    また、輪を掛けてテンポよく撮影する=落ち着かない=ぶれを防げるように待てない、という傾向もでています。そういった直接的には液晶と関係のない所からも、ブレているかどうかをすぐに確認したい、という要求から搭載される液晶に良いものが欲しい、という所まで結びついていると感じます。

    小さなボディにどこまでの要求に応えられる液晶を搭載できるのか?っていう無理難題を押し付けられているのが今の現状ではないでしょうか。
    そしてその背景にあるピントを合わせたいという一番の問題がクリアできていないために言われている事なのかもしれません。

    解決ポイントを整理すると、以下のようになります。

    1. 液晶の解像度を上げた良いものを採用?

      時間とともに解決するでしょうが、暫くは無理でしょう。

    2. インチ=筐体のサイズを大きくしてモニタも?

      フルモデルチェンジで、レンズ資産の問題が発生しそうです。

    3. ピント合焦をUIなどで工夫?

      (AF時の赤い□枠をMFでも置くなど)

      割と現実的。今のフォーカスアシストのやり方を考え直す形ですね。

    4. そもそも小さいボディに詰め込まず外部モニタに頼る

      次期モデルとかに期待しましょう。

    5. AF対応レンズを増やす

      真っ先に取り組んでもらいたいですね


    これはもう、今後はWi-Fi対応にして、iPhoneなどのスマフォを利用したシャッター操作を検討するしかないと思います。
    Wi-Fiによるリモコン操作&モニタの高解像度&大型化(iPad)を同時に検討でき、あわよくばGPSのジオタグ保存も可能になる、ということで、Qはシンプルにして外部に頼るのを期待します。そうすることでバリアングル液晶(角度を変えて見られる液晶)も搭載する必要すらなくなりますし・・・。

    * * *

    ところで、液晶はアレですし、Q7って、撮っている最中はフォーカスが甘く、色のりも鈍いなぁ、ピントも合ってるのかどうか判んないなぁ、と思う状態ですが、MacBookやiPadなどのIPS液晶とかのパネルで見ると、実はちゃんと絵が撮れていてもの凄く奇麗だったりします。

    びっくり。こういうところが、Q7の本体で表現できないのって勿体無いです。

    CHK-iPhone

    室内で撮影[iPhone5] Auto 1/20s F2.4 ISO80

    CHK-WX10

    室内で撮影[WX10] P+ 1/50s F3.2 ISO400

    CHK-Q7

    室内で撮影[Q7] 01 STANDARD PRIME Av 1/10s F3.2 ISO400

    iPhone5もWX10も両方ともHDR撮影しているし、それぞれの機種の液晶で見ている分にはQ7より遥かに綺麗に写っています。
    PCに転送して確認すると、実は色が誇張されていたりホワイトバランスやカラーバランス・補正がうまく効いているため、そう見えている、っていうのが良くわかります。

    つまり、最近のデジカメをベースとした写真の絵作りには、今までの「露出(光量)」とか「ISO感度、絞り、シャッタースピード」だけでは語れなく、ホワイトバランスやカラー補正(レベル補正)も踏まえて検討していかないと判断がつかないし、撮る側も意識しないといけないようです。

    ん?

    画面に出てくる絵と保存される絵が同じになる必要はない、ってことですかね。
    て事は、今のフォーカスアシストのやり方を考え直してもらうだけで随分液晶に対する要求ハードルも下げ、Q7の使い勝手も変わってくるんじゃないでしょうか?
    保存される絵のための液晶、という考え方を捨て、今の液晶でも目的を完遂出来るようにすればいいんではないでしょうか。


    マニュアルであっても、ピントがあったらピピっと音が鳴って何処でピントが合ったのか緑の枠とかで表現してくれれば、それだけで随分良い
    んじゃないでしょうか?

    カメラ単体でのUIの改善を全てのQシリーズに対応出来なくても良いので是非取り組んでもらいたいです。



    かなり長くなりましたので、もう一つのQ7の弱みである「2.オートモードでのISO感度が高すぎて、ノイズが出やすい」の話はまた明日にでもします。
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    こんにちわ。

    今日はこの間行ってきた、那須どうぶつ王国にて撮影した鳥さんたちをご紹介します。
    個人的には、鳥を真剣に撮ろうと思ったのは今回が初めてです。

    飛んでいるものって捕まえるのが難しいです。 

    IMGP4537

    06 TELEPHOTO ZOOM 1/400s f/2.8 ISO100
    え?飛んでるものが違う?(笑)

    はい、ごめんなさい、撮れたの非常に少ないんです。

    IMGP4591
    06 TELEPHOTO ZOOM 1/1000s f/8.0 ISO2000 

    この那須動物王国でのバードショーは近場の人なら是非一度は観るべきでしょう、っていうくらい楽しいです。まぁ場所も場所なので無理にとは言いませんが、美人のお姉さんが華麗に大鳥を操る姿は圧巻です。

    IMGP4698

    06 TELEPHOTO ZOOM 1/160s F2.8 ISO200



    IMGP4635
    FA77mm Limited 
    1/1000s F18くらい ISO100
    昔はあんまり良いイメージが無かったらしいですが、最近は「ふれあい」を大切にしているのか、近場で観させてくれたり、餌を上げたり等、楽しいです。

    IMGP4810

    #止まっているものなら確実フラミンゴ
    06 TELEPHOTO ZOOM 
    1/200s F2.8 ISO320

    どうしてなかなか、06番は良い仕事してくれます。素人の私でもこんなに気持ちがいい写真が撮れます。
    まぁ、プロからみたら、まだまだ何でしょうけど、自分的には十分満足です。

    IMGP4806
    #鳥の羽って素晴らしいですよね
    06 TELEPHOTO ZOOM 1/160s F2.8 ISO400

     
    お兄さんが、バス待ちの行列を退屈させないようにと連れてきてくれました。
    やっぱり羽が美しい。

    うーん、とにかく、動いているものを収めるっていうのは非常に難しく、しかも飛んでいるものを捕らえるっていうのは、例え連射で数打ってたとしても難しいですね。

    しかも、今回、初めはFA77mm Limited で美しく収めてやろうと思いましたが、マニュアルフォーカスではまったくもって捕まえられませんでした。
    で、急遽 06 TELEPHOTO ZOOMにチェンジし、オートフォーカス+連射(Hi)にて撮影。
    それでも何度も連射しまくって、フレーミングに収まったのは5〜6枚。像がぶれててお話しにならないのばかりありました。
    ここに出したもの以外でまとも撮れたのは低空飛行したやつとかの2枚くらいしかありません。裏では50枚くらい連射しましたから、1/20くらいの確率ですね、トホホ・・・。

    訓練が必要です。
    っていうか、プロのカメラマンって、やっぱりスゴいですよね。
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    こんばんわ。

    さて、気がつくと夏の終わり?な時期にさしかかっているじゃぁ、ありませんか。
    ここで、今まで影?で支えてくれたQ7で使える互換品アクセサリーをご紹介したいと思います。

     * * *

    上段:PENTAX ペンタックス D-LI68 互換 車のシガーソケット充電器 Charger-PENTAX-D-LI68-1(楽天) 1,180yen
    中段:富士フイルム FinePix XP200  NP-50A 互換 バッテリー  2個セット 発注先別で違うメーカーもの(amazon) 698yen
    中段:右:Remarks Japanオリジナル商品(JAN:4560416790880) 互換リモコン 電池CR2025付(amazon)350yen 
    下段:PENTAX 純正の付属の充電池+Apple PowerBookについている電源アダプタ、防水リモコン(別売)

    IMGP5778

    みんな怪しげな製品ばかりですよ(笑)

    一応普通に使えています。下段にあるPENTAX純正のものとなんら変わりないです。
    ・・・特に重宝しているのは電池です。
    普通に撮影している場合なら、電池1つでだいたい半日(エコモード使用)。
    しかしながら、Eye-Fiで転送をし始めると、ずっと撮影し続けて1本1.5時間くらいなペースで電池を食いだすのがQ7の恐ろしいところ。

    1日遊んでるところを写真 で撮り続けた場合、移動する前のEye-Fiへの転送(ジオタグ埋め込みするためにiPhoneに飛ばす処理)を何回やったかで喰いっぷりが変わります。

    この間、那須の方の動物園やら他にも色々に行ってた時は、日中の半日で5本喰いましたよ、電池(笑)
    そんな中、2個セットで700円程度の電池があると非常に助かります。
    私は金属ケースの中に電池が純正を含めて7個あり最大7個まで使用できます。もう安心です。

     ただ7個もあると、充電もおっつかないので車用のシガレットタイプの充電器も互換品で入手しています。

    また、リモコンも純正品は電池が切れたら捨てるという思いっきりの良さのやつですが、互換品だと電池交換が出来たりするので、できるだけ互換品を利用しています。
    使ってみても良好。だたし、ちょっと距離が弱いかな?って感じはしています。
    まぁ、許容範囲です。

    amazonや楽天で手に入るので容易に入手できます。こういうのもいいですよね。
    Q7って楽しい~ 
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    こんにちわ。前回のつづきで、07番の魔改造の備忘録となります。

    この07番っていうのは普通に使っても良し、遊び用のマウンタ部材としても良し、ですし、比較的安く手に入りますし、で遊び用にとてもいいですよね。
    まぁ今回みたいな改造を皆がするのか?っていうと、それは・・・、でしょうけど(笑)

    今回作成したこの105mmの魔改造マウントキャップ版は、どちらかというと、04か05に近いものがありますので、それを買ってしまえば、と言われればそれまでです。ハイ。
    でも、04とか05をどんなもんだろ?って気分で買って自分の好みに合わないかもしれない、そしたらずっと眠ってしまう、な~んてことを考えたら、だめ元、101円オークションのジャンクと戯れる遊びもできて、あわよくば欲しかったレンズが手に入るかもしれないというギャンブルとどっちが5000円の価値があるか?と考えると、私は後者でした。

    出来上がりは07番の最大のウリである、レンズがキャップをしているかのような状態を維持していますので、ぶつかることを気にしなくてよいものです。


    IMGP5497

    レンズの入手元はズームカメラですが、ズームの機構を取っ払って先端しか使っていませんので、もちろん固定焦点となります。
    距離は35mm換算でだいたい100mmくらいとなっています
    この100mm状態ではピントが合うのにちょっと被写体との距離離れる必要はあります。
    レンズの倍率は、ほぼ自分の見ている目の大きさと同じくらいの像になっています。
    肉眼で見ているものとほぼ同じものが4:3の12Mピクセルに収まります。
    ですから、画角を想像しやすい、っていうメリットが出ています。

    元々になったぶっ壊したNIKONのジャンクカメラは、入手した段階で既にACアダプタなし、電源部分不良、いまさら記録媒体も手に入れるの面倒、というやつでした。
    他にも分解したFUJIFILMの2台も、同じ状態。本当にジャンクです。普通の人ならゴミ箱行きですね。
    でも、レンズは無事。もったいないですよね。そういう意味で、3台目でいいものができましたし、リサイクルにもなっています。かなりラッキー。

     では、出来上がった奴の像をチェックしてみます。
    ・・・実は、まだ微妙に調整中なのです。
    まぁ、こっから先は時間かかると思うし、これ以上調整しないかもしれないので一旦完成としました。
    以下、そのサンプルですが、06 TELEPHOTO ZOOMと比較してみます。

    IMGP5534
     06 TELEPHOTO ZOOM  1/50s F8  ISO125
    IMGP5533
    07 MOUNT SHIELD 魔改造『105mm版』 1/50s F9+α ISO125

    同じものを魔改造レンズで撮るとこうなりました。縮小しているとわかりにくいかと思いますが、やっぱり06 TELEPHOTO ZOOMにて撮影した方が正しくピントが合っていて、周辺での色の「にじみ」が少ないです。 さすが06番です(笑)

     07魔改造105mmは、まだまだフォーカスの調整が微妙だ、ということでもあります。
    すこしソフトになって、これはこれで味があるような気もしますが、たぶんあとチョットだけセンサーとレンズの距離を縮めれば良い気がするのでそのへんをやっている最中です。締めすぎるとリングが壊れそうなので難しい。

    ところで、なんで、105mmといっているか、というとですね・・・

    DSC01903

    この2つの像を同じにしようと再生プレビューを駆使しながら、06番でフレーミングを合わせにいくと、06 TELEPHOTO ZOOM のズーム数値である22と23の間の目盛りくらいで若干22寄りでした。

    ということで、23mm×4.6倍は105.8mm、かつ、ちょっとだけ少なめで切りが良い数値をセレクト。
    ってことで、『魔改造 105mmマウントキャップ』と名付けました。
     
    この07魔改造Bである105mm版でどんな絵が撮れていくのか愉しみです。
    普通に街中でスナップとして活躍してくれると、持ち歩くのに最高なんですけど、これ07番の像が流れない中央部分だけを使っているようなものなので、F9土台で流用をしているせいか、そもそも作り方の問題なのか、結構暗い?レンズです。
    夕方や室内になるとISO3200超えが必要になるためノイズだらけになってしまっています。
    ISO1600以下で使いたいのになぁ・・・、今のところ、日中にしか使えそうにありません。

    ん~、これなら01番でいいじゃん、という貴方はかなりのQ7の使い手ですね。
    その通り。メリットはラフに扱えること、少し望遠な100mmなところ、これだけです(笑)

    (追記)かなり遠方に焦点があるようで、これはこれで、また癖のある奴が誕生したもんです。

    IMGP5787
    07 MOUNT SHIELD 魔改造『105mm版』 1/100s F9+α ISO400 「青抽出」 
     
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    こんにちわ。

    暑かったお盆休みも、もう終わってしまいました。
    この期間に那須の方に行っていたのですが、今日はその話ではなくて、昨日もう一本の魔改造レンズが日の目を見ましたので、その辺を備忘録。

    今回ヤフオクで101円使って9台のジャンクデジカメを入手しました。
    送料の方が高かったんですが・・・(笑)

    で、懐かしいFUJI FINEPIXとかNIKON COOLPIXとか色々ゲットしまして、その中のレンズを取り出して07番へのアタッチをさらにチャレンジしてみました。

    IMGP5457

    これが、こんな感じにバラされていきます。う~ん、戻すことを考えなくていい分解は楽しい(笑)
    ちょっとした夏休みの工作気分です。

    IMGP5458

    本来レンズっていう奴は、覗く側(ファインダー)の奴が組み合わさって正しく像が写るんですよね?
    だから両方分解して取り出してみましたけど、まぁ、うまく流用できそうなものは簡単に手に入りませんね。
    本当は完全にバラしてそのレンズの曲面を図にして光の屈折を測って位置を計算して、っていうのが正しいんでしょうけど、そこまでバラして色々やると大変なのと後のレンズの取付の扱いも面倒なので、勘をたよりにレンズを組み合わせ、Q7の1/1.7センサーごしの液晶で「この辺かな?」と充てて調査です。

    で、前回は割と作りやすい接写方向での作成だったのですが、今回は前回うまく実現しなかった「 写るんですのように気楽に撮影できる07番にしたい」という目的でチャレンジ。

    IMGP5496

    こんな感じになりました。
    07番のQマウント側の窪みにピタっとハマりそうな感じでしたので、そこにジャンクで手に入れたレンズを接着し、前にも登場した SANYO Xactiのプロテクタを「カニメの穴」をマイナスドライバーで押し廻して外し、プロテクトガラスを取り去り、そのガラスを抑えていた「カニメ穴付きのリング」をQマウント側に接着。
    一方でプロテクタのガワである金属のSANYOの黒のリングに07番のレンズ側プラ部分をを接着。
     
    写真ではQマウント側の中央にレンズがあり、その外周にネジのようなリング(40.5mm)が合体しているのが見えると思います。
    また、今回の07番は普通通りで裏返さずにXactiの黒リングがくっついているのが見えると思います。

    で、Q7に今回の魔改造07番、名付けて『105mmマウントキャップ』を実際に取り付けてみると、こんな感じになります。
    DSC01906
     
    仕上げに普通の07番と区別がつくように少し銀色で汚してあります。
    07よりは出っ張りましたが、気にならない程度になりました。

     さて、どんな絵になるんでしょうね・・・。ワクワク。
     
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    前回から、もう少し撮ってきました。
    今回は屋外で光量も稼げる場所で、かつ、撮りかたもTAvでシャッター速度を上げ、連写にして、かつリモコンを使って切ることだ何とか手持ちでもブレを極小に持っていける形がりかいできました

    IMGP5454

    #07 MOUNT SHEILD + HAKUBA CIRCULAR PL + KENKO CLOSEUP NO.1
    (撮影 01 STANDARD PRIME 1/60s F1.9 ISO400)


    小さな花などに動く虫をポイントに撮影。近づいても逃げない奴らは接写にもってこい。

    IMGP4812

    #蜜があるのかな?
    06 TELEPHOTO ZOOM 1/200s F2.8 ISO400

    こいつを寄ってみますと、これ。

    IMGP4826

    #近くに寄ると怖い
    07 MOUNT SHIELD 魔改造「超絶接写版」1/125s F9+α ISO2000

    IMGP4943

    02 STANDARD ZOOM 1/100s F4.5 ISO400
    こちらもそれとなく咲いていた花なんですが、ちょこまかと蟻さんが動いてました。
    それはこちら。

    IMGP4946

    IMGP4963

    #蟻が遊んでる?
    07 MOUNT SHIELD 魔改造「超絶接写版」1/30s F9+α 上ISO640/下ISO800

    小さな花を接写すると、今までじっくりと見てこなかった分、楽しいですね。

    しかしながら、リモコンを覚えたとはいえ、やっぱり手持ちは難しいです。
    やはりこの魔改造レンズは三脚だったり、カメラ自身を地に置いて撮影するのが良さげです。

    IMGP5297

    IMGP5329

    #山中のコケ
    上: 02 STANDARD ZOOM 1/50s F3.2 ISO8000
    下: 07 MOUNT SHIELD 魔改造「超絶接写版」1/0.4s F9+α ISO1250


    う~ん、被写体との距離を稼ぎつつ、明るくて絞りもコントロールでき、かつ、風に揺らいでてもシャッター速度と連射でなんとかできるAFの付いたレンズが欲しいですね、やっぱり。
    苔とかは動かないから良いんですけどねぇ。
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    06ZOOMの訓練、その2です。今度は花草木にチャレンジ。
    出来るだけ生命を感じつつ06の良さを引き出そうと頑張りましたが、やはりまだまだ一歩及ばず感が残っています。うーん、難しい。

    IMGP3092
    #この秋に期待したい柿
    06 TELEPHOTO ZOOM 1/200s F2.8 ISO640


    IMGP3109
    #なおも空に向かって(赤抽出)
    06 TELEPHOTO ZOOM 1/40s F2.8 ISO320


    画像2
    #地ベタからの菊(ハードモノクローム)
    06 TELEPHOTO ZOOM 1/200s F2.8 ISO1600


    画像3
    #廃屋の屋根上にも運ばれた?
    06 TELEPHOTO ZOOM 1/160s F2.8 ISO100


    画像1
    #まだまだ咲く花壇
    06 TELEPHOTO ZOOM 1/200s F2.8 ISO400


    20130810_debbe75099_o
    #青い蜂を捕らえたかったが、ブレて失敗・花だけに
    06 TELEPHOTO ZOOM 1/50s F2.8 ISO320



    全体を通してうっすらな丸ボケ、少しトロトロっとした感じが作られています。コレは狙ったのでマル。
    色のイメージも狙ったとおり。

    しかしながら、これらのように自分的にココだよ!ってなる花草木との距離感が、うまく掴めないので数点に1枚くらいしか良いのが残せてません。

    なんというか、色は良いんだけど絵と背景のバランスが難しい。遠いようですぐ近くにある2m前後の花草木を狙う感じで、かつ、そいつの後ろに空間があるとマル。
    狙いたいものが4m以上離れていると構図で定まらず(フレーミングが撮れず)ダメ、のこの微妙な感じが難しい。いっそのこと絞り値を上げてぼかさない方が楽なんじゃ無いかって気がするくらい。
    望遠マクロ出るまでお預けなんですかね?
    でも望遠マクロって近くに寄って撮るものだから、本当の望遠が必要ってことですかね。
    やっぱりココでも150から400mmを少し超えるくらいのあたりのズームが欲しいなって思ってしまう俺は足の修行が足りないんでしょうね。

    それからISO3200を超えると荒れやすいので、やっぱり明るい場所でしか使えない感じです。
    うーん、こっちも、もう少し勉強せねば。
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    こんばんわ、昨日は買ってからほとんど使っていなかった 07 MOUNT SHIELD LENS を持ち歩いて使ってみました。

    このレンズは(1)焦点距離が3mぐらいのところ、(2)周りは流れるようなボケ、(3)とにかく軽量でQ7を持ち歩けるメリット、というのがありますよね。
    でも、実際に撮ってみると探検家気分な写真、中央を意識した絵(日の丸構図とかいうやつ)にしか使えず、非常に難しいです。

    ムービーで試しましが、歩きで使うと酔うので車にセットして使うぐらいしか・・・。
    しかもこの時期は少し放置するとQ7本体が熱くなって電源切れちゃうし。

    む、難しい。

    ということで、ちょっと使ってみたのはこんな感じ。

    IMGP3034
    07 MOUNT SHIELD LENS 1/100s F9.0 ISO250 上を見上げて撮影(朝に撮影)

     
    IMGP3028
    07 MOUNT SHIELD LENS 1/100s F9.0 ISO 400 わざと前にボケるものを置いて撮影


    IMGP3059
    07 MOUNT SHIELD LENS  2s F9.0 ISO1600 後幕シンクロなストロボを使って、わざと右上の黒い部分を目立たせてみる構図(朝の場所を夜になって再度撮影)

     
    IMGP3061
    07 MOUNT SHIELD LENS 1/13s F9.0 ISO1600 ストロボを間近で強制発光し、ハードモノクロームでわざと金属ぽい葉っぱになるよう撮影


    ・・・・こんな感じで、絵の中にメリハリを意識して構図を作れば結構イメージできそうな気がしてきました。

    でも、すぐに飽きそうだな、コレ・・・。
    魚眼ほどオススメって感じじゃないです。気軽にスナップしたいなら、01 STANDARD PRIMEや02 STANDARD ZOOMにプロテクターとかつけてガンガン持ち歩いてっちゃった方が使い勝手いいですし。

    う~ん、正直に向き合ったけど、なかなか笑わない人とお見合いしているみたいで難しいです、このレンズ。永い目で見て使いどころでピシっっと決め技を出すタイプですかね。
     
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