標準レンズ: オールドレンズ: 魔改造レンズ: お出かけ記録: 操作・技法: 色・エフェクト

abeshi's snapshot ●軽くて楽しいミニカメラ PENTAX Q7/Q-S1

PENTAX Q7 を中心としたカメラ関連の適当ブログです。特に記載がなければQ7で撮っています。
レポートは youtube 動画を併せて使い、雑感はここを中心にテキストをはきだします。

K-S1 関連は『こちら』より(別枠へ)
ibook: PENTAX Q セルフラーニングガイド「Q骨頂」で販売中
kindle: amazon Kindle版の方が好評です!
TV: http://m.youtube.com/user/AbeshiTV

タグ:広角

こんにちわ。

ここのところ、 ちょっとオールドレンズばかりの話になりがちですが、標準ズームである02番も結構楽しいです。

撮る時のモードはダイヤル「P」にして撮影。
つまり、カメラをパッと取り出して、さっとシャッターを押していく、今一番使っているレンズです。
もの凄く便利すぎて困っちゃうぐらい。気がつくとコレばっかりですし、お外でPENTAX Qシリーズを持ち歩いている女性に目をやってもほとんどがコレですね。というかQをぶら下げている女性で他のレンズ付けている人、まだ行く先では見たことないです。

何というか、先日のダリア園でもできるだけ Voigtlander 15mm (換算69mm)を使うようにしていましたが、こういう場所って得てして通路が狭く、結局〜近すぎてフレームが〜広角が〜とかいう感じになってしまい、姿勢も無理な状態なのでオートフォーカスで便利な02番に変えてしまいがち。

15
02 STANDARD ZOOM 1/160s F4.5 ISO100


47
02 STANDARD ZOOM 1/250s F6.3 ISO160


21
02 STANDARD ZOOM 1/160s F6.3 ISO320


44
02 STANDARD ZOOM 1/250s F6.3 ISO400


#しかも鱗粉の粉までちゃんと捉えているのでスゴいです。

43
02 STANDARD ZOOM 1/250s F6.3 ISO250

こいつの凄いところは、光のある所ではボケも色のコクもちゃんと捕まえます。 それでいて、無理な神秘的な表現をせず、目で見たイメージを掴んで表現してくれますから、スナップ主体で首から下げて常に持ち歩状態のスタイル時のQ7と相性がぴったしです。
これつけてるときは5秒くらいでパッと撮れるので、ものすごく楽しい。
素早く撮れるとアート感性への刺激も早く来るので、あ、これならモノクロにしよう、とか、青で抜いた方が主役が目立つな、とか展開が早くて楽しいんですよね。

だからでしょうか、これつけている人が目に付くのは。みんな同じように思っているんですかね?

ただし難点もあって、便利すぎるのです。そのせいか、何と無く「構図が似てきてしまう」問題にぶつかります。
ズームレンズの宿命でしょうか。まぁ、使う側の問題なんですけど、ついつい動かないでも撮れちゃうから皆んな似ている構図になっていくんですよね。

もっと勉強しないといけないですね。コレ。
このエントリーをはてなブックマークに追加

こんにちわ。 今日はちょっと前にやった コシナ フォクトレンダー( Voigtlander SUPER WIDE-HELIAR 15㎜ )をライカLマウント(スクリュー/M39形式)のアダプタ経由でQ7に装着した話の続きです。

Voigtlander15mm比較
F5.6  ISO 125  左:Voigtlander 15mm  / 右:02 STANDARD ZOOM 

まずは、02番の広角端と撮り比べ。
同じ場所同じ位置からの手持ち撮影です。
Voigtlanderの方はマニュアル操作なのでAV固定でF5.6にリングをセット、02番は ISO125でAVモードでF5.6になるよう共に合わせてチェックしてみました。

結果、少しVoigtlander 15mmの方が望遠気味になっています。
色もVoigtlanderの方があっさりで若干暖色系な感じで、02番の方が少しボケが強めにあり寒色系の色の付き方をしています。最も、もしかしたらレンズの味ではなくQ7のチューニングでそうしているのかもしれません。この寒色系の傾向はQ7では01 STANDARD PRIMEの方でも同じ傾向があります。だから、メーカーがそういう調整をきちっとしているのかもしれません。

像の傾向としては、少し標準ズームの02 STANDARD ZOOMの方がボケるっていうのがポイントですかな? F5.6という値を考えればこれくらいは素直な方向性ですよね。
そう考えると、2つのレンズのどっちがどう良い、とは言えないですね。むしろ02番はズームレンズだということを考慮すると性能が無茶苦茶に良いん方なんじゃないでしょうか。
それに、02番の価格って言うのは普通に買ったらVoigtlanderの1/3の値段になるわけで・・・。

でもまぁ、個人的にはVoigtlanderのアッサリだけどしっかりした色味は好きです。そう、例えるなら塩ラーメン。
さて、今日はもう少し秩父のダリア園で撮ってきた奴があるので、その辺を載せておきます。

00
Voigtlander SUPER WIDE-HELIAR 15㎜ 1/320s F5.6 ISO100

59
Voigtlander SUPER WIDE-HELIAR 15㎜ 1/125s F5.6 ISO100

50
Voigtlander SUPER WIDE-HELIAR 15㎜ 1/500s F5.6 ISO100


アッサリだけど色のノリがいいっていうのは結構好きです。 08番次第では、02番の変わりにコレを持ち歩いて足で動いてみようかなぁ、って気もします。


ところで、ダリアってスゴいですね、なんというか、もの凄く花の形の種類が多いんです。
 27
#ヤサシイエンゲイさんのホームページにあった絵を拝借


今回11月3日まで行われていた秩父のダリア園にて色んな種類をみてきました。

今ひとつ形がコワイなぁ、と思ってた印象の花でしたが、今回色々な形状を見るにつれ複数の形状をバランスよく揃えると奇麗で素敵だな、って思いました。

特に雫を含んでる時のダリアを見ていると、男の私でもいいな、これ素敵だし家でも飾りたい、っていう気持ちが出てきます。
こういう感性を持てるのも、やっぱりPENTAX Q7という簡単に複数のレンズも一緒に持ち歩けるカメラがあるおかげです。良いやつですよ、本当に。
このエントリーをはてなブックマークに追加

昨日の続きで、Voigtlander SUPER WIDE-HELIAR 15㎜ をライカLマウント(スクリュー/M39形式)のアダプタを用いて装着したQ7の話です。

私のブラック&ライムのQ7に装着すると、こんな感じになります。少し色の統一感が無さげな感じです。

43Voct

Q用のマウントアダプタを介して取り付けます。安い奴で十分なのですが、安いだけあって正面が合わずプリントされているメモリも小さいフードも真上に来ません(笑)
まあスクリューなマウンタですから、この辺は諦めですかね。

また、フードは内蔵されるわけではなく、カバーを付け忘れると結構大きな凸レンズが全面にあるので手で触れてしまったり、傷がつきそうでコワいです。

さて、お外でダリアを撮ってきましたので、それを少し。まぁ、例によってヘッポコではありますが・・・。

42
Voigtlander SUPER WIDE-HELIAR 15㎜ - 1/100s F5.6 ISO125

48
Voigtlander SUPER WIDE-HELIAR 15㎜ - 1/800s F5.6 ISO100

02
Voigtlander SUPER WIDE-HELIAR 15㎜ - 1/200s F5.6 ISO100

こんな感じです。02番は強制的にボカした絵になりますが、Voigtlander の場合はF5.6付近でもあんまりそれを感じさせません。
色のノリも良い感じがしています。鮮やかだけどアッサリで発色が良いというか、なかなか、いい感じだと思っています。
ちなみに、比較写真撮れるような場所でも無い所での撮影だったうえに三脚がないため、別な画像での02 STANDARD ZOOMの写真ですが、像の出方の参考としてのっけておきます。
画像1

02 STANDARD ZOOM 1/125s F6.3 ISO400

少し印象操作な感が否めませんが、02番の方がボケ具合が絞り値に正直で、でも色出方は控えめというか、そんな感じです。まあ、コレが色々遊べる土台になってくれていて02番の良い所ですし、楽しいんですけどね(笑)

Voigtlanderについては、もうちょっと色々試してから、またそのうち載せてみます。

このエントリーをはてなブックマークに追加

こんにちわ。前回のつづきで、07番の魔改造「B」超広角スナップの話です。 いいところまで来ていますのでいったん中締め。多分後0.コンマ数ミリ程センサーに近づけないとキチッとしたピントにならないのですがまあ、ここで軽くお外で実験です。

魔改造B弐 の特徴は下記の通りです。

 ・厚みは07オリジナル(改造前)と03番Fish-Eyeの間です。
 ・撮れる画角左右範囲はたぶん、85~89°くらい、02番より若干広いです
 ・四隅にケラレが発生します
 ・元になったOLYMPUS CAMEDIA C-160の特性であるF2.8を引き継いでいるはずです

では屋外にて撮影してきましたので、その絵を幾つか。

IMGP6351
07 魔改造B弐 LENS F9(2.8) 1/2500s ISO100
#秋葉原駅を出たところ、早朝。月も小さげながら中央やや左にちゃんと像をなして写っています


IMGP6364
07 魔改造B弐 LENS F9(2.8) 1s ISO200
#夜にさしかかった永代橋。19時でもう日は落ちていますが、十分撮れています

IMGP6371
03 Fish-Eye F5.6 2s ISO1000
#ボケちゃってますが、同じところでカメラの向きを変え
 03Fish-Eyeで撮影。魚眼は07 魔改造B弐 と違い水面が歪んで弧の字を描いています。 

IMGP6405
07 魔改造B弐 LENS F9(2.8) 1/25s ISO1000
#確かに橋のライトは眩しいですが、一応夜でFLASH無しです。なかなかの描写です。
 上の写真で遠方に写る水色の眩しい光を発する橋が『永代橋』。その橋上の歩道から。

IMGP6343
07 魔改造B弐 LENS F9(2.8) 1/2000s ISO160
#また戻って早朝のヨドバシ秋葉原。全体が写せる超広角です

今回の『07 魔改造B弐 超広角スナップレンズ』は、もとのユニットを素で使う形でした。そして、絞り羽もなにも無しにストレートにセンサーと連携しています。
そのベースとなったC-160のレンズ性能はF2.8と凄まじく、06 TELEPHOTO ZOOMと同じ明るさです。
日中の光のあるときならばISO値100のままシャッタースピードを1/2500秒とか1/5000秒にすることが平気で出せます。
ISO1250まで持ち上げて良いとすれば、少しくらい暗くなったり曇りになったとしても、1/50秒くらい余裕で設定でき、シャッタースピードによる手ぶれも防げる形です。
しかも周りが暗くなってもなんのその。肉眼では見えにくい夜の雲まで描写してしまいます。

あぁ、だからコンパクトデジカメで手ぶれしにくかった訳だ。昔からシャッタースピードが速い状態で撮れていた訳ですね。
上の早朝のなんかISO160で1/2000秒ですよ(MF 「M」のTAvモードで速度とISOのバランスを取りながら赤色字にならいように撮影です)。

IMGP6432
07 魔改造B弐 LENS F9(2.8) 1/50s ISO400
#すっかり夜のヨドバシ秋葉原。暗くなっても奇麗に撮れています


F2.8の超広角なC-160のレンズは素晴らしいです。残念ながらコンパクトデジカメとしては3流扱いでしたが、レンズだけ取れば良いものは眠っている、という証明でもあります。
うん、古いデジカメを新しい技術でサルベージ。最近は何でも捨てるのが美徳になっているようですが、日本人の知恵や遺産、大いな成果を簡単に捨てしまっていいのでしょうか、もったいないと思う気持ちが残ります。
こういう形でも一部の部品だけでもいいから、何かしら残していけないものですかね。
液晶なんかは、なんか、こう、もっと再利用したいですよね。


IMGP6441
07 魔改造B弐 LENS F9(2.8) 1/25s ISO100
#JR秋葉原駅中央改札内です。この広い空間をしっかり捕らえています



今回感じたことは、センサーとレンズのマウントの距離(フランジバック?)が近く、コンデジと大差ない大きさのセンサー規模で生まれてきたナノ一眼だからこそ、過去と同じ環境を生み出しやすかったのではないでしょうか。
Q7の隠れた才能が光った瞬間です。
今後コンパクトデジカメは単焦点の高級版が増えると聞きます。そうなったらその数年後には、またレンズを残していくことができるかもしれません。



・・・にしても、ここまでレンズを復活させられてしまうと、自分でPCからUSB経由でマウントの電子情報を書き替えたい、っていう気持ちになってきます。

もちろん無理ですが、07番などのプラマウンタを流用するメリットは、KQアダプタと違って取り付ければ入力値を求められずに即使え、重くかさ張らないならないところにあります。
01とかと違ってプラスチックな部品なので接着剤で加工もできる利点?もあります。

ここにレンズ情報を与えられる「チップ」さえあれば、撮った写真にダイレクトにEXIF情報として埋込できます。そういうのが出来たら嬉しいですよね。
今のF9.0という07番のそのままの値であるダミー値じゃなく、本来のレンズのF2.8とかをEXIFには書いてあげたいです。

うん、やっぱりこのカメラは楽しい。
レンズの自作って面白い。こんなことができるのもPENTAX Q7のおかげです。 
 
このエントリーをはてなブックマークに追加

このページのトップヘ