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abeshi's snapshot ●軽くて楽しいミニカメラ PENTAX Q7/Q-S1

PENTAX Q7 を中心としたカメラ関連の適当ブログです。特に記載がなければQ7で撮っています。
レポートは youtube 動画を併せて使い、雑感はここを中心にテキストをはきだします。

K-S1 関連は『こちら』より(別枠へ)
ibook: PENTAX Q セルフラーニングガイド「Q骨頂」で販売中
kindle: amazon Kindle版の方が好評です!
TV: http://m.youtube.com/user/AbeshiTV

タグ:魔改造

こんにちわ

もうすっかり春を通り越し、5月です。

我が家のモミジ、去年はイラガやカミキリムシに色々やられて大変でしたが、植物というか自然の力って凄いですよね。

そんな大変な目にあったモミジ🍁ですが、今年はなんと足元に小さな小さな芽が・・・。

IMGP1826
#写真の中央のちっちゃくて可愛い明るい緑の「八」の芽のコレ
01 STANDARD PRIME 1/40s F1.9 ISO800 39 mm AWB w/ 魔改造レンズA:type-2 超絶接写版

いつもなら気がつかなかった中央のスギゴケの間にピョこっと出ている八の字の芽、モミジの子孫ですよ(笑)

こやつ、やるな。自分の危機を感じたからなのでしょうか。すごいです。

いやあ、正直、家の庭を「和」の庭にしてから2年立ちましたが、・・・今まで気がつかなかったわ。
今回、去年のダメージの後なので特にこうなったのか、それがあったからこそ目が向いたんでしょうか。
まぁ、こういう小さなものを発見するのは嫁さんでしたので、さも自分が発見したような書き方をすると文句を言われそうですが・・・(笑)。

でも、ほんと、いつもなら気がつかずに雑草扱いで抜いててたかもしれないので、今回はお得感があります。


#八の字から十字になってきた
06 TELEPHOTO ZOOM 1/640s F2.8 ISO1600 204 mm AWB ストロボ

数日後に見直すと、もう芽がモミジの姿になりかけてきました。
今回、それを追って撮ってみました。

IMGP2099 01 STANDARD PRIME 1/125s F3.2 ISO200 39 mm AWB w/ 魔改造レンズA:type-2 超絶接写版

おお、モミジらしくなってきました。


周りをみてみると、別のところの苔の間にも同じように芽が出てきているのが!

IMGP2101 01 STANDARD PRIME 1/100s F1.9 ISO200 39 mm AWB w/ 魔改造レンズA:type-2 超絶接写版 ストロボ

うーん、素晴らしいですよね。

そうそう、コレらは久々に登場している魔改造レンズを使ってみています。
01 STANDARD PRIME に 魔改造レンズA:type-2 超絶接写版 (アタッチアップ) を取り付けて撮っています。

まぁ、普通ならクローズアップレンズで撮る、とかですかね。私はレンズ遊びしてますから、こんなお遊びレンズを付け、・・・しかも01番に取り付けるやつなので、AF対応・ストロボとも相性の良くこういう撮影に向いています。オールドレンズではMFになるので夜間とかしゃがんで小さいものを撮影する(体全体がプルプルしてしまう姿勢での撮影)に向いていないんですよね。

このアタッチアップは古いデジカメの先頭部分に40.5mmのリングを付けて簡単にセットできるようにしたものです。詳しくは『超絶接写版 』のタグでも追ってみてください(笑)

本当はQマウントレンズに、性能の良いAFマクロレンズ欲しいですよね、やっぱり。


さて、いまうちの庭では、他にも芽吹いているレモン、こいつは鉢で管理していますが、これも元気になってきました。

IMGP2521 Voigtlander SUPER WIDE-HELIAR 15㎜ 1/125s F4.5 ISO100 69 mm AWB

また、同じく和の庭に植えていて、モミジと横にセットで植えていて、この間に剪定してるのにも関わらず、いや、剪定したから元気が集中できるようになったのか、この椿である「白の侘助」も若葉が出てきましたよ。今回はコレを久々のVoigtlander SUPER WIDE-HELIAR 15mmを使って撮ってみました。

IMGP2524 Voigtlander SUPER WIDE-HELIAR 15㎜ 1/100s 4.5 ISO200 69 mm WB:Flash

小さめの大きさのこのレンズ、電子シャッター併用での撮影になります。F4.5からスタートなので、やっぱり日中の明るい時に使うのが良い感じです。でも滲むことも多いのでまだ巧く使いこなせていない感じです。勉強が必要ですね、まだまだ。

お外は・・・春の花の時期が若葉の時期へと移り変わってきています。

この時期は花粉症も少しだけ落ち着きだすし、風は気持ちいいですし、元気をもらえる時期ですよね。

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こんにちわ

今回の魔改造Dは、とても簡単で、バラけてしまった 魔改造C:type-2 に使っていた後玉+07の電子情報付マウンタ+超広角スナップを作った時にあまった05番の本体の言わば寄せ集め、プラスαの集合体です。

お姿はこんな感じになります。

Q7-Image


やはりうちのBlack&LimeカラーのQ7には、黒いレンズの方がしっくりきますね・・・。

さて、少しお外で撮ってきました。
撮影した日は、残念ながら雨でした。でも、このF8なレンズなんだけどマウンタ情報のおかげでF9になってしまっている問題がどうなるのか、という意味も含めると暗かった方がかえって特性を掴めて良かったかもしれません。

IMGP0476
#魔改造レンズD 1/5s F9(8) ISO160

やはり周辺で流れるような絵になっているようです。
04番を買ってないのでなんとも言えないのですが、広角にしたいだけだったら04番を買う方がクリアで良かったかもしれません。

あぁ、でも04番買わないで07番2個とか05番2個とか入手して改造しているくらいなら、04番も手に入れてしまうべきかなあ・・・(笑)

 
IMGP0484
#魔改造レンズD 1/13s F9(8) ISO160

IMGP0481
#魔改造レンズD 1/13s F9(8) ISO160

立ち位置は1mくらいのところですか、普通にフォーカスを合わせる感じも05番と同じです。
近場でなければ、もう Far 側に振り切ってスナップする感じです。

IMGP0492
#魔改造レンズD 1/13s F9(8) ISO160

 IMGP0486
#魔改造レンズD 1/13s F9(8) ISO160

やっぱりマニュアルレンズは難しい。オートフォーカスの01番を使うとキリッとした合焦する絵が得られるのですが、こいつのように手でピント合わせにいくと焦点がどこ行っているのか微妙な絵ばかりが出来てしまいます。

しきい値でピントを合わせるやり方そのものに、素人には無理があるんですよね・・・。
四角い枠と音で知らせてくれる方が100倍便利。


マニュアルでも同じようにしてくれれば良いのになぁ・・・。

ということで、こっちのほうが前の超広角スナップ版である魔改造A ver.3より軽いし奇麗なので、しばらくこれを使ってみてみます。 
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こんにちわ

今回の魔改造は、とても簡単なシリーズ番です。
実は、前に作っていた 魔改造C:type-2 を落としてしまい、付けたパテなどがバラけてしまって同じような状態まで使えなくなってしまいました。

そこで、その後玉を再利用、かつ手持ちに残る07の電子情報付マウンタ、そして過去に超広角スナップを作った時にあまった05番の本体を組み合わせ、1つのレンズを作ることにしました。

画像1
#落として真っ二つになり、再生が困難なほどパテが剥がれてしまったC:type-2の現役写真

魔改造C:type-2 は 手前に物を置いて後ろをボカす専用のレンズで、type:1と同様に絞り羽を内蔵していました。しかしながらその扱いの難しさがあったので、どうしようかと思っていたからかもしれません。
気のゆるみが出たのでしょう。


さて、今回出来たのは言わば寄せ集め、プラスαの集合体です。
IMGP0464
#左が魔改造D プラスアルファード、右の銀色がオリジナルの05番

このレンズの特徴は、05番ベースであり、05番とほとんど変わらないところです。
だから敢えて黒くマジック塗りしておきました(笑)

で、どんな感じな絵になるか、っということで、まずは室内でテストです。

IMGP0449
#普通に05番で撮った場合

IMGP0448
# 魔改造Dで撮った場合


IMGP0450
#普通に05番で撮った場合

IMGP0451
#魔改造Dで撮った場合


うはは、ピンボケしまくりですね、液晶画面のみで判断したのもまずかったのかな・・・。
まぁいいや、もう一つ窓際で撮影。

IMGP0456
#05番で撮った場合 0.3s F8 ISO160

IMGP0457
#魔改造Dで撮った場合 1/5s F9(8) ISO160


普通の05番のレンズに凹レンズ一枚後ろに付けただけですが、若干広角になっているようですね。
周辺は少し流れているようです。07番のマウンタ情報が出ますので、まぁ似たような特性になるのも都合がいいのかな?

欠点はもとの05番はF8固定でしたが、07番はF9固定になりますのでそのあたりで光量コントロールが難しいかもしれません。というのも曇りの日の室内ということもありISO100では手ぶれしまくるスピードでしか撮れませんでした。

もう少し明るいお外で撮ってきますか。
続きは明日ということで。

 
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こんにちわ。

PENTAX Q7の01 STANDARD PRIMEを更に活用するために思いついた新しい展開の魔改造、というべきでもないほど単純なクローズアップなアダプタを作ってみました。

01番だけでなく、全てのQマウントAFレンズに取り付けられるんですが、焦点が合わない問題に繋がりますので、結果的に使えるのは01番のみです。

IMGP0343
#左が今回の魔改造A: type-2 アタッチアップ。右が魔改造A:type-1の超絶接写版

今回の特徴は、01番に取り付けるだけで使える所です。つまりオートフォーカス対応となります。
それはつまり、前回作った魔改造A:type-1の超絶接写版では難しかった「小動物」の撮影が可能になることを意味しています。

動くものが撮れる接写レンズとなったわけです。

では、ちょっとお外で撮ってきた写真を載せてみます。

IMGP0087
01 STANDARD PRIME 魔改造アタッチアップ付  1.6s F8.0 ISO320
#カマちゃんのドアップ(昆虫嫌いの人ごめんなさい)

カマキリは結構動かない昆虫として有名?だと思いますが、ここまで寄って肌とかの質感が確認出来るなんて嬉しいです。暗めの所でも明るいレンズで長めの時間でも撮影可能、これがあれば Q7で昆虫写真家も目指せそうです(笑)


IMGP0306
01 STANDARD PRIME 魔改造アタッチアップ付  1/20s F1.9 ISO320
#ミントの花で蜜を採取中の、たぶん蜂を8cmくらいの距離で撮影

これぞAFの真骨頂。
ブンブンと動き回る奴をAFで連射した中の1枚。中央測光で追いかけてみました。

2cmにも満たない虫の羽まで奇麗・クッキリとした合焦が実現できています。
これをマニュアルでピント合わせて撮るのはかなり厳しいです。

前後左右に、3Dで高速に動き回る物体にマニュアルフォーカスなレンズを使ってピントを合わせられるのって、プロでも難しい部類じゃないかと想像します。
今回は、更にチョット危険を伴う蜂なので、下手に刺激をせずに素早くサクッと近づいて撮影です。
手を伸ばしてピピっと音を聞きながらカシャカシャしまくって撮る感じなわけで、そういう使い方ができるというのが今回出来上がった魔改造レンズのAF対応の威力です。

う~ん、Q7はレンズの幅が広がれば、もっともっと楽しくなるはずなんですけどね、もう少し盛り上げてくれるようにしてくれないかなぁ~。

新しい08番とか09番の情報もそろそろ欲しいですよね。
 
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こんにちわ。

PENTAX Q7の一番星であり、性能も悪くないのにあまり使われない01番のSTANDARD PRIME。

本体とのカラーも揃えられるし、AFなのでもの凄く使い勝手も良いのですが、今一歩練られていないというか、PENTAXのオールドレンズや他のメーカーのカメラの標準的な単焦点レンズと比較しても遜色ないはずなんですが・・・。

ハイ。はっきりと自覚しています。これでは物足りない。

前にも書いていたと思うのですが、Q7にAFが機能するレンズが足りないんですよね。

数ある中の明るいレンズである01番、ということなら十二分な機能なんですけど、唯一の単焦点レンズの01番、後はマニュアルレンズでなんとかしてくれ、っていうのは、あまりにも酷いというか、単焦点レンズが充実しているイメージであるPENTAXらしくない、というか。

で、オールドレンズを使うにしても皆望遠になっちゃいますからね、使いにくいったらありゃしない。

と、いうことで、考えついたのが「魔改造」。
というか、ですね、これは誰にでも出来るレベルの改造でして、例のジャンクカメラを使っていくのは同じなんですけど、割と大きめな過去のデジカメのズーム部分の前玉(一番手前の凸レンズ)に40.5mmのリングを取り付けてしまってクローズアップレンズと同じように使えるようにしてしまえ、っていう考えです。

 IMGP0326

#少し傷のあるジャンクデジカメの前玉

IMGP0327

#裏側にプラモデルなどでよく使うようなパテを使って、リングを接着

SANYO Xactiのプロテクタが秋葉原のジャンクで大量に購入出来ます(1個100円)。私は秋葉原に行く用事があると帰りに立ち寄ってこのSANYO Xactiのプロテクタリングを何個か買って帰ります。
 これのカニメ穴をくるくるっと回せばただの40.5mmのリングが完成、それを前玉の裏側にパテで接着すれば、簡単に01番だけでなく40.5mmのレンズ全てに装着出来るクローズアップなレンズの完成です。

ジャンクデジカメ500円(送料800円ぐらいですが)に200円(1枚を接着2枚目は距離調節)リングに パテの代金で出来上がり。

まぁ、クローズアップのフィルタが1枚買えるか買えないかぐらいの金額で、ライカのレンズを装着できたりします。
まぁ、ほとんど好みの世界ですけど(笑)

装着すると、こんな感じ。
IMGP0334

#魔改造レンズA:type-2 超絶接写版 の新型、AF対応!

今回のジャンクは、パナソニック LUMIX DMC-FZ1を利用。
しかしながら、魔改造を作ろうとしていじっているうちに前玉にキズをつけてしまった残念なもので、でもちょっとしたクローズアップ作成のテストにはもってこいでした。
これ、簡単なので新しく作り直しはすぐにできそうです。

600x400-2013061800065


魔改造と呼ぶべきか迷うぐらい簡単な新レンズの誕生です。01番ベースなのでAF対応になります。ここが今までと違う。

焦点距離は、また近すぎなぐらいの4~5cmぐらいになっています。

ということで、これでお庭に出て撮ってきたいと思います。

続きはまた明日にでも。
 
 
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随分と涼しくなりましたよね。

こんにちわ。


もう、こうなって秋が来ると毎年恒例のアの匂いの季節。

そう、蕎麦です。

IMGP9156
02 STANDARD ZOOM 1/125s F4.0 ISO100

パっと見た目は可愛いし、実も素敵な造形なのです。

また、食べても良し、身体にも良し、と良いコトダラケなんですけどね。


アップで撮ると、こんな感じ。
IMGP9159
07 魔改造 C 絞り内蔵版: type-1 1/80s F12付近 ISO400

IMGP9169
07 魔改造 C 絞り内蔵版:type-1 1/80s F12付近 ISO320

素敵ですよね。

で、今時の粉引は人でやらないです。風車ってのもありましたね、昔。今でも道の駅とかでやっていますね。

IMGP8969
02 STANDARD ZOOM 0.8s F3.2 ISO320

今では繁盛店であっても、こんな機械を通されちゃう訳です。

しかも、最近は2-8蕎麦とかじゃなくて、10割蕎麦が主流になっていたりします。
蕎麦を自分でぶった人はお判りになると思うんですが、10割(つまりそば粉100%)ですと、捏ねても捏ねてもボロボロと崩れてしまって茹でるまでに大変、湯の中でも崩れて大変、とナカナカ実現できなかったものです。
だから、小麦・・・うどん用中力粉みたいなのを2割入れたり、自家製ですと山芋(奮発すれば自然薯)を入れて作ったものです。

今や機械で上の方で練って、そのままモンブランのようにチューット落とすだけですからね。
これなら10割でも問題なくいけちゃいます。


さてさて、いつもなら出来上がりの写真となるところなのですが、今回は人物入りの写真ばかりだったので諦めです。

まぁ、来月にたくさん撮ることでしょう。
なにせ、食欲の秋到来ですから(笑)
 
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なんだか、気が付くとblogの1/3は魔改造についてになっていたりします(笑)
当初考えていたムービーと静止画+テキストっていう構想は崩れかけて・・・

まぁ、時と共になんとやら、ですかね。

さて、その魔改造レンズについて少し振り返ります。
誰も興味無いかもしれませんが、そもそもなんでこんなことをしているかって言うと、Qマウントのレンズが足りないからですよね。
普通なら7本で十分なのかもしれません。
でも、欲を言うとキリがないのがレンズ沼に足を突っ込んだ人の気持ちでして・・・。

普通なら「マウンタ+他のメーカのレンズ」か、KマウントのDA/DFA/FAのレンズに手を出していくのだと思うんですけど、Qマウント全体は安価でも、他のメーカーレンズとのアダプタだけで平均1.5万。レンズに至っては安いもので3万、まともなものはアダプタ込みで10万近いわけですよ。

一眼初心者が楽しそう、安価だし色々出来そう、と思って踏み込んだQシリーズの先には、1つ目の壁があって、その壁ってのは、次の壁に行く手前までの間の中で、一通り色々できるレンズが揃っているんですけど、撮りつづけると「何かが足りない」って感じるところです。

まぁ、自分の腕(技術)なんですけど、簡単に上がらないから「レンズに頼りたい」ってなるんですよね。
でも、7本で打ち止め。
メーカーの次のレンズロードマップを見るに、08番や09番といった魅力的なものが直近に出そうではありますが、その先はどうなるのでしょう?何も無いです。
他社はどうでしょう?動きが無いです。

そんな思いでKマウントアダプターQを購入し、DA28-270とかFA77Limitedを奮発して買ってはみましたが、重いし小回り効かない。それになんでも望遠になるので使い方が難しい。マニュアルなのでピンぼけ大漁。

初心者にとっつきやすくて楽しく、軽くて素晴らしい反面、実は奥が浅いのがQシリーズな気がしています。
でも、今後フルサイズが主流になれば、m3/4は消えそう。2極化ということを考えるとQのような小さい一眼ってのは残っていくと思うんです。
でかくてゴツいのなんて持って歩けないですよね。レンズ1+カメラ1の組み合わせならまだしも、レンズ4+1なんてQシリーズでないとムリ。

そんなだから、無いなら作るか、になってしまった訳です。



さて、魔改造について、一応系統を考えています。

 ■Aはクローズアップ系
 ・・・顕微鏡を覗くような超絶接写、1つ完成(07番のレンズひっくり返し+α)。

 ■Bは広角スナップ系
 ・・・2回失敗、1つ無理やり完成。ジャンクデジカメユニット利用。

 ■Cはわりと近距離の焦点なマクロ利用(絞り付き)
 ・・・2つ完成。ジャンクデジカメや古いレンズ、絞りパーツを組み合わせ作成。

DSC01941

#左からA、カメラに付いてるB、C:type-1、C:type-2

今のところ、この3つの定義で4本のレンズが作られています。
とは言いつつも、本当はたった1本の「手軽に撮れる明るいレンズで超広角なスナップが撮れるマウントキャップレンズ」が欲しい、というところから初まったんです。
その思いからスタートしたはずの魔改造レンズシリーズは、難産な「B:広角版」を生み出す過程で色々と派生してAやCが産まれてきました。


  1. 07番を分解して、適当なクローズアップレンズを挟んでみたり後玉の後に置いたりしたら「なんか出来そう」と思いつく
  2. ジャンクなコンパクトデジカメの部品を流用し、明るいレンズを入手することを思いつく

  3. 色々分解したジャンクなコンデジのレンズ1枚を利用したら、なんか面白いものが出来た(最初の魔改造レンズ105mm版)

  4. 暗く像が流れすぎで面白みに欠けるが、これはイケる、って思い、その後、色々な組み合わせを試すことに。そうしていたら07版をひっくり返してクローズアップレンズを後ろに付けるだけで「A」が出来ることを発見。A:超絶接写版の誕生。ここで魔改造の楽しさに目覚める。
    ・・・単純に凸+凸の組み合わせなので調べたら割とポピュラーな発想だったみたい。フィールドテスト合格。但し本当にくっつけるくらい近づかないとピントが合わない課題がAには残っています。

  5. 本来欲しかった105mm版作成の過程で、裸のレンズは扱いが難しいことを学ぶ。レンズを構成するユニット、そのプラ部品を保持したままパテでマウンタに貼り合わせ組み上げることを思いつく。

  6. 07番のマウンタと OLYMPUS C-160(1台目)のユニットで初めの「B」が一旦出来上がる。この際、ケチって105mm番をバラして作成したため、105mm版はこの世から消える。超広角スナップ版B ver.1は、外でのテストへ。

  7. 外でのテストで、ピントも色も非常にうまくいき、これは!と思って8/29に一旦完成としたが、我に返り改めて写真を見るとあまりにもケラレが多く、これに気になってしまい再度調整することに。

  8. ケラレを直すため、フランジバックと軸の向き調整を行っている際に気を抜き、前玉に大きくキズを入れ B ver.1をお釈迦(><) にしてしまう。
    この07番マウンタは違う次の魔改造~C type:1へ転用。

  9. やり直したく、ヤフオクを漁ると、同じC-160ではなくC-150があったので、それを入手。そして、それが来る間に秋葉原のジャンク屋で物色していたら、魔改造 C:type-1の絞り内蔵版の構想を思いつく。

  10. 過去にバラした7台ぐらいのコンデジ(FUJI/OLYMPUS/Panasonic/SANYO/PENTAX Optio)のレンズを適当にFUJINAR引き伸ばしレンズに組み合わせてたら、思いのほか「写りそう」ってな感じの「絞り内蔵版」が構想どおり偶然出来上がる。これが魔改造レンズ C:type-1の誕生の瞬間。記念に銀のフードを付けたらそれらしくかっこいい。
    ただし、かなり絞らないとボケまくりだし、焦点距離20cmあたりのみという変てこりんなもの。

  11. OLYMPUS C-150 が届いたので再作成。この際にケラレを自動で取る手法として05番の電子情報が使えるんじゃないかと気が付く。ベースを05番として購入し「B ver.2」を再作成開始。

  12. 05番の電子情報によるケラレ部分のトリミング自動化はうまくいったものの、ジャンクコンデジ側のレンズユニットが、コンデジC-150の製品型番がC-160と1つ違うだけなのにQ7のセンサーに合う位置が見つけられず断念、ver.2は再度分解。パテ盛したマウンタを分解し取り出す過程でC-150レンズユニットはお釈迦に。05のマウンタは次で再利用。

  13. C-160の再入手に手間取る。しかし、その間にまたジャンク屋でsmc TAKUMARとかを入手。しかしこのレンズを掃除分解するつもりでいたが落として強い衝撃を受けていたものらしく、前玉固定部分と名盤は復帰不能へ。そこでこのレンズ部品を流用できないかとC:type-2、もう少し遠い位置を狙える絞り内蔵版に取り掛かる。

  14. 運よく、それっぽいもの完成。絞り内蔵版 C:type-2の誕生。こちらは区別するために黒いフードを付ける。ただし色々作っていた過程で電子情報を壊した07番のマウンタを利用しているため、取り付け時には焦点距離を求められるし、F値は--となってしまう。

  15. 再度 C-160(2台目)が入手できたので、超広角スナップ B:Ver.3として再度取り掛かる。

  16. 超広角スナップ B Ver.3 が誕生。難産だった当初の目的のものが一旦出来上がる。難しい。一度やった8/29の状態ピント状態までもっていきたいが、そこまでやると05番でも取りきれないケラレとなることが判り、その一歩手前で留めることに。
    ケラレが少しになった反面、ピントが甘い。またそれを更に拡大保存するためか、若干眠い。しかし、ここは諦めSTOP。魔改造 B ver.3の完成。



「A」は近すぎる焦点距離が課題でした。この反省点を踏まえ「C」の時に対象との距離も確保しつつ、絞りで後ろをボカせ、シャッタースピードも稼げるという形になったのが「C」。きっとこの延長が今後の完成域の魔改造になるのではないかと思います。

少し詰め切れなかった広角スナップの「B」については、一旦終わり、type-2として再出発するかどうするかは悩みます。

IMGP8536
05 魔改造B ver.3 1/320s F8(2.8) ISO200



正直、マウントキャップな広角スナップレンズが欲しいですよね。
付けっぱなしにできて、理想は3倍ぐらいズームできそうな12-36とかいう感じで以降無限遠な感じのもの。Q7に足りないのは広角でオートフォーカスなレンズと06番を超える望遠位置で望遠マクロとしても使えるものです。08番と09番がその需要を満たしてくれればいいのですが・・・。

ってことで、ここのところ集中してやっていた魔改造レンズ(自作Qマウントレンズ)は、A:接写を1つ、B:広角を1つ、C:絞り内蔵マクロを2つという結果です。

こんなことで遊べるPENTAX Q7の購入は、私にとって趣味のターニングポイントを形成したかもしれません(笑)
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こんにちわ。今日も難産の魔改造レンズB「超広角スナップ」の再挑戦、その続きです。
さて、待望のお外での撮影です。

朝一番でテストしてきましたので、その結果を踏まえて色々チェック。

IMGP8440

05 魔改造B ver.3 超広角 1/2500s F8(2.8) ISO400
#いつもの電波塔

これを使って描写におけるシャープさとピントの具合と画角を確認。

 ○:2本同時に写せる広角さ

 △:やはりソフトで完全にピントが合って
   ないというか焦点が無限遠でもF2.8
   ベースのレンズなので収差か合焦
   範囲の狭さで遠くとレンズ周囲が
   滲んでしまっている。

IMGP8537

05 魔改造B ver.3 超広角 1/50s F8(2.8) ISO200
#秋葉原駅構内、中央口の広場から総武線のあるホーム側を
見上げたところ。換気口と思われる不思議なオブジェ。

ここは室内のライトによる光崩れが容易に把握できるので良く使わしてもらってる。この広い空間をまとめてしまえる広角さ・包容力は素晴らしい。
一方でライトの光に敏感で若干アンダー気味に露出を持たないと全部白く飛んでしまう。

ちなみに、02番の広角端だとこうなる。
IMGP8539

02 STANDARD ZOOM 1/40s F2.8 ISO1600

ほぼ同じぐらいの画角を得られている。02番はQ7で使いやすいズームレンズだが、コレをつけるとポケットにQ7を入れらないため、魔改造レンズはポイント高い。
02番と比較すると一目瞭然でピントの甘さと対光具合が把握できる。
あちこちのライトに出る光の拡散の酷さは絞り羽取り去ってしまった影響もあるやもしれない。

 ×:強い光に弱い

また、今回は作成過程でレンズ表面のコーティングも剥がれてしまっいた。このことも強い光に対するフィルタが無くなっているわけで、乱反射も起こっているように感じる。

IMGP8462

05 魔改造B ver.3 超広角 1/2500s F8(2.8) ISO400
#秋葉原駅中央口 外 ビル方向

ここでは像全体について、歪曲状況や軸ブレ、青色のグラデーションの出方が判りやすい。私のお気に入りの撮影スポット。
今回の魔改造レンズの出来は、周囲や遠景において像の流れがひどく現れるが、07番の流れに比べれば問題ないレベル。

 △:軸がぶれているのか、ケラレの大きさ
   が均等ではない
   但しこの調整は手作業で非常に
   難しい。諦めなところである。


IMGP8551

05 魔改造B ver.3 1/3200s F8(2.8) ISO200
#秋葉原ヨドバシカメラ

秋葉原駅前に佇むヨドバシアキバは、レンズの広角具合、各メーカーの看板文字へのピント具合、自然のお空の明るさと人口ライトの光量が混在し、テスト場所としてはバランス良いスポットである。
また、ついでにマウンタのネタを入手できる(笑)

昼もそうだが、特に夜になって撮影すると、赤や青といった様々な色もあり、下手な標準カラーチャートなどに良くある何色もの塗りつぶしの四角絵を置いて確認するよりも、より実践での確認がしやすい。
また、印刷物はCMYKの色範囲までしか取れないが、ここならRGBの色乗り具合も確認できる。
実際には朝昼で切り分ける必要が有るが機材の手間が無く通勤の行き帰りで使えるので重宝している。

ここも02番での広角端で撮影するとこうなる。
IMGP8540

02 STANDARD ZOOM 1/200s F4.0 ISO200

立ち位置を人の朝の動きに合わせて若干移動してしまったため写真ではかなり差が出たが、魔改造は02番の広角よりちょっと狭いぐらいである。


IMGP8467

05 魔改造B ver.3 超広角 1/800s F8(2.8) ISO200
#アキバヨドバシのドアップ

朝でないと撮りにくいショット。ピント位置と奥行きの感じを見て取るに、3階あたり(15m付近?)にあるヨドの文字から先でボケが始まっている。
スナップとはいえ、今回無限遠の焦点には出来なかったようだ。

 △:フランジバックの調整が足りない
  (センサーから遠い位置)ため
   ピントが甘い

今回はマウンタの端ギリギリでレンズユニットが固定されている。おそらくあと0.2mm程度センサーに近づける必要があるような気しており、そのためにピントが甘い(この辺の感覚は05番とかのフォーカスリング合わせで20度くらい追加で廻す必要があるくらい、とでも言えばいいだろうか)。
後チョイ、なのは認識しているが、パテが固まってしまったのとこれ以上飛び出させてセンサーにぶつかるかもという危険、ケラレが増えること、そういったことを考慮すると、怖くて出来ない。

IMGP8469

05 魔改造B ver.3 超広角 1/3200s F8(2.8) ISO200
#秋葉原駅外 昭和通口で中央線が入線するところ

 ○:明るいレンズのため、シャッター
   スピードが稼げる

05番のマウンタの電子情報を使って自動トリミングさせEXIFも自動記録させている訳だが、実際には OLYMPUS C-160 のレンズユニット。しかも絞りに関わりそうな羽らしき紙の板を取っ払ってしまった素のF2.8クラスレンズである。

光源や拡散の対策がされていないので、当然露出オーバー傾向になるものの、シャッタースピードを高速にできるのは他のマニュアルTOYレンズでは出来ないこと。

また、マニュアルでありながらもISOを低めの200~500ぐらいまでに予め固定しておけば、たった1つのダイヤル・・・スピードのみを調整するだけで済む。
「写るんです」ほどワンタッチとはいかないものの、ワンダイヤルで光の量、すなわち露出をイジれるのは非常に楽チンでスナップに向いている。
特にハードモノクロームを使うときには暗所としたい黒くする部分をダイヤルの調整で決めやすく楽しく簡単に撮れる。これはPENTAXのカメラシリーズに昔からあるHyperProgam TV(マニュアルモードにしてISOを固定してスピードでコントロールする HyperTVモード)があるおかげ。
これが好きでPENTAXが良いという私のような人も、きっとたくさん居るはず。

IMGP8558

05 魔改造B ver.3 超広角 1/4000s F8(2.8) ISO200
#都下の団地街


テスト結果:概ね良好、ただし
      調整はもう辞めることにする

 * * *

ピントの甘さ、周辺の像の流れ、光の拡散具合等、まだまだ詰めるべきところはあったのですが、全体的には、これはこれで、ありかな?という結論で、一旦OKとします。というか、これ以上の調整を辞めます。

・・・これ以上レンズユニットをセンサー側の奥に押し込むのが怖いってのもあります。直接中が見えなく判りにくいので、下手してセンサーをキズつけてしまうんじゃないのか、っていう怖さでいっぱいです。

本当は8/29の版の段階では今よりギリギリなところまで押し込んでいたこともあり、大丈夫だとは思うんです。
しかしながら、あの時と違って今はもうパテも硬直しているため、かなり強く押さないと動きません。だから色々な意味で怖い。

あぁ、本当に 8/29にお釈迦にしてしまった初期のやつを初めから05番で作っていたら・・・。っていうこのことが悔やまれます。今あらためてこの時の写真のピントを見ると、とてもキレイすぎて泣けてきます。

IMGP6351

#8/29 VER.1時の秋葉原駅 中央口の外のビル。

ケラレが多いけど奇麗なのを選ぶか、ピントが甘く若干気持ち悪いけどケラレが極小な方を選ぶか。
悩ましいですよね。

つまり、今搭載しているQ7の1/1.7形センサーは、古いデジカメにとっては非常に大きいってことですね。
まぁそれであっても、m4/3とかのデジカメに比べたら、昔のデジカメのレンズを流用しやすい「よりコンデジに近い一眼」なはずで、こういう遊びができるのは・・・やるなら今でしよ?(笑)

ってことで、日々新しい発見が出来るPENTAX Q7は楽しい!ってことですかね。
かなり特殊な遊び方ですけど(笑)

ひとまず、魔改造B 超広角スナップの作成は終わりとします。
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こんにちわ。

魔改造レンズ「超広角スナップ」版の再制作の続きです。

さて、室内で撮影テストはどうでしょうか。


IMGP8395
05 魔改造 B Ver.3  1/60s f/8(2.8)  ISO400
#05 TOY LENS TELEPHOTO自動クロップ補正あり

魔改造C3_クロップ前
05 魔改造 B Ver.3  1/60s f/8(2.8)  ISO400
#05 TOY LENS TELEPHOTO / RAW+で保存しMac上でJPEG保存しなおしたもの


上と下で、ケラレの具合が比較出来ると思います。
自動クロップ(05番と見せかけて自動トリミングさせて保存させた場合)は、元の画像から400x3000ピクセルになるようケラレを排除する形の拡大を若干行って保存されていると思われます。
ですので、像のピントが更に甘々になり、かなりソフトな絵になっていくのは仕方が無いですね。
その辺はケラレがあるのとどっちを取るかの選択ですし。
今回は自動トリミング優先です。


これ、夜に作業し、室内では奇麗に撮れていたと思って次の日お外の日昼の光を浴びながら撮影すると、周辺の流れが右に寄っていたり上を向いていたりと、結構中心になっておらず泣くことが多いです。
この収差、滲みを調べるのは凄まじく難しく、あ、後でこう直したいな、と思った時には既にパテが固まっている、という苦しみを味わうことになります。

だから、同じように制作するなら出来るだけ日曜など「朝から昼間にかけて」取りかかるが良いと思います。
IMGP8518

なんだか近い距離で撮影するとボケボケな感じなので、怪しい気もしますが・・・・

ということで、お外でのテストはどうなることやら・・・。 続きは明日にまとめてどかっといきます。
 
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こんにちわ。

魔改造レンズ「超広角スナップ」版ですが、難しいですね。
前回、OLYMPUS C-150を使ったらうまくいかなかった、というお話でした。
そして、その時は05番が自動トリミング処理をしてくれるので、ケラレ対策に使えそうということまで判明していました。

さて、ようやく再度C-160を手に入れましたので、再々チャレンジです。
C-160 は超広角な単焦点コンデジです。

CamediaC-160Sample
CAMEDIA C-160 1/169s f/2.8 ISO50 / トリミング

ちょっとトリミングしちゃいますが、こんなイメージで撮影像でして、かなりキリリとした良いコンデジだったと思います。解像度や色遊び等、今のセンサーに置き換えられたら面白かったと思うのです。

何も無ければ、人知れずゴミ捨て場でクラッシュされこの世から消えていたでしょう。
今回、このカメラのF2.8 33mmなレンズユニットを再利用です。

といっても、手作りですしセンサーの大きさもあるのでここまでキリっとした絵を作るのは無理そうです。

まぁ、まずは行程からいきます。
IMGP7774

バラす前の本体と07 MOUNT SHIELD。今回は07番じゃなくて既に分解済みの05番を使っていますので、サイズの参考としての横置きです。

これをバラしていきます。
IMGP7775
3枚に開かなくてもレンズユニットがお目見えします。

IMGP7776
この部分が超広角を撮ってくれるレンズユニット。OLYMPUSの単焦点コンデジはこういった形でレンズ部分がプラでユニット化されているので流用しやすいのが特徴です。
また、ネジも比較的少なく、中身の製品作りとしては結構優秀だと思います。
(PENTAX のOptioとかネジだらけでしたからね・・・)

IMGP7779
レンズユニットの中身にはシャッターを形成する紙とシボリ切換用の紙が間に挟まっていますので、ネジを緩めて真っ二つにし、取り出します。
このとき小さなスプリングとか色々出てきますが、全部捨てちゃうので気にしないでバラします。

IMGP7781
レンズユニットはネジ3本で前玉と後玉に分かれます。
私はやってから気がついて後悔していますが、前玉のレンズに使われているコーティングは非常にもろく、すぐに剥げていきますので気をつけてください。アルコールとかで簡単に剥がれます。

さて、これをマウンタに取り付けるのですが、ここが非常にアナログです(笑)

TOYLENS等の電子情報のある後ろ側だけを使い、プラモデルとかで使うパテを利用して固定しにいきます(ーー;


もっといい方法があるかとは思うんですけど、色々試してこれが一番作りやすかった。

但し、一見簡単そうに見えるこのやり方、実はイバラの道です。

パテである程度どの辺りの位置にくればピントが合いそうかを目安としておき、中央にするのもフランジバック9.2mmにするのも手探りです。アナログなんです。手先で調整です。

IMGP7871
固まる前にやらないといけません。パテを触った手でレンズを触ろうものなら即洗濯です。レンズを奇麗にしてやり直しです。
大型TVの液晶などに文字を表示し、少し離れたところからピントを合わせつつ中央ドンピシャのところを見つけにいきます。

今回出来上がった魔改造Bver.3は、やはりレンズユニットの向きがQ7のセンサーの中心から若干ズレています。
また、ピントも甘いです。もとのC-160のキリっとした感じが出ません。
これはケラレの量を最小限にしたいと考えて位置を決めたので、フランジバックが9.2mmの正確な距離ではなく、おそらくそれ以上の距離となっているためと思われます。

まぁ、センサーサイズの違いもあるので、そういうの引っ括めて魔改造レンズの制作は「うまくいけば儲けもの」的な感じで、結構運に左右されます。
ここが宝探しみたいなもので楽しいのですがネ・・・。

長くなったので、室内テストの話とかは明日にでも。
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本日は雨模様。台風とかもそうですが、こういった日が続くと写真を撮りたいという気持ちばかりが焦っちゃってダメですね。

DSC01938

ってことで、先ほどお庭で魔改造で一番初めに出来上がったA超絶接写版をサクッと取り付けて、お庭にゴーです。

草木、というか普段なら見逃してしまうような雑草だって、たまに目を向けて撮るのも、新しい発見があって捨てがたいです。
IMGP7848
07 MOUNT SHIELD 魔改造A 0.4s F9 ISO400


1cmも満たない花のシベを撮ってみたり
IMGP7821
07 MOUNT SHIELD 魔改造A 1/25s F9 ISO1250


多肉植物の葉先を撮ってみたり、あらためてじっくり観ると楽しい世界が広がります。
IMGP7856
07 MOUNT SHIELD 魔改造A 0.3s F9 ISO400


IMGP7827
07 MOUNT SHIELD 魔改造A 0.8s F9 ISO800




昆虫写真家気分で撮影とか楽しそうだよなぁ〜。
苔の隙間とかって、奇麗に光っていますよね。その間とかをくぐり抜けるってどんな気持ちなんでしょうか。胸が踊ります。

IMGP7561

07 MOUNT SHIELD 魔改造C: type-2 1/80s 絞りリング値14 ISO500
#こいつは超絶接写版じゃなくて絞り版の2の方です
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こんにちわ。今日は魔改造 C 「絞り内蔵版」type 2 の実写を載せていきます。

C: type2 は 
PanasonicのDMC-FZ1 + smc TAKUMAR 1:3.5 の組み合わせを FUJINAR の引き延ばしレンズの絞り羽で調整出来るよう作成したレンズです。

マウンタは前回電子情報が取得出来る部品を壊してしまった07となります。壊れていますので取付時に必ず距離の入力画面になってしまいますし、自動クロップとかはしてくれません。
だから素のレンズの状況がダイレクトに伝わってしまうものです。しかし不幸が幸いなのか、魔改造 C:type-1との違いを後で「F値が -- 」となるかF9となっているかどうかでtype-1か、type-2か容易に判る、という点があります。だから、これはこれでいいかな、と。

で、こいつは内容的には20cmあたりで焦点が合い、そこから先まで一応ですが像を形成してくれる(つまり写ってくれる)レンズです。絞り羽で4.5〜16の値に相当するコントロールが可能です。
しかしながら、やはり手作りのレンズ組み合わせで出来上がったものということもあり、光のにじみ具合は凄まじく、普通に調整できる絞り羽リングの4〜5の値あたりの絞りで撮ると使い物になりません。

だいたい8ぐらいに相当する値の絞り環位置でアンダー気味のスピードで撮ったものがこちら。

IMGP7806
07 MOUNT SHEILD 魔改造 C:type-2 1/6s 絞りリング値8 ISO500

とにかく白い花や空などの明るい箇所との境で酷い状況になります。
それを避けて使えば、まぁまぁの像を得られる感じです。

IMGP7808
07 MOUNT SHEILD 魔改造 C:type-2 1/10s 絞りリング値12 ISO800
#庭で繁殖を続けるミント。危険な雑草です

夕暮れ時の少し暗いところで撮影しています。

このように、普通に撮ると「とても使えたものじゃない」という特性をもった 
魔改造 C:type-2 ですが、ある一定条件の環境で撮ったときに限り、なかなか味わい深い絵が手に入ります。

IMGP7689
07 MOUNT SHEILD 魔改造 C:type-2 1/80s 絞りリング値16 ISO500

上と下のこの2枚のように、手前20cmぐらいに物体を置き、本来だったら主人公となるその対象を全て後ろに追いやって手前の20cmぐらいのところにある物体にピントを合わせて撮る。こういった構図で撮影したいときに楽しい絵作りをしてくれるレンズです。

IMGP7718
07 MOUNT SHEILD 魔改造 C:type-2 1/25s 絞りリング値16 ISO160

同じ場所で絞り環の値を調整すると下記。

IMGP7724
07 MOUNT SHEILD 魔改造 C:type-2 1/500s 絞りリング値6 ISO250


贅沢に主となる滝だとか建造物だとかの手前に前ボケするようなもの置き、そうしておきながら本来脇役になるはずの前ボケ対象の物体をカメラ20cm辺りにと置き、しかもそっちにピントを合わせるような使い方をします。

ちゃんとした明るい日中であれば普通に花草木用の望遠マクロみたいな絵になります。

type:1 は普通に20cm付近のものだけを切り取ってきますが、type:2 は後ろを大きくボカして作る絵作りに向いたもので、これはこれで色々使えそうで面白そうです。
普通に01 STANDARD PRIMEのオートフォーカスで中央焦点つかえば同じことができそうな感じですから無理してまで作る意味があるのか?と言われそうですが、こちらの方がよりボケて溶かしてくれるのもありますんで、まぁ、あれです、マニュアル専用でもありますが、お遊びレンズとして遊んでいるわけですから、これはこれで、と思うべきです。ハイ(笑)。

それにしても、ジャンクのコンパクトデジカメからQ7用のQマウントレンズの制作を作っていくっていうのは、趣味にしてしまえるくらいの奥が深くて面白い世界です(笑)。
 古いコンデジ等のレンズが一定の組み合わせのときだけPENTAX Q7でサルベージが可能っていうのが宝箱を見つけるような冒険の素晴らしさに似た遊びとなっています。

これ、いくら時間があっても足りないです。焦点を合わせたり探ったりしているだけですぐに数時間・・・・。
皆さん、お互いに寝不足には注意しましょう〜。 
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こんにちわ、今日は前回チラッと書いた『絞り羽内蔵版』である魔改造レンズCのもう一つ、 type2の方です。

こちらもC:type1と同様、FUJINARの引き伸ばしレンズの絞り羽を使いました。
このレンズ、Q7に対する大きさが手頃なんですわ。
そして、今回使ったレンズは今迄の100円とか200円のジャンクデジカメより少々リッチで、PanasonicのDMC-FZ1 ジャンク(800円)の後玉にsmc TAKUMAR 1:3.5 (1500円) の中玉です。
このへんてこりんな組み合わせで例によって07 MOUNT SHIELDをベースに作成しました。

画像1

DMC-FZ1

画像1

smc TAKUMAR 1:3.5

ジャンクデジカメとはいいながらPanasonicのヤツはライカのレンズですかね、これ。
それと中玉を抜きとったこのsmc TAKUMAR 1:3.5は、どうやらかなり強い衝撃、たぶん高めのとこから落とした奴のようで銘板を外すのにも一苦労でした。

分解にあたりゴムキャップやそれ相当の輪っかのヤツでウンウンと意気んでもダメ、最後には5-56でシューっとスプレーしつつマイナスドライバーの先で銘板の刻印に引っ掛けあちこち変形と傷をつけながらこじ開けるというかなり無理しての分解でした。
本来こういった古いレンズは慎重に分解、掃除して元に戻してマウンタで楽しむべきものですが、今回は前玉復元不能な分解でして、もう無理と判断しバラで部品扱い、他と組み合わせ流用の形となりました。

絞り内容はこんな感じの五角形。円では無いですが昔のものなので作りは丈夫そうです。

画像1


にしても絞りを指でコントロール出来るっていう、これがたまらないですわ。
完成状態はこれ。
画像1


こちらにはプラのフードをつけています。当初70cm位のところの焦点でレンズを配置しておりましたが、花草木を撮るのに少し遠く像のフレーミングがやりにくいと感じましたので背景のイメージを切り取りやすい気持ち近くになるよう後玉を調整。
まぁ、少しピントが甘くなるものの25cm辺りで合焦している感じが出来ました。

取り敢えず室内で撮影テストを繰り返してますが、少しソフトな感じです。クリアな像はこの組み合わせでは無理みたい。


そして絞り4に近い値は像が溶けて壊れてますので実際にボケとしては役に立ちません。
でも絞り内蔵版はシャッタースピードを稼ぐ役割を担っています。

あいにくの雨とか時間切れで日中写真が用意出来てなく、こいつについての続きは週末を挟まないと無理みたいです。

取り敢えず、移動中の室内で試し撮り。

先ずは、type:1 の方から。
画像3

07 MOUNT SHEILD 魔改造 C:type-1 1/50s リングF7設定 ISO250

これと同じものをtype:2に変えて撮影。
画像2

07 MOUNT SHEILD 魔改造 C:type-2 1/125s リングF4.5設定 ISO400

絞り環の数値を変更してもう一枚。
画像1

07 MOUNT SHEILD 魔改造 C:type-2 0.3s リングF16設定 ISO320


場所は7号車の1番E。電源が欲しい時に欠かせない場所です。
type:1は20cm付近でしかピントが合わない代わりに結構明るく、スピードを稼げます。
対してtype:2については何回か後玉の調整をしましたが、ピントについては無理があるのか25cm辺りで一番まともでその内容も割とソフトです。
そこからほぼ無限遠に近く変わりません。全体的にtype:1に比べて暗いレンズとなっております。
そして、強い光に弱い傾向が出ているのでもしかしたらコレも中心がきちっと取れてないかもしれません。

うーん、魔改造レンズについてはフランジバック9.2mmにあわせてピントをセットするために大きなモニタで確認できる良い方法もそろそろ考えなくてはいけない時期かもしれません。
Q7の液晶頼って合わせていくのは辛いや。

しかしながら、Q7のHDMIは再生時のみの出力となっていますのでホットシューモニタの類いが素直に使えません。

まぁ、取り敢えず、この続きはお外で色々と試してからにします。
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こんにちわ。

ここのところ、超広角スナップ版の「B」が難産ですが、少し毛色を変えた「C」も同時着手中です。
今のところ2本ほど、お遊び的に作られているこの魔改造レンズは「絞り羽」を内蔵します。
IMGP5962

元になっているのはコレ。FUJINAR-E の引き延ばしレンズ。

奇麗な5角形の絞り羽です。ジャンク屋で絞りを流用出来そうな小さめの奴ないかな?って思って探してきたもので、でも調べるとレンズの凹凸は使えそうにない感じでしたので部品として使っております。
これに色んなデジカメジャンクから入手した凹レンズと凸レンズを内側に放り込んで強制的に接着しました。

typeC1_F22-5

鏡胴は真鍮?鉄?アルミ?良くわかりませんが金属で出来ていますので結構重いです。
また、雰囲気を出すためにメタルフードを付けています。

絞り羽内蔵版である魔改造レンズ「C:type1」はだいたい22cmのところで合焦点・・・・、というか実はコレ、その付近でしかピントが合いません(笑)

もう一つ同じように引き伸ばしレンズで作った『C:type2』は、約70cmのところでピントが合います。それ以降の距離についても似ていて、絞りをおもいっきり絞っている時はそこそこ遠くも見える、そんな感じです。

C:type2の方はまだまだ調整中で、魔改造Cとして絞りを搭載した2つ、type:1 と type:2 の大きな違いは焦点距離です。
また、超広角スナップのBと違い、超絶接写と同じ07 MOUNT SHEILD LENSベースでのマウンタで作られており、作成過程の写真がありません、とほほ。

では、C:type1の絵を中心的に載せます。
IMGP6110

 07 MOUNT SHIELD 魔改造C:type 1  1/8s F9(16) ISO800
#銀座でのエヴァンゲリオン展にあった人間サイズの模型
 

IMGP6057
 
07 MOUNT SHIELD 魔改造C:type 1  1/1250s F9(22) ISO800
#絞り22値。拡大してもらうと認識できますが、この時は網戸がボケずに写っています。

文字サイズIMGP6055

07 MOUNT SHIELD 魔改造C:type 1  1/1250s F9(5) ISO800
#絞り5値の状態、網戸の像が飛んでいます。ボケ方が違うので判ってもらえると思います。

こちらはショーケースの模型を取った奴。
IMGP6115

07 MOUNT SHIELD 魔改造C:type 1  1/13s F9(20) ISO800 。



まぁ、こんな感じで一応それっぽく形に?なってるの部類です。 
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こんにちわ。

魔改造レンズですが、どうにもうまくいきそうなのにいかないですね。
諦めて普通に普通のレンズを買うことをお勧めしますよ(笑)

さて、今回うまくできた!と思っていたのですが、またもや失敗です。
結論からいうと、元になったOLYMPUS C-150とC-160にはもの凄い違いがあった、ということです。

 初めに07番のマウンタで作ったC-160 のレンズは、F2.8 33mm
 後から05番のマウンタで作ったC-150の レンズは、F.28 38mm

だったんですわー。あちゃー、広角の度合いというか焦点距離が違うやん。
前と同じと思ってパテとかの付け方考えずにやっちまったわ、うーん、どうりでテスト撮影でキリっとしない以上に流れる感じもするし、なんか、こう思ったより広角でないと感じていたのはトリミングのせいではなかったみたい。

フィールドテストとしてだだっ広い公園で撮影してきた絵がおかしいのもそのせいで、多分何処か、もっとシビアにやらんといけんとこ見逃したんですね、これ。

このガワだけまともで失敗感たっぷりの絵を載せます。

IMGP6854
05 魔改造 B Ver.3  1/500s f/2.8 ISO500 
#像が想定以上に流れていてクリアでない

IMGP6883
05 魔改造 B Ver.3  1/2500s F2.8 ISO100 


IMGP6884
05 魔改造 B Ver.3  1/2500s f/2.5 ISO100 
 #極彩をあててみるも、なんとなく色が飛びまくり


うー、これじゃつかいものにならない。ということで、これ再度やり直し決定。トホホ。 でも、まあ、05番による自動トリミングは巧く言ってて、端っこに少し出る程度になりましたのでこの方向でまたやってみますか。
 
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こんにちわ。

今日は良い報告と残念な報告の2つがあります。

前回まで作っていた 07 MOUNT SHIELD LENS を OLYMPUS C-160のレンズユニットを使って超広角スナップレンズを作るという方向性は巧くいっていたものの、ちょっとした馬鹿なこと、ペンチとカッター使い方を失敗して、オシャカにしてしまいました。

レンズには鉄の引っ掻き後が付き、07のマウンタ側の配線を断線させてしまったのか、Q7に取り付けたときに07と自動認識をしなくなり、距離を聞いてくるようになってしまいました。
あ〜、残念です。

ふう、こういうのは仕方ないですよね。
ちょいと気を抜いたのがいけませんでした。

でも、まぁ、良いところまでいったのが分かりましたので、ダメになったマウンタでは別なものを作るとして、この超広角スナップを再作成、再チャレンジです。

ってことで、ヤフオクで、今度は同じOLYMPUS C-150を入手しました。レンズは全く同じもの。

ってことで、
まぁ、まずは出来上がり写真がコレ。

2013-09-01T00-33-39_0
 
ちょっと新HDレンズ群をイメージして赤いラインを入れたり、スクリュー的な全面スタイルにしたりとデザイン性もUPさせました(笑)

『魔改造レンズB-Ver.3 超広角スナップ』の誕生です。

取りあえず、今お試し調整中です。
そして、今回思いついたことがありますのでそれを導入しています。

今まで作っていた魔改造レンズB弐超広角スナップの欠点は、「ケラレ」部分が多すぎる、という点でした。
そこでこれを解消するのに2つの方向性を検討。

(1)レンズそのものをもっと良いものを探してみる
(2)毎回トリミングする運用を考える

まず、レンズそのものを変えるとなると、単焦点のカメラで1/1.7以上のセンサーを搭載したジャンクのコンデジが無いと、イメージサークルの大きさに満たなく同じ現象に繋がる可能性があります。
っていうと、最近発売されているような機種が必要となるのですが、それは安く手に入りそうに無いのでダメという方向にしました。

そして(2)で、しかもトリミングを自動でなんとかさせられないかと考えました。
そこで新しい試み、というか思い出した言葉がありまして・・・。
ようはQ10→Q7 にセンサーが大きくなったときに各メディアが報じていた「TOY LENSは自動的にQ7に合うよう調整される」って言葉です。

これ、結局RAWで保存したものとJPEGで保存したときとで画像が違う、クロップされている、というかケラレてる部分を除外する形でトリミングしてJPEG保存してくれている、ってことですよね。

どれくらいトリミングされているのか、色々漁ってでてきた推定値は下記の通り。
  •  03 Fish-Eye は  2mmのトリミング 
  •  04 TOYLENS WIDE は 3mm のトリミング
  •  05 TOYLENS TELEPHOTO  は 10.4mmのトリミング
どこだったか忘れたんですが、「TOY LENS」「クロップ」とかで探して出てきたサイト上のQ10とQ7の焦点距離と4.6倍のサイズ感と実際の差異とか距離の違いとかの数値を持っきて計算しただけなので間違っているかもしれないし、そもそも「何に対して考えるmmの数値なのか」っていうのがよくわかっていませんが、ようは、TOY LENSシリーズをQ7で使うときには自動でトリミングされ、かつ画像サイズは同じだから引き延ばし処理がされてるわけで、TOYLENS全体的に「もやっとしている」のは画像エンジンによる拡大処理ある、と。

つまり、TOY LENSの電子情報があれば、自動トリミングされる。ただしその代償で少しピントが飛んでソフトな絵になるってことですね。

今回の魔改造B-Ver.3 では、自動トリミング処理をしてもらいたいので、この中で一番値の大きな05 TOY LENS TELEPHOTOを使って作成することにしました。これでケラレているところを少しでも排除出来そう。だからタイトルから07 MOUNT SHIELD の文字を取っています(笑)

今回の作業では、分解写真とかの過程も撮りましたが、ちょっと今日はもう書いている時間が無いので、続きは明日にします。

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こんにちわ。前回のつづきで、07番の魔改造「B」の備忘録となります。
魔改造B(1)はいったん105mm版としてフィールドテストしたものの、どこにもピントが合わなく使いにくい状態だったので、取りやめ再度バラして無かったことにしました。
そして、NIKONのレンズ+07のレンズの合わせ技という手法から、オリンパスのCAMEDIA C-160のレンズユニット部分をまるごと使ってしまおう、という手法に変更しました。

つまり、これって、元のC-160のデジカメの特性を引き継ぎ、現代のQ7にて蘇るってわけですよね。

魔改造B弐「超広角スナップレンズ」も含め、まずは今の手持ちのレンズのラインナップをずらりとしてみました。
レンズ達

ちょっと写真に収まりきれないDA18-270mmは除外しています。
普通なら、レンズがもっと欲しい、という自分の欲望を満たすために04番とか05番を揃えるのかもしれませんが、個人的に欲しいものではないので見送り、でも普通ならそこでKQアダプタを使ってKマウントのレンズへ、といくかCマウント、Dマウント等の別なレンズへといくのでしょうが・・・。

ハイ。重いの嫌い。望遠は使いにくい。じゃぁ、ってことで自分でレンズを、ってなるわけです。
知識が無ければ作れない、ってことは無いと思うので、その道を突き進んだお供に用意したのが今や1円とか100円でオークション入手できるジャンクデジカメでした。

さて、どんな絵になったのでしょうか。
まだ外の世界の絵は数が少ないので、本日は室内でレンズ撮り比べです。

まずは、01番から。
01StdPrime
01 STANDARD PRIME 1/4s F8 ISO200
#CyberShot WX10 から 魔改造A 超絶接写版までの範囲

02 STANDARD PRIME 02StdZoom
02 STANDARD ZOOM 1/6s F8 ISO250
#CyberShot WX10と魔改造A 超絶接写版の両端に隙間ができる画角

魔改造B弐
 07魔改造B弐 超広角スナップ 1/250s F9±α ISO200
#iPad1の充電台や105mm向けに作った07番のキャップ部分までの範囲が収まる広角です

ちなみに、魚眼だとこうなります。
03FishEye
 03 Fish-Eye 1/50s F5.6 ISO200
魚眼の範囲さすがに広い。 この173°は広すぎです(笑) 写ると思ってなくて不用意に隅に取り外して置いておいた07魔改造B弐の姿まで右端に収めてしまいました。


ちなみに、同じ位置から魔改造Aも撮ってみようと思ったものの、こいつは2~3cmのところに対象が無いと合焦しないので撮れません。諦めてカメラの位置を変え01番を接写してみました。

魔改造A超絶接写
07魔改造A 1/6s F9±α ISO640
#素材の質感と傷具合まで表現できる接写用として際立っていますネ

 魔改造B弐 の話に戻すと、厚みは07オリジナル(改造前)と03番Fish-Eyeの間です。
撮れる画角左右範囲はたぶん、85~89°くらいじゃないかな。 はっきりとした角度が判りませんが、02番の広角端と03番の間で歪曲が始まるか始まらないかのあたりになります。
で、焦点距離は01番STANDARD PRIMEよりちょっとだけ手前の20cmあたりから無限遠です。

先端は40.5mmのリングを付けていますので、その気になればフードとか偏向フィルタ、クローズアップレンズを付けることも可能です。

また、写真をみてお気づきのように、四隅にケラレが発生しております。
悩んだのですが、これもあり、ということでそのままとしました。そもそも07番のマウンタを使っていますからQ7には07として見えているでしょうし、下手に調整して前に更に飛び出すのも嫌ですし、嫌な時はトリミングすればいいか、ってことにしました。

これからはコレをつけて外に持ち歩けます。
ぎりぎりワイシャツの胸ポケットに入ります。
ただし、この時期は汗とかで湿気りそうだから鞄でしょうけどね・・・。
 
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こんにちわ。前回のつづきで、07番の魔改造「B」の備忘録となります。

まずは、この魔改造Bって、どんなの?ってことでした。

初めの魔改造Aは「超絶接写版」。1cmにも満たないような花の超拡大、細毛までを表現したいやつでした。
次に取りかかったBは、本来の意味でのマウントキャップ、というか周辺の像が流れることが無く、「写るんです」みたいに簡単にスナップできて、あわよくばQ7をワイシャツのポケットに入れちゃえ、みたいなコンセプトでした。

で、Aの超絶接写版は07番のレンズの前後をひっくり返してクローズアップを挟んだだけという簡素なものでしたので作りやすかったのですが、こっから先は茨の道です。

焦点や画角を計算するのには、レンズの焦点距離がわからないと作れません。そのためにはレンズを裸にして角度や光の屈折を調べる必要があります。
しかしレンズ単体までバラしてしまうと、07番のケースに収められるようなレンズを抑える部品を簡単に入手できないし、そもそも光の屈折を調べる装置も器具もありません。

そこで、あまりやられていない「ジャンクデジカメを分解しプラ部品ごと取り出して交換レンズを作る」という手段にでました。
ネットを探してみるも、コンパクトデジカメにオールドレンズを取り付けよう、とか、超望遠のレンズを虫眼鏡とかのレンズを使って自作しよう、といった方向性はあるもののジャンクデジカメのレンズを最新のデジカメに組み込もう、なんて馬鹿は私ぐらいなもんで、情報がありません。

でもまぁ、無いものは自分で作るしかない、の発想でチャレンジ。ヤフオクで1円とか100円とかで入手できる古いジャンクデジカメを幾つか手に入れ「魔改造B」として試行錯誤したのでした。

で、まず初めに出来上がった105mm番は、NIKONのジャンクカメラからレンズパーツを入手(凸凹メニカスっぽいやつ)、イメージセンサー → NIKONのパーツ → 07番のキャップに結合しているレンズという順序で間に挟んだだけのものでした。

外に持ち出して撮ったもののうち、まともだった奴を2枚ほどアップしておきます。
IMGP5819

07 MOUNT SHIELD 魔改造『105mm版』 1/100s F9+α ISO160「青抽出」 

IMGP5514
07 MOUNT SHIELD 魔改造『105mm版』 1/100s F9+α ISO200

で、結論から言うと、焦点距離の調整はできず、ずっと甘いピントのままでした。
1mくらい先に対象を置いて撮れば良い、ということまでは判ったものの、なんかピントが合ったり合わなかったり。
多分07番のレンズを使っているせいか、2つの凹凸の中心点がズレているんじゃないかな、って思うんですけど、なんかしっくりこない。
しかも、07番の特徴である周辺の流れるような像崩れが残っており、これじゃぁ07をそのまま使うか、04番のTOY LENS WIDEを買った方がましだろう、ということに。

はい、実用レベルにはならず、今回の作成は「失敗」という結論に至りました。


 * * *


難しいなぁ、って思います。
工学知識無いままチャレンジするのは無理かな~って、ジャンクカメラの山のような群の中を眺めていたら、その中で10年くらい前のもの凄く普段の自分なら見向きもしないデジカメを発見。

OLYMPUS CAMEDIA C-160。CAMEDIA-C160
調べると主に海外向けなのかな、初心者クラス用のやつっぽい。スペックは3.2Mピクセル、1/2.7インチのCCDセンサー。

ん?こんな古いのじゃだめかな?と思いながらレンズ周りの部分にあるプリント文字を眺めていたら、「AF 5mm 1:2.8」・・・、ん?5mm?結構小さいし、昔のレンズ構成で小さい数字が出ているっていうのは、広角の意味でしたよね!

いやそれだけじゃない、10年までいかないにせよ、かなり前のデジカメなのにF2.8ってスゴいじゃん。
たぶんズームもない単焦点だから売れはしなかっただろうけど、これはレンズの部品取りとしては素晴らしく良さげじゃ!?

・・・と、思ったら考えるより早く手が動き、分解が始まっていました。そんなだから途中過程ほぼ無し(笑)

IMGP6194

#ちょっと慌ててたのでボケボケなんですけど、レンズユニットが1つの塊になってて扱いやすそうです。そして、そのユニットを07のマウント部分に充ててみてもいけそう。って写真は既に撮った後の抜け殻。すっぽり空いている場所にユニットはありました。

IMGP6206
#07のマウント部分にレンズユニット下半分、右はユニットの上半分をネジ回して取り外した状態


これもちょいピンボケ。なにせ撮ることよりも気持ちが先にいってましたので・・・。
  しかもQマウント部分なんか一度接着 → 一旦剥がして、でも、また再度接着なんてやったので汚い(笑)



で、ユニットを仮組して映像を見ると!!!

当然と言えば当然、レンズの群や距離構成をいじらずユニットだけをQ7のセンサーの前に持っていける訳ですから、簡単で確実なものができそうな予感。

・・・・しかし、ここでアクシデント。手で押さえながら仮に充てて液晶でピントをチェックしていたわけですが、前後左右に色々動かしているといきなりふっと、液晶が真っ暗になりました


正直かなり焦りました。
センサー壊したかと思いまして・・・。

う~ん、この恐怖、ふう、絶対にこんな魔改造はお勧めしません。


センサーにボフボフって風を送っても傷跡なし。一安心。
気を取り直し、ユニットに光を当てて見直すとこっちが真っ暗。
落ち着いてよく見るとレンズユニットの中に絞り?シャッター?ようは、よくわからない黒い薄い紙があって、それが勝手に動いただけの模様。
なんだ、あれか、とばかりにレンズユニットを止めているネジを3本ばらし、絞り羽もしくはシャッター代わりの紙ぽいなにかを2枚くらいポイっって抜き取りました(写真右上)。

光をあて、前後左右に振っても黒くならないことを確認し、再度マウントに接着。
全体的にユニットが長めなんで、先端はある程度飛び出してきます。
でも、さほどではないので例によってSANYO Xactiのリングで飛び出る長さを確認。
07番のマウント側プラ部分中央にC-160のレンズユニット部分を接着、その周囲を囲むようにXactiのリングを接着。

仮付けした状態で確認すると、出っ張る部分はリング1.3枚くらいなのがわかりましたので、リングは計2枚必要でした。これアキバのジャンク屋で一つ100円です。
普通に2枚目にプロテクトガラスを付けたままの装着は無理でしたので、距離を調整しながら、プロテクトガラスがユニットに接するまでの距離まで調整しています。 そのプロテクトガラスに至っては普通に取り付けると透明なので内部での乱反射が予想されます。 本来なら厚手の黒紙などを充てるべきなんでしょうが、今は手元にないので取り敢えず裏側をマジックで黒く塗っておきました。


STYLE

完成です。先に作った魔改造B・105mmマウントキャップはこの世から消えてなくなりましたが、今ここに新たな魔改造レンズが日の目をみました。

単焦点で、超広角です。 紙で液晶に入る角度を小学生ぐらいの時に使うようなプラスチックの分度器でざっくり測ったら、液晶に左から出て消える右側まで約85°超えくらいでした。

撮れた絵は、02番と同じくらい、もしくはもうちょい幅広く撮れている気がしています。
まぁ面倒なので画角は85°として覚えるとします。

いやはや、失敗は成功の何とやらですね。 レンズの知識を覚えた訳じゃないのですが、結果、魔改造B version その弐 が誕生です。うぁ、まるで悪魔合体(笑)

魔改造B弐「超広角スナップレンズ」と呼ぶことにします。

さて、今度こそどんな絵になるんでしょうかね、ワクワク。 
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こんにちわ。前回のつづきで、07番の魔改造の備忘録となります。

この07番っていうのは普通に使っても良し、遊び用のマウンタ部材としても良し、ですし、比較的安く手に入りますし、で遊び用にとてもいいですよね。
まぁ今回みたいな改造を皆がするのか?っていうと、それは・・・、でしょうけど(笑)

今回作成したこの105mmの魔改造マウントキャップ版は、どちらかというと、04か05に近いものがありますので、それを買ってしまえば、と言われればそれまでです。ハイ。
でも、04とか05をどんなもんだろ?って気分で買って自分の好みに合わないかもしれない、そしたらずっと眠ってしまう、な~んてことを考えたら、だめ元、101円オークションのジャンクと戯れる遊びもできて、あわよくば欲しかったレンズが手に入るかもしれないというギャンブルとどっちが5000円の価値があるか?と考えると、私は後者でした。

出来上がりは07番の最大のウリである、レンズがキャップをしているかのような状態を維持していますので、ぶつかることを気にしなくてよいものです。


IMGP5497

レンズの入手元はズームカメラですが、ズームの機構を取っ払って先端しか使っていませんので、もちろん固定焦点となります。
距離は35mm換算でだいたい100mmくらいとなっています
この100mm状態ではピントが合うのにちょっと被写体との距離離れる必要はあります。
レンズの倍率は、ほぼ自分の見ている目の大きさと同じくらいの像になっています。
肉眼で見ているものとほぼ同じものが4:3の12Mピクセルに収まります。
ですから、画角を想像しやすい、っていうメリットが出ています。

元々になったぶっ壊したNIKONのジャンクカメラは、入手した段階で既にACアダプタなし、電源部分不良、いまさら記録媒体も手に入れるの面倒、というやつでした。
他にも分解したFUJIFILMの2台も、同じ状態。本当にジャンクです。普通の人ならゴミ箱行きですね。
でも、レンズは無事。もったいないですよね。そういう意味で、3台目でいいものができましたし、リサイクルにもなっています。かなりラッキー。

 では、出来上がった奴の像をチェックしてみます。
・・・実は、まだ微妙に調整中なのです。
まぁ、こっから先は時間かかると思うし、これ以上調整しないかもしれないので一旦完成としました。
以下、そのサンプルですが、06 TELEPHOTO ZOOMと比較してみます。

IMGP5534
 06 TELEPHOTO ZOOM  1/50s F8  ISO125
IMGP5533
07 MOUNT SHIELD 魔改造『105mm版』 1/50s F9+α ISO125

同じものを魔改造レンズで撮るとこうなりました。縮小しているとわかりにくいかと思いますが、やっぱり06 TELEPHOTO ZOOMにて撮影した方が正しくピントが合っていて、周辺での色の「にじみ」が少ないです。 さすが06番です(笑)

 07魔改造105mmは、まだまだフォーカスの調整が微妙だ、ということでもあります。
すこしソフトになって、これはこれで味があるような気もしますが、たぶんあとチョットだけセンサーとレンズの距離を縮めれば良い気がするのでそのへんをやっている最中です。締めすぎるとリングが壊れそうなので難しい。

ところで、なんで、105mmといっているか、というとですね・・・

DSC01903

この2つの像を同じにしようと再生プレビューを駆使しながら、06番でフレーミングを合わせにいくと、06 TELEPHOTO ZOOM のズーム数値である22と23の間の目盛りくらいで若干22寄りでした。

ということで、23mm×4.6倍は105.8mm、かつ、ちょっとだけ少なめで切りが良い数値をセレクト。
ってことで、『魔改造 105mmマウントキャップ』と名付けました。
 
この07魔改造Bである105mm版でどんな絵が撮れていくのか愉しみです。
普通に街中でスナップとして活躍してくれると、持ち歩くのに最高なんですけど、これ07番の像が流れない中央部分だけを使っているようなものなので、F9土台で流用をしているせいか、そもそも作り方の問題なのか、結構暗い?レンズです。
夕方や室内になるとISO3200超えが必要になるためノイズだらけになってしまっています。
ISO1600以下で使いたいのになぁ・・・、今のところ、日中にしか使えそうにありません。

ん~、これなら01番でいいじゃん、という貴方はかなりのQ7の使い手ですね。
その通り。メリットはラフに扱えること、少し望遠な100mmなところ、これだけです(笑)

(追記)かなり遠方に焦点があるようで、これはこれで、また癖のある奴が誕生したもんです。

IMGP5787
07 MOUNT SHIELD 魔改造『105mm版』 1/100s F9+α ISO400 「青抽出」 
 
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こんにちわ。

暑かったお盆休みも、もう終わってしまいました。
この期間に那須の方に行っていたのですが、今日はその話ではなくて、昨日もう一本の魔改造レンズが日の目を見ましたので、その辺を備忘録。

今回ヤフオクで101円使って9台のジャンクデジカメを入手しました。
送料の方が高かったんですが・・・(笑)

で、懐かしいFUJI FINEPIXとかNIKON COOLPIXとか色々ゲットしまして、その中のレンズを取り出して07番へのアタッチをさらにチャレンジしてみました。

IMGP5457

これが、こんな感じにバラされていきます。う~ん、戻すことを考えなくていい分解は楽しい(笑)
ちょっとした夏休みの工作気分です。

IMGP5458

本来レンズっていう奴は、覗く側(ファインダー)の奴が組み合わさって正しく像が写るんですよね?
だから両方分解して取り出してみましたけど、まぁ、うまく流用できそうなものは簡単に手に入りませんね。
本当は完全にバラしてそのレンズの曲面を図にして光の屈折を測って位置を計算して、っていうのが正しいんでしょうけど、そこまでバラして色々やると大変なのと後のレンズの取付の扱いも面倒なので、勘をたよりにレンズを組み合わせ、Q7の1/1.7センサーごしの液晶で「この辺かな?」と充てて調査です。

で、前回は割と作りやすい接写方向での作成だったのですが、今回は前回うまく実現しなかった「 写るんですのように気楽に撮影できる07番にしたい」という目的でチャレンジ。

IMGP5496

こんな感じになりました。
07番のQマウント側の窪みにピタっとハマりそうな感じでしたので、そこにジャンクで手に入れたレンズを接着し、前にも登場した SANYO Xactiのプロテクタを「カニメの穴」をマイナスドライバーで押し廻して外し、プロテクトガラスを取り去り、そのガラスを抑えていた「カニメ穴付きのリング」をQマウント側に接着。
一方でプロテクタのガワである金属のSANYOの黒のリングに07番のレンズ側プラ部分をを接着。
 
写真ではQマウント側の中央にレンズがあり、その外周にネジのようなリング(40.5mm)が合体しているのが見えると思います。
また、今回の07番は普通通りで裏返さずにXactiの黒リングがくっついているのが見えると思います。

で、Q7に今回の魔改造07番、名付けて『105mmマウントキャップ』を実際に取り付けてみると、こんな感じになります。
DSC01906
 
仕上げに普通の07番と区別がつくように少し銀色で汚してあります。
07よりは出っ張りましたが、気にならない程度になりました。

 さて、どんな絵になるんでしょうね・・・。ワクワク。
 
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前回から、もう少し撮ってきました。
今回は屋外で光量も稼げる場所で、かつ、撮りかたもTAvでシャッター速度を上げ、連写にして、かつリモコンを使って切ることだ何とか手持ちでもブレを極小に持っていける形がりかいできました

IMGP5454

#07 MOUNT SHEILD + HAKUBA CIRCULAR PL + KENKO CLOSEUP NO.1
(撮影 01 STANDARD PRIME 1/60s F1.9 ISO400)


小さな花などに動く虫をポイントに撮影。近づいても逃げない奴らは接写にもってこい。

IMGP4812

#蜜があるのかな?
06 TELEPHOTO ZOOM 1/200s F2.8 ISO400

こいつを寄ってみますと、これ。

IMGP4826

#近くに寄ると怖い
07 MOUNT SHIELD 魔改造「超絶接写版」1/125s F9+α ISO2000

IMGP4943

02 STANDARD ZOOM 1/100s F4.5 ISO400
こちらもそれとなく咲いていた花なんですが、ちょこまかと蟻さんが動いてました。
それはこちら。

IMGP4946

IMGP4963

#蟻が遊んでる?
07 MOUNT SHIELD 魔改造「超絶接写版」1/30s F9+α 上ISO640/下ISO800

小さな花を接写すると、今までじっくりと見てこなかった分、楽しいですね。

しかしながら、リモコンを覚えたとはいえ、やっぱり手持ちは難しいです。
やはりこの魔改造レンズは三脚だったり、カメラ自身を地に置いて撮影するのが良さげです。

IMGP5297

IMGP5329

#山中のコケ
上: 02 STANDARD ZOOM 1/50s F3.2 ISO8000
下: 07 MOUNT SHIELD 魔改造「超絶接写版」1/0.4s F9+α ISO1250


う~ん、被写体との距離を稼ぎつつ、明るくて絞りもコントロールでき、かつ、風に揺らいでてもシャッター速度と連射でなんとかできるAFの付いたレンズが欲しいですね、やっぱり。
苔とかは動かないから良いんですけどねぇ。
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こんにちわ。いったんこれでいいかな?ていうものが出来ましたので、それを残しておきます。

 魔改造結果:
    07 MOUNT SHEILD + HAKUBA CIRCULAR PL + KENKO CLOSEUP NO1 
 
裏側が、下記。
07lensa
 
表側が、下記。07を逆にしてセットしてみました。
lensa-1
 
結局、裏表を入れ替えられる 構造はフォーカスの関係で諦め、また、扱いが難しかったMC+4ではなく、ケンコーのCLOSE UP NO.1に変更しました。
 順序的に、07番のQマウント→C-UP NO.1→07番のレンズ部分→HAKUBA CIRCULAR PLの順でサンドイッチしています。HAKUBA CIRCULAR PLは偏光フィルタですが銀色がかっこ良かった、という理由だけで使っています(笑)

では、作例。マニュアルだし手持ちなので10枚連射して1枚良いのがある、みたいなやり方ですが、こんな感じです。

IMGP3393
#道ばたの草木
07 MOUNT SHIELD 魔改造「超絶接写版」1/13s F9+α ISO100
 
IMGP3404
#道ばたの草木(2)かなり小さい1cmもない花
07 MOUNT SHIELD 魔改造「超絶接写版」1/13s F9+α ISO320

IMGP3408
#窓際の多肉植物(1)
07 MOUNT SHIELD 魔改造「超絶接写版」1/13s F9+α ISO320
IMGP3448
 #窓際の多肉植物(2)
07 MOUNT SHIELD 魔改造「超絶接写版」1/250s F9+α ISO800


今回、CLOSE UPリングが07番の手前に入る形で作成し、その次に偏光のフィルタも入ったのでフィルターの極彩等をあてなくても若干色乗りが良くなっている気もしてて、一層接写に向いた形になったんじゃないかと思いました。ただその反面、ボケには絞り?となる偏光の状態が素直に浮き出ており、多色の色荒れが出ております…まあ、これは諦めですね。

また、前回のテスト作成ではMC+4を使ってもの凄く間近での撮影にしたのですが、そこまで対象との距離が近いと光量不足になったりして使いにくいのが分かりましたのでもう少し緩いのにしました。
使ったのは HAKUBA CIRCULAR PL という銀色の偏向プロテクターと、KENKO の CLOSEUP NO.1 です。

Q MOUNT → 
KENKO CLOSEUP NO1  → 07のレンズ部分 →  HAKUBA CIRCULAR PL という順序で作られています。偶然か、07の周りのギザギザ部分をカッターで削り取って HAKUBA CIRCULAR PL に嵌めたらうまーく押し込めた形でサンドイッチできました。CLOSEUP フィルタの内側ともう一方のやつのリング同士、お互いの中に埋め込まれて奇麗にスッポリです。

画像1
07 MOUNT SHEILD + HAKUBA CIRCULAR PL + KENKO CLOSEUP NO1 

まるで初めからこういうレンズじゃないの?っていう形になった反面、もうもとには戻りそうにないですね、これ。 で、この魔改造レンズ、これくらい出っ張ってしまうなら普通に01 STANDARD PRIMEとかにクローズアップフィルターを付けていたものでも良いのでは?と思いますが、まぁ、そのへんは、まあご愛嬌として。

 この状態で最短撮影距離、というかフォーカスが合う距離はレンズ先端から0.8-1.3cm程度の所です。
これでも近すぎて扱いにくい。よく分かったのは接写できすぎるのはダメってことですね。
でも、その代わり細毛のようなものまで奇麗に撮れるので取りあえず今はマクロっぽい使い方としてあり?ですかね。

04番とかと違い、フォーカスリングが無いのがデメリットですが、逆にピントを合わせやすくなったかも。下手にフォーカスリングを触ってピンボケしない分、ミニ三脚を付けた時に軽く動かすだけで撮れます。しかしながら、手持ちはそうはいかない。花などはかなり難しいです。
MFモードのTAv機能を使いながらできるだけシャッタースピードを確保し、ISOが上がらなすぎないよう制限し、連射して数打って撮る感じです。手がプルプルですから(笑)

まぁ、こんな魔改造、普通の人はやらないと思うけど、レンズの焦点とかちょっと変えたりする遊びにもQ7は応えてくれますよ、っていう参考になれば嬉しいです。
……レンズの魔改造は、楽しいけど、08番や09番が出てきたらこういったマクロ作りたいとか、レンズ遊びしてみたいとかっていう需要は消えるかもしれませんよね、ああ、そうであるくらいの素晴らしいのに出会いたい(笑)
 
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こんにちは、07マウントレンズの可能性を探る続きです。

前回は「写るんです」のレンズ部分を付けて試しました。これについては今度ジャンクなコンデジを入手してから続きをいつかやろうと思います。
その代わり、このレンズの手前に接写リング、そう、7月21日のlogにも書いてあった、MC+4のクローズアップフィルターを挟んでみたらどうなるかな?
ってことで試してみたら、結構いける。

まずは、普通の07の状態。
画像1

この位の距離で、以下の絵。
画像2
07 MOUNT SHIELD LES 1/10s ISO2500

吹き出しにピントです。ちなみにこれ埼玉のイトーヨーカ堂にて発見。調べたらつい先日配置されたようです、タカラの佐川男子のガチャ。

で、07番ごめんなさい、まっぷたつに割って、一つはMC+4に、もう一つはアキバでゴロゴロと売られていたサンヨーザクティのジャンクプロテクターのガラス部分を内側の抑えクルクル廻して取り去った「ガワ」に付けました。
画像1

レンズのある表側はMARUMIのVIVIDライムをつけ、不用意に触らないよう、埃がつかないよう保護しています。
画像2

07番の前の品名が刻印されている面であるレンズが取り付けられている方は、SANYO のプロテクターとMARUMIの緑のプロテクターの間で挟まれており、接着されています。つまりリングとリングの間のサンドイッチ状態の具の部分に相当する所に存在し、その両端が40.5mmのスクリューネジのオスを出るよう接着されております。これ、一応後々にひっくり返せることを想定したためです。
画像2

で、この時の像が
画像3
07近接改 1/13 ISO8000

ものすごい接写力です。もうくっつけてます。そんなに近づくのか、そんな場で、って所でピントがきます。明かりの隙間もないくらい(笑)

違うモノで撮影します。
画像1

iPhoneで上から撮影。はい、07は対象間近です。これでピントが合います。緑の輪っかとMARUMI MC+4じゃないリングの間に07番のレンズ側があります。
そして、この時の絵がは下記のようになります。
画像4
07近接改 1/13 ISO12800


ちなみにMC+4ではなくただの筒にすると焦点が取りにくかったです。どうしたものか。

にしても、いやあ、ものすごい可能性を秘めてましたよ!07番。中古出回ってきたら数点持っとこうかな〜。
画像1

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こんにちは。昨夜の事、ふと思いついた事があります。
07番は1枚のレンズから出来ています。
この像が気に入らなければ自分で違うレンズをはめるとか凹凸を考えて組み合わせてみればいいじゃん、ってこと。

まあ、試しにやってみました。
まず、部材はコレ。

画像1

写るんです、です。ココからレンズを取り出すとこうなります。
画像1


で、07番のマウント側にプラスチックのレンズ部分のみを、Q7側に凸になるよう無理矢理粘着させてみたものが、これ。

画像1

さて、どんな絵になるのでしょうか。ワクワク。

画像1

お?意外にも流れるのが少し外へ逃げて使えそう、っと思ったものの、うわー、やっぱり下のような軸上収差なパープルのやつが出てます。しか〜も、おもいっきり。

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極彩にすると、ハッキリ。

画像1

うはは、何も考えずに付ければこうなりますよね。そもそも一枚凹レンズが付いたことで像も歪んでもいますし(笑)
絞りの事もピントの事も考えてないしね〜。

でも、これ、モノクロにすると意外にもいけそうな、あとちょっと詰めれば使えそう。
画像1


もしかしてジャンクなコンデジや携帯電話から2〜3枚拾って凹凸を合わせ、絞りを自作して収差を減らしたら、というか範囲を狭めたらISO12800が可能なQ7なら面白いの自作レンズが作れるんじゃないかと思いました。


こ、これは、危険な未知の領域にハマりそうです。
でも、ごめんなさい、07番。
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