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abeshi's snapshot ●軽くて楽しいミニカメラ PENTAX Q7/Q-S1

PENTAX Q7 を中心としたカメラ関連の適当ブログです。特に記載がなければQ7で撮っています。
レポートは youtube 動画を併せて使い、雑感はここを中心にテキストをはきだします。

K-S1 関連は『こちら』より(別枠へ)
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kindle: amazon Kindle版の方が好評です!
TV: http://m.youtube.com/user/AbeshiTV

タグ:15㎜

こんにちわ。

昨日の続きです。
また奥行き感にこだわってみた場合の写真を載せてみます。

これらって、結構標準外レンズ・・・つまりアダプタ付けて撮っている方が何故か撮りやすいんですよね。
というと、Q7では素で良い写真を持つ力量を持っていながらレンズの性能が今ひとつなので良い写真への結びつきが弱いっていうことを示してしまったのではないでしょうか。

IMGP2100
FA77mm Limited 1/640s F1.8 ISO200

IMGP2174
Voigtlander SUPER WIDE-HELIAR 15㎜ 1/200s F4.5 ISO100

IMGP2196
Voigtlander SUPER WIDE-HELIAR 15㎜ 1/320s F4.5 ISO100

こういうのを補うためのBCモードなんでしょうか、如何せん上手く使えない。というかやっぱり01番くらいしかアレを使いこなせるレンズが無いっていうのが残念なところ。

IMGP2197

Voigtlander SUPER WIDE-HELIAR 15㎜ 1/640s F4.5 ISO125

IMGP2211
Voigtlander SUPER WIDE-HELIAR 15㎜ 1/640s F4.5 ISO1600

FA77mm Limitedみたいな大きなレンズ、明るいレンズがあると撮りやすいんですけどね。
06番がそこそこ良いんですが、リングがスカスカな上にもう一歩足りない距離ってのもあってコレだ!っていう写真になかなか巡り会わない。
逆にFA77mm Limitedみたいなものを使うと気持ちのよい立体感というか奥行き感が出やすい。
うーん、Q7自体はいいカメラだと思うんだけどなぁ・・・。
やっぱり良いQマウントレンズが必要なんじゃぁないかなぁ・・・
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こんにちわ

最近思うことがあります。色々なところで「良い写真」とされているものはどんな写真でしょうか?
ってことです。
主に撮られている対象を整理すると下記みたいなものが多いと感じています。


区分全体感孤立感色変化脇役の強調
共通全体感立体感異空間住まい
光のモレ構築素材新たなる発見汚し
のびのびたたずまいノスタルジー雨雪との調和
色の統一老朽化思い出凛とした
規則性暮らしの痕  
構造物・植物ごちゃに
1つの焦点
モノリス感トーンブレイク
カーブの変更
動物つき
人物背景と
の孤立
特徴ある表情皮膚の陰奇麗なアクセサリ
動物群れの行動野生から
の忘れ
定番を強
くする色
毛並み・部位
天体・空
・海の形
空撮や非
常識視点
観測夕焼け・朝焼け飛行機・鳥
マテリアル量産行程や
同じ構造
固さの表現透明感や
らしさ
噛み/組み合わせ
料理テーブル
フォト
出来立て感ポップさ
補色バランス
食器のデザイン

こういった対象に対して、横軸のコンセプトを持ち込み、なんらかの技術(例えば奥行き感やハーフワールド、青抽出など)の要素を組み合わせて撮ると「良い写真」に成りやすいのではないかと思っています。

その一つの簡単なやり方は「奥行き感」じゃないでしょうか。
上記の縦横のコンセプトの組み合わせのどれかを選んで「奥行き感を与えて表現」すれば、なんとなくそれっぽい写真が出来上がる・・・ってなイメージです。

IMGP2184
Voigtlander SUPER WIDE-HELIAR 15㎜ 1/125s F4.5 ISO1000

#マテリアルの同じ構造に対して、ボケで奥行きを与えた

残念ながら標準レンズだけでは「奥行き感」を表現するのに広角(03・04・08)の手前と奥、っていう表現か01などを使って「BCモード」を用いたボケ表現しか作りにくいのが現状です。

IMGP2191
Voigtlander SUPER WIDE-HELIAR 15㎜ 1/200s F4.5 ISO160
#植物にごちゃごちゃ感、焦点を

IMGP2194
Voigtlander SUPER WIDE-HELIAR 15㎜ 1/200s F4.5 ISO100 オリジナルセピア
#今度は植物の全体感に色統一と奥行きを

IMGP2195
Voigtlander SUPER WIDE-HELIAR 15㎜ 1/320s F4.5 ISO100 オリジナルセピア
#その2
まぁ、もうちょっと表は整理した方が良いとは思っています。少し観点がバラバラなところもありますからね。
でも、ようは定番の撮り方シーン(定石的な構図と対象)に一定の技術(立体感や色の工夫)を組み合わせることで割と奇麗な写真っていうのは撮れていけるんじゃないかと考えたわけです。

そして、これに「演出」できるようなデジタル加工や組み写真のような要素が加わればそこそこな素人でも結構面白いんジャァないかな?って思いました。 こういうのを自動的に認識してオススメの色効果やレンズを教えてくれたりすると面白いんですけどね・・・。
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こんにちわ。

紅葉というと「モミジ」ばっかりになりがちですが、最近はイチョウの見所というか、大きなイチョウが見られる所がお気に入り。
まぁ、あの横浜での銀杏を見たからでしょうか、今年はイチョウを見る機会が多いです。 ちなみに小さい植木ものでも平気で1万とか超えるんですよね。

で、今回はさいたま市にある、圓蔵院の境内にある大イチョウを見に行ってきました。

IMGP2470
02 STANDARD ZOOM 1/1000s F4.5 ISO200

とても大きいです。

02番で収まりきらない!!高さ28m、幹まわり4.5mほどの大きなイチョウです。
IMGP2483
03 Fish-Eye 1/500s F5.6 ISO250
写真も6MBクラスの写真ばかりになって簡単にblogにアップできないような細かい葉っぱだらけの状態で、落ちるちょっと前の良い時に来られたようです。


Voigtlander SUPER WIDE-HELIAR 15㎜ 1/640s F4 ISO250

いやぁ、ここはとても静かな場所で、モミジとかも奇麗でした。

IMGP2485
03 Fish-Eye 1/500s F5.6 ISO250

こういう大きな樹木を撮るには、今の所02番か03番しか手段がないのです。
でも、来月になれば08番が使えると思うとワクワクしてきますね。
ただ・・・

この紅葉の時季に間に合わなかったのが残念で仕方ありません。12月半ばだと正月には間に合うんでしょうけどね・・・。

今は、オールドレンズとかでガマンガマン。 

 06 TELEPHOTO ZOOM 1/160S F2.8 ISO200
#境内比較・大きいんです
 
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さて、紅葉の時期、CTEを使うより日陰モードを使う方が綺麗な絵が得られるということを確信しましたが、もう少し突っ込んでみるともっと面白いことがわかりました。

それはAWBと日陰の間がCTEになることです。
具体的な写真を見せながら紹介していきます。
IMGP2510

Voigtlander SUPER WIDE-HELIAR 15㎜ 1/800s F4 ISO250 -AWB-

このようにAWBの写真でもそれなりの色合いで撮れるのですが、日陰になると鮮やかな色を見せてきます。もちろん、鮮やかのモードなんて使わなくても綺麗です。
IMGP2511

Voigtlander SUPER WIDE-HELIAR 15㎜ 1/800s F4 ISO250 -日陰-

そしてこの二つの後にCTEの絵を見てみると、……ほら!やっぱり真ん中の色合いを出しているようです。
IMGP2512

Voigtlander SUPER WIDE-HELIAR 15㎜ 1/800s F4 ISO250 -CTE-

日陰にすると、何処と無くレベル補正をして更に若干コントラストを高めにしたよう写真、つまり、赤くないのに赤が、または、黄色くないのに黄色になり、少し大袈裟に強調されるような紅葉の絵が得られますが、CTEだとまぁそれなりにやんわりとした強調色をつけた状態にすることができます。

この控えめ感がいいですよね。

もう少し作例を載せてみます今度は緑が強く出ているサザンカ(椿かな?)でやってみました。

IMGP2531

06 TELEPHOTO ZOOM 1/200s F2.8 ISO1000-AWB-
で、次が日陰のときの色。

IMGP2530

06 TELEPHOTO ZOOM 1/200s F2.8 ISO1000-日陰-


最後に CTE で。

IMGP2532

06 TELEPHOTO ZOOM 1/200s F2.8 ISO1000-CTE-



3つ横並びにすると、こんな感じです。

CTE-CHECK1

少し順番を変えてみます。

CTE-CHECK2


なんとなく色と使い方がわかってきた気がします。


主役の色のりに合わせて背景となる色を主役風のテイストに変化させたいときに使う感じで、色のメリハリを『落としたい』ときに使うと便利ですね、これ。
デジタルフィルターの「鮮やか」で極端に色を変えるのは各色を強くする方法、抽出はその色だけで抜き取る方法、主役の色の雰囲気を全体にマブしたいときにはCTEって感じですね。
赤に対する緑、青空に対するオレンジなど反対色の色味を弱めたい場合嘘くさくならない程度の加工をしてくれるのがCTEってことなんでしょうかね?わりと使っていけそうな気がします。
この効果を更に強めたい時には「日陰」を充ててみると場合によっては更なる効果が得られる、と。





それならば、むしろ主役の色が決まってる時に使わなければ意味がないモードだとも言えます。色づいた木々や青空をなんでもかんでもこのCTEで多用して撮るって言うのは、?な使い方で、取りたい対象はコレ、でもあまり強く主張するんじゃなくて全体的に「ほんわりしたい」って言う時に使う、って理解して使わないとCTEの良さが分かっていないっていう感じですね。これ。
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