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abeshi's snapshot ●軽くて楽しいミニカメラ PENTAX Q7/Q-S1

PENTAX Q7 を中心としたカメラ関連の適当ブログです。特に記載がなければQ7で撮っています。
レポートは youtube 動画を併せて使い、雑感はここを中心にテキストをはきだします。

K-S1 関連は『こちら』より(別枠へ)
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kindle: amazon Kindle版の方が好評です!
TV: http://m.youtube.com/user/AbeshiTV

タグ:1:1.4

こんにちわ
今日は昨日の続きから、です。

というか、昨日、オチの話と写真を載せずに終わらしてしまったので、まずは、これ。
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smc PENTAX-M 50mm 1:1.4 with KQ Adapter 1/250s F22 ISO320 青抽出

このように同じ岩でもグラデーションも見えつつ、ある程度の濃淡があり、明暗のメリハリには若干色を残した方がバランス的にイイですよねえ?ってことを書きたかったのでした。

さて、今日は同じモノでも、もう一つ、単体の集合の難しさです。

CIMGP2579
06 TELEPHOTO ZOOM 1/200s F2.8 ISO1000 オリジナルセピア


06 TELEPHOTO ZOOM 1/320s F2.8 ISO100 AWB

個の集合を撮る際、悩んでいるのは、やっぱり極彩をあてて色を強調すべきか、それとも色で抜くか、です。
最近はセピアにして、うっすら残す、っていうのにもチャレンジしています。

CIMGP2860
02 STANDARD ZOOM 1/80s F3.5 ISO100 オリジナルセピア

単体の集合の難しさは同じ大きさのものを散らばっているように配置してしまうと、メッセージが希薄になってしまうことです。

いっけん、ただ単に撮っただけのようなモノに意味を込められるか?という難題があります。
秋らしさ、とか、先に葉っぱだけ落ちる柿を見せられるか?とか、木の陰を乗せることで昼下がりをイメージさせられるか?
とか、この季節にも咲く雑草みたいなもの、とかを切りとって、その時の情景や思い出を思い浮かべたい、とか、いろいろあると思います。

新しい広角レンズを使えば奥行き感を演出しえるので、ただの湾岸の写真といった下記の写真でも面白く見せられるかもしれません。

せっかく08 WIDE ZOOMも手に入れたことだし、同じ個の集合でもイロイロやってみたいなー。

画像1
08 WIDE ZOOM 1/200s F4.5 ISO100
#ココから先は海。でもまだ見ぬ海 
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こんにちわ。

今日は最近使いだしたモードの一つのクロスプロセスについてです。

このモードは、色をブレーク、つまり1つの色をセロファンがけしたような効果を出す機能と、自分でちょこちょこっと調整したやつを登録出来るお気に入り(3つまで)を含め、シャッフル(ランダム)できるのが特徴です。

で、Q7を購入してからクイックダイヤルに登録したのは「青抽出」「ハードモノクローム」「極彩」そして、後一つ何を選ぼう?ってずっと悩んでいます。
うっすらした「さくらほのか」っぽいのも好きですし、リバーサルフィルム+ファインシャープネスみたいなキリっとしたのも好きですし、シェーディングを組み合わせたトイカメラ的なもの良い。

う〜ん、迷うなぁ〜っ、ダイヤル8個欲しいよ、っていう感じだったのですが、初めにセットした3つが「意図した絵」をベースにしたものを設定しているわけだから「意図しない絵」も1つ入れたら変化に富んで面白いんじゃないか?
っていうことで、クロスプロセスのシャッフルで撮影した絵を1枚撮って、それをクイックダイヤルの1つに加えることにしています。


IMGP2550
06 TELEPHOTO ZOOM 1/100s F2.8 ISO125

普通に撮ってもお気に入りな絵が出るんですけど、良いな、と思う場所で撮る時には必ずクロスプロセスで「もう数枚」撮るようにしています。


IMGP2551
06 TELEPHOTO ZOOM 1/100s F2.8 ISO125 クロスプロセス

同じ場所でも、色を壊すだけでイメージが変わりますよね。
そういう変化も面白いので残すようにしているんです。
オリジナルも良いのですが、クロスプロセスで残した方が「なぜか」記憶に残りやすい。
なんでだろう〜。

IMGP2717
smc PENTAX-M 1:1.4 50mm with KQ Adapter 1/4000(1000)s F16 ISO100

普通に秋らしい絵を撮ろうと頑張ったのですが、風も強かったり立てる位置が不安定なところだったりすると、クソって呟いちゃったりしちゃいます(笑)が、ここでは漢らしく黙ってクロスプロセスで何枚か撮影。

IMGP2720
smc PENTAX-M 1:1.4 50mm with KQ Adapter 1/2000(1000)s F16 ISO100 クロスプロセス

そうすると、1枚くらいは、ああ、こういうのも良いかもな、っていうのが必ず撮れます。
まぁ、ちょっと最近は秋なので秋色に近いのをクロスプロセスのお気に入りに2個も登録しちゃったので割と懐古主義的な感じの似たようなものばかりになってきていますが、この辺、CTEのオンオフとかもうちょっと細かいところまでセッティングした違うイメージのものとかを織り込んで、意外性が容易に解るようにしていきたいです。

うまく対象とマッチして出てくれたときの感動は大きいです。
これ、もうちょっと勉強していこうと思います。 
 
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こんにちは今日はついに使い出してみた、ずっとダイヤルに居座っていながらも、なかなか使うことのないあのモード、BC:ボケコントロールについてのお話です。


このモード、モードダイヤルを廻すだけで簡単にボケ効果を得られるという優れもの機能で、PENTAX Qのウリの一つとして存在しているものなのです。

が、如何せん、シャッターを押してから撮影が完了するまで時間が10秒近くかかるため、せっかちな私はうっとうしくて待てません。だから、買ってすぐの頃に数枚撮ったきり、全く使っていませんでした。


使ったからと言ってとてもきれいなボケが得られるかどうかは別。なかなか難しかったのでそれもあります。


このBC機能をうまく使うには、ちょっとコツがいるようです。


IMGP2446

06 TELEPHOTO ZOOM 1/160s F2.8 ISO1250 BC



まず対象の後に空間があって、でも背景の対象となる物体が存在しているようなシーンを見つけるのが第一歩。『1m以上後ろに何かある処』を見つけるのが先です。出来れば明るく太陽サンサンなとこ。

これはどんなレンズでも背景を綺麗にボカすときの基本でしたよね、たしか。

この状態の構図を見つけられなければボケはどんなにいいレンズを使っても作れません。

次に、オートフォーカスのレンズが必要になります。

ボケコントロールの仕組みは、おそらく明るめのレンズでなら作れる被写体深度が浅い描写、あれを機械的にフォーカスを制御して再現しているような動作だと感じています。

決めた位置の絵を残し、ピント合わせを機械でコントロールしあえて前後にピントが合っていない像を別に準備し、それを元の絵と合成して作り出しているんじゃないかと思います。

だから明るくないF値のレンズでも「被写体深度の浅い絵」っぽい感じを作れるのだと思います。

本来なら出来るだけ明るいオートフォーカスのレンズを使わないと作れないはずのピントの奥行きが浅い絵を、ピンボケの状態の絵と合成してうまく重ねて作れば確かに同じものになりますね。

主役の輪郭さえちゃんと撮れていればの話ですが。



そこが肝心なところで、それならベースからしてボケが出しやすい、やっぱり明るいにした方が絵が作りやすいんじゃないかと。
そうなると、つまり01 STANDARD PRIMEや06 TELEPHOTO ZOOMのレンズがこのボケコントロールに向いているんじゃないかと思います。そう、01番なんか、F1.9なのにあんまりボケてませんし、06番はF2.8で望遠端を使うとボケを作りやすいのですが、それ以外で絞っているとナカナカやりにくいですから、そういう弱みを補う機能だと思います。

明るく光がたくさんある時の方が上手くいきやすいので、もし02 STANDARD ZOOMでやるならば明るい日中の日差しが強めの時間にやる方が良いのかな。

そうすることでF値を小さくできますから。


絵はピントを合わせている場所を中心としてそれ以外が溶けていきます。この時、中央測光焦点にしていても上手く真ん中が残ってくれないのでイライラものです(笑)

IMGP2442

06 TELEPHOTO ZOOM 1/125s F2.8 ISO125 BC

#ど真ん中を残せなかった例



カメラのシャッターボタンを押すとゆっくりとフォーカスを元の位置からズラしていきます。

この時にカメラ本体を出来るだけ動かさないようにします。この時間が嫌。待ってるの辛い(笑)



そうするとピントが合っているところを残し、ボケ効果の絵を合成で作ってくれます。

これ使うよりもモードをAEにしてF値を小さく、つまりできるだけ開放にした方が楽ですよね。

しかしながら、ISOの値を上げたくない場合などで、このBCが活きてくるようです。



IMGP2444

06 TELEPHOTO ZOOM 1/320 F2.8 ISO100 BC

#割とうまくいった例


正直、中央に残したいものを持ってくると失敗がしやすいようです。中央に残す場合、大きめの対象を作らないとダメっぽいのですが、それだったら06番で普通にボケてくれるので、どうにも意図通りにならなくて難しい。

上記の写真でも葉っぱの端っこが意図にそぐわないボケを作っています。うーん・・・。



IMGP2441

06 TELEPHOTO ZOOM 1/160s F2.8 ISO100

#普通に対象を大きくした例でBCなし

まあ、正直言うと、安めのマウントアダプタと古いKマウントのレンズ、例えばPENTAX-M F1.4とかのオールドレンズを使ってマニュアル操作に慣れた方が100倍綺麗だとは思います。

中華製のアダプタにヤフオクとかで3〜5千円の古いPENTAXや旭光学時代のレンズやリコーのレンズ漁れば簡単に遊べます。


IMGP2596

smc PENTAX-M 1:1.4 with KQ Adapter 1/5000(1000)s F4 ISO250 青抽出



もちろん、06 TELEPHOTO ZOOMだけでも十分ボケは作れるので、やっぱりこのBCモードはオールドレンズがあれば、使わなくなるのかなあ?


もう少し色々追求してみる必要がありそうです。
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こんにちわ。

すっかり寒くなってきていて、お庭の紅葉も赤く変わりつつあります。
ということは、山の方はもっと!?

っていうことで、車を走らせてみました。

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02 STANDARD ZOOM 1/30s F2.8 ISO200

向かう目的地は山の方ですが、川とか見てしまうとつい途中下車してシャッターを押したくなってしまうのは、すでにQ7にどっぷり浸かって4ヶ月目だからでしょうか(笑)

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smc PENTAX-M 1:1.4 50mm 1/20s F22 ISO100

空を見上げると、なんだか神々しさを感じます。
これは期待できそうです。

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02 STANDARD ZOOM 1/1250s F5 ISO200

足元を見てみると、赤い影が忍び寄っています。

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smc PENTAX-M 1:1.4 50mm 1/200s F8 ISO400

ふと途中の公園にて休憩を取ると、既にイチョウが真っ黄色じゃないですか!

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 VoigtlanderSUPER WIDE-HELIAR15㎜ 1/100s F5.6 ISO400

 00
02 STANDARD ZOOM 1/50s F3.5 ISO1250

これは奇麗です。
まぁ、イチョウなので、例の匂いは漂っていますが・・・。

イチョウって、葉っぱの形も素敵だし、色も緑も黄色も鮮やかだし素晴らしい樹だと思うんです。
銀杏だって、美味しいですよね。

でも、匂いあり。神様って公平ですよね。
Q7は匂いを記録できないので、美味しい所だけ頂いちゃいます。
 
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