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abeshi's snapshot ●軽くて楽しいミニカメラ PENTAX Q7/Q-S1

PENTAX Q7 を中心としたカメラ関連の適当ブログです。特に記載がなければQ7で撮っています。
レポートは youtube 動画を併せて使い、雑感はここを中心にテキストをはきだします。

K-S1 関連は『こちら』より(別枠へ)
ibook: PENTAX Q セルフラーニングガイド「Q骨頂」で販売中
kindle: amazon Kindle版の方が好評です!
TV: http://m.youtube.com/user/AbeshiTV

タグ:SUPER

こんにちわ

レンズ沼月刊としていくつかのオールドレンズのお話をしておりますが、今回でVoigtlander SUPER WIDE-HELIAR 15mmのお話は終わりとなります。

33_MaKaizoB(REBOOT)ISO500AWB__IMGP4376 Voigtlander SUPER WIDE-HELIAR 15mm 1/200s F5.6 ISO500 69 mm AWB

今回、少し画像が粗くなるのを承知でISO500で撮りまくりました。
正直、せっかく角までスキっとするレンズなのにISO100にしないのは勿体ないとは思いましたが、モノクロームを撮影する時にスピードで暗くしたり明るくしたりをコントロールしたりするという手法を撮りたかったため、まぁ、レンズが少し暗めのF値だということもあって、敢えてISO500にしていきました。

33_MaKaizoB(REBOOT)ISO500AWB__IMGP4375 Voigtlander SUPER WIDE-HELIAR 15mm 1/40s F5.6 ISO500 69 mm AWB

実は同じ時間に魔改造B:REBOOTや宮崎さんのゾンネタール25mmなんかも撮ってた関係で、距離の記録が結構めちゃくちゃ。
初めに選ぶ焦点距離については手抜くと他のレンズで撮ったときの情報まで間違ってしまうからメンドクサイですよね。
こういうの、シャッター押す前にF値とかmmとか再調整出来たらいいんですけどね。

56_Voigtlander_SUPER_WIDE-HELIAR_15mmISO500AWB__IMGP4359 Voigtlander SUPER WIDE-HELIAR 15mm 1/320s F5.6 ISO500 69 mm AWB

望遠や足りないレンズはMFのレンズで遊んでね、という突き放し方を推奨するカメラのくせに、マニュアル撮影への配慮が足りないのはイケてないですよね。こういうUI はどんどん改善していって欲しいものです。以下は私の要望。

・ピントがどこで合っているか、ピーキング程度では判りにくい(音も使ったら?)
・F値を都度教えてセットする仕組みが欲しい(F0写真ばっかりになっちゃう)
・この距離数ならこのレンズ名、とセットにして覚えさせて写真に自動反映して欲しい
・願わくばAF対応のアダプタが欲しい。しかも軽量で・・・

欲を言えばきりがないですがね、声を上げることも必要ですよね。UI ってそうやって良くなっていくもんだと思いますし。
まぁ、ソフトで対応出来るようなところならメーカー側としても頑張って欲しいなぁ、と思うところです。
でなければ、というか、そういうの改善されてくる新型機ならQ5でもQ3でも新しいのは欲しい。同じセンサーなら2台持ちして素早くスナップですよ・・・(笑)

でも、ガワだけなら、たとえ金属ボディになっても、私は1年待ちかな。
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こんにちわ

昨日から、 オールドレンズ扱いの「Voigtlander SUPER WIDE-HELIAR 15mm」のお話をしています。

56_Voigtlander_SUPER_WIDE-HELIAR_15mmISO500AWB__IMGP4357 Voigtlander SUPER WIDE-HELIAR 15mm 1/400s F11 ISO500 69 mm AWB ハードモノクローム

素で広角のレンズをスナップとして使うのですが、彩度が薄いということもあって、普通に撮るよりもモノクロームで撮ったり効果を与えて撮る方が好きだったりします。スキッとした爽やかさ!?のあるレンズです。

56_Voigtlander_SUPER_WIDE-HELIAR_15mmISO500AWB__IMGP4328 Voigtlander SUPER WIDE-HELIAR 15mm 1/50s F11 ISO500 69 mm AWB ハードモノクローム

もしくは、リバーサルフィルムにしてしまうとか。

Q7で一番相性の良いと思われるのは「鮮やか」。鮮やかは少し嘘くさくなる色傾向がある気がするので、どうせそうするならリバーサルフィルムにしてもっと強めてしまえっていうのが私の好みなのですが、こと、Voigtlander のコイツに関しては鮮やかで撮る方がバランスが良い気がしています。

ということで、この間の土曜日に栃木で食べた蕎麦の写真でも(笑)

56_Voigtlander_SUPER_WIDE-HELIAR_15mmISO500AWB__IMGP4317 Voigtlander SUPER WIDE-HELIAR 15mm 1/30s F4.5 ISO500 69 mm AWB

蕎麦、好きなんですよねぇ。

今回は霧が岳蕎麦です。
シンプルで実に美味しい。天ぷらが多いので、2人で1つくらいで十分です。

56_Voigtlander_SUPER_WIDE-HELIAR_15mmISO500AWB__IMGP4315 Voigtlander SUPER WIDE-HELIAR 15mm 1/30s F4.5 ISO500 69 mm AWB

大盛りでも軽くペロリですよ(笑)

また準備してもらわなきゃ・・・
56_Voigtlander_SUPER_WIDE-HELIAR_15mmISO500AWB__IMGP4319
Voigtlander SUPER WIDE-HELIAR 15mm 1/30s F5.6 ISO500 69 mm AWB 

 
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こんにちわ

今月はレンズ沼月刊ということもありますので、今日からは小型軽量で昨年11月に入手したこのレンズ、 Voigtlander SUPER WIDE-HELIAR 15mm のお話を。

Voigtlander と書いてフォクトレンダーと言います。
15mmということで、普通なら広角の部類のレンズになりますが、Q7換算では69mmですので、一般的な部類のスナップレンズ扱い。

ライカL(M39)スクリュー形式のマウントで入手しましたので、M39を繋げられるアダプタが必要となります。
私の手に入れたものは180°精度の悪い奴。

IMGP4308

こんな感じの奴です。

56_Voigtlander_SUPER_WIDE-HELIAR_15mmISO500AWB__IMGP4352 Voigtlander SUPER WIDE-HELIAR 15mm 1/160s F4.5 ISO500 69 mm AWB
 
めいいっぱいボカした状態で、これくらい(床)。
よほど距離感を上手くつかんでいかないとキツいです。


というより、F4.5スタートなのでさほどボケません。というか、そもそも広角レンズなのでそういうのを期待しても無理があるって言うもの。

56_Voigtlander_SUPER_WIDE-HELIAR_15mmISO500AWB__IMGP4361 Voigtlander SUPER WIDE-HELIAR 15mm 1/160s F4.5 ISO500 69 mm AWB ドラマチック 銀残し

その代わり、結構面白い写りをします。というか、素直な写りと言いうべきな感じです。

どちらかというと、02番のモヤっとした感じを取ったようなそんな感じです。

56_Voigtlander_SUPER_WIDE-HELIAR_15mmISO500AWB__IMGP4341 Voigtlander SUPER WIDE-HELIAR 15mm 1/6s F4.5 ISO500 69 mm AWB ハードモノクローム

色は薄め。Q7で鮮やかの写真にしても、こんな感じで彩度が落ちます。

56_Voigtlander_SUPER_WIDE-HELIAR_15mmISO500AWB__IMGP4323 Voigtlander SUPER WIDE-HELIAR 15mm 1/400s F4.5 ISO500 69 mm AWB

まぁ、それでも、色々なレンズがあるから楽しいと思うんですよね。

思ったのは、宮崎さんのソンネタールは明るいけど日中の日差しの強いところでは明るすぎて使えない(シャッタースピード限界まで振り切っても白く飛んでしまう)ところがありますが、コチラは そういうことがありません。その点では万能に使えるレンズです。

Q7は明る過ぎるF値は、もしかしたら使い切れないのかもしれません。
F4.5の一番開放のあたりで普通に使う感じでちょうど良いのかもしれませんね。


56_Voigtlander_SUPER_WIDE-HELIAR_15mmISO500AWB__IMGP4380 Voigtlander SUPER WIDE-HELIAR 15mm 1/500s F11 ISO500 69 mm AWB

暗くなると弱くなりますが、夕方少し超えたくらいまでなら結構奇麗な発色だと思います。
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こんにちわ。

昨日の続きです。
また奥行き感にこだわってみた場合の写真を載せてみます。

これらって、結構標準外レンズ・・・つまりアダプタ付けて撮っている方が何故か撮りやすいんですよね。
というと、Q7では素で良い写真を持つ力量を持っていながらレンズの性能が今ひとつなので良い写真への結びつきが弱いっていうことを示してしまったのではないでしょうか。

IMGP2100
FA77mm Limited 1/640s F1.8 ISO200

IMGP2174
Voigtlander SUPER WIDE-HELIAR 15㎜ 1/200s F4.5 ISO100

IMGP2196
Voigtlander SUPER WIDE-HELIAR 15㎜ 1/320s F4.5 ISO100

こういうのを補うためのBCモードなんでしょうか、如何せん上手く使えない。というかやっぱり01番くらいしかアレを使いこなせるレンズが無いっていうのが残念なところ。

IMGP2197

Voigtlander SUPER WIDE-HELIAR 15㎜ 1/640s F4.5 ISO125

IMGP2211
Voigtlander SUPER WIDE-HELIAR 15㎜ 1/640s F4.5 ISO1600

FA77mm Limitedみたいな大きなレンズ、明るいレンズがあると撮りやすいんですけどね。
06番がそこそこ良いんですが、リングがスカスカな上にもう一歩足りない距離ってのもあってコレだ!っていう写真になかなか巡り会わない。
逆にFA77mm Limitedみたいなものを使うと気持ちのよい立体感というか奥行き感が出やすい。
うーん、Q7自体はいいカメラだと思うんだけどなぁ・・・。
やっぱり良いQマウントレンズが必要なんじゃぁないかなぁ・・・
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こんにちわ

最近思うことがあります。色々なところで「良い写真」とされているものはどんな写真でしょうか?
ってことです。
主に撮られている対象を整理すると下記みたいなものが多いと感じています。


区分全体感孤立感色変化脇役の強調
共通全体感立体感異空間住まい
光のモレ構築素材新たなる発見汚し
のびのびたたずまいノスタルジー雨雪との調和
色の統一老朽化思い出凛とした
規則性暮らしの痕  
構造物・植物ごちゃに
1つの焦点
モノリス感トーンブレイク
カーブの変更
動物つき
人物背景と
の孤立
特徴ある表情皮膚の陰奇麗なアクセサリ
動物群れの行動野生から
の忘れ
定番を強
くする色
毛並み・部位
天体・空
・海の形
空撮や非
常識視点
観測夕焼け・朝焼け飛行機・鳥
マテリアル量産行程や
同じ構造
固さの表現透明感や
らしさ
噛み/組み合わせ
料理テーブル
フォト
出来立て感ポップさ
補色バランス
食器のデザイン

こういった対象に対して、横軸のコンセプトを持ち込み、なんらかの技術(例えば奥行き感やハーフワールド、青抽出など)の要素を組み合わせて撮ると「良い写真」に成りやすいのではないかと思っています。

その一つの簡単なやり方は「奥行き感」じゃないでしょうか。
上記の縦横のコンセプトの組み合わせのどれかを選んで「奥行き感を与えて表現」すれば、なんとなくそれっぽい写真が出来上がる・・・ってなイメージです。

IMGP2184
Voigtlander SUPER WIDE-HELIAR 15㎜ 1/125s F4.5 ISO1000

#マテリアルの同じ構造に対して、ボケで奥行きを与えた

残念ながら標準レンズだけでは「奥行き感」を表現するのに広角(03・04・08)の手前と奥、っていう表現か01などを使って「BCモード」を用いたボケ表現しか作りにくいのが現状です。

IMGP2191
Voigtlander SUPER WIDE-HELIAR 15㎜ 1/200s F4.5 ISO160
#植物にごちゃごちゃ感、焦点を

IMGP2194
Voigtlander SUPER WIDE-HELIAR 15㎜ 1/200s F4.5 ISO100 オリジナルセピア
#今度は植物の全体感に色統一と奥行きを

IMGP2195
Voigtlander SUPER WIDE-HELIAR 15㎜ 1/320s F4.5 ISO100 オリジナルセピア
#その2
まぁ、もうちょっと表は整理した方が良いとは思っています。少し観点がバラバラなところもありますからね。
でも、ようは定番の撮り方シーン(定石的な構図と対象)に一定の技術(立体感や色の工夫)を組み合わせることで割と奇麗な写真っていうのは撮れていけるんじゃないかと考えたわけです。

そして、これに「演出」できるようなデジタル加工や組み写真のような要素が加わればそこそこな素人でも結構面白いんジャァないかな?って思いました。 こういうのを自動的に認識してオススメの色効果やレンズを教えてくれたりすると面白いんですけどね・・・。
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こんにちわ。

紅葉というと「モミジ」ばっかりになりがちですが、最近はイチョウの見所というか、大きなイチョウが見られる所がお気に入り。
まぁ、あの横浜での銀杏を見たからでしょうか、今年はイチョウを見る機会が多いです。 ちなみに小さい植木ものでも平気で1万とか超えるんですよね。

で、今回はさいたま市にある、圓蔵院の境内にある大イチョウを見に行ってきました。

IMGP2470
02 STANDARD ZOOM 1/1000s F4.5 ISO200

とても大きいです。

02番で収まりきらない!!高さ28m、幹まわり4.5mほどの大きなイチョウです。
IMGP2483
03 Fish-Eye 1/500s F5.6 ISO250
写真も6MBクラスの写真ばかりになって簡単にblogにアップできないような細かい葉っぱだらけの状態で、落ちるちょっと前の良い時に来られたようです。


Voigtlander SUPER WIDE-HELIAR 15㎜ 1/640s F4 ISO250

いやぁ、ここはとても静かな場所で、モミジとかも奇麗でした。

IMGP2485
03 Fish-Eye 1/500s F5.6 ISO250

こういう大きな樹木を撮るには、今の所02番か03番しか手段がないのです。
でも、来月になれば08番が使えると思うとワクワクしてきますね。
ただ・・・

この紅葉の時季に間に合わなかったのが残念で仕方ありません。12月半ばだと正月には間に合うんでしょうけどね・・・。

今は、オールドレンズとかでガマンガマン。 

 06 TELEPHOTO ZOOM 1/160S F2.8 ISO200
#境内比較・大きいんです
 
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さて、紅葉の時期、CTEを使うより日陰モードを使う方が綺麗な絵が得られるということを確信しましたが、もう少し突っ込んでみるともっと面白いことがわかりました。

それはAWBと日陰の間がCTEになることです。
具体的な写真を見せながら紹介していきます。
IMGP2510

Voigtlander SUPER WIDE-HELIAR 15㎜ 1/800s F4 ISO250 -AWB-

このようにAWBの写真でもそれなりの色合いで撮れるのですが、日陰になると鮮やかな色を見せてきます。もちろん、鮮やかのモードなんて使わなくても綺麗です。
IMGP2511

Voigtlander SUPER WIDE-HELIAR 15㎜ 1/800s F4 ISO250 -日陰-

そしてこの二つの後にCTEの絵を見てみると、……ほら!やっぱり真ん中の色合いを出しているようです。
IMGP2512

Voigtlander SUPER WIDE-HELIAR 15㎜ 1/800s F4 ISO250 -CTE-

日陰にすると、何処と無くレベル補正をして更に若干コントラストを高めにしたよう写真、つまり、赤くないのに赤が、または、黄色くないのに黄色になり、少し大袈裟に強調されるような紅葉の絵が得られますが、CTEだとまぁそれなりにやんわりとした強調色をつけた状態にすることができます。

この控えめ感がいいですよね。

もう少し作例を載せてみます今度は緑が強く出ているサザンカ(椿かな?)でやってみました。

IMGP2531

06 TELEPHOTO ZOOM 1/200s F2.8 ISO1000-AWB-
で、次が日陰のときの色。

IMGP2530

06 TELEPHOTO ZOOM 1/200s F2.8 ISO1000-日陰-


最後に CTE で。

IMGP2532

06 TELEPHOTO ZOOM 1/200s F2.8 ISO1000-CTE-



3つ横並びにすると、こんな感じです。

CTE-CHECK1

少し順番を変えてみます。

CTE-CHECK2


なんとなく色と使い方がわかってきた気がします。


主役の色のりに合わせて背景となる色を主役風のテイストに変化させたいときに使う感じで、色のメリハリを『落としたい』ときに使うと便利ですね、これ。
デジタルフィルターの「鮮やか」で極端に色を変えるのは各色を強くする方法、抽出はその色だけで抜き取る方法、主役の色の雰囲気を全体にマブしたいときにはCTEって感じですね。
赤に対する緑、青空に対するオレンジなど反対色の色味を弱めたい場合嘘くさくならない程度の加工をしてくれるのがCTEってことなんでしょうかね?わりと使っていけそうな気がします。
この効果を更に強めたい時には「日陰」を充ててみると場合によっては更なる効果が得られる、と。





それならば、むしろ主役の色が決まってる時に使わなければ意味がないモードだとも言えます。色づいた木々や青空をなんでもかんでもこのCTEで多用して撮るって言うのは、?な使い方で、取りたい対象はコレ、でもあまり強く主張するんじゃなくて全体的に「ほんわりしたい」って言う時に使う、って理解して使わないとCTEの良さが分かっていないっていう感じですね。これ。
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