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abeshi's snapshot ●軽くて楽しいミニカメラ PENTAX Q7/Q-S1

PENTAX Q7 を中心としたカメラ関連の適当ブログです。特に記載がなければQ7で撮っています。
レポートは youtube 動画を併せて使い、雑感はここを中心にテキストをはきだします。

K-S1 関連は『こちら』より(別枠へ)
ibook: PENTAX Q セルフラーニングガイド「Q骨頂」で販売中
kindle: amazon Kindle版の方が好評です!
TV: http://m.youtube.com/user/AbeshiTV

タグ:モノクロ

こんにちわ

今日もハードモノクロームのお話になります。

ハードモノクロームはダイヤル登録することで一瞬で「世界」を作れてしまう恐ろしい魔力をもっていることを何度かお話ししておりますが、その中でも「中央」「暗め」に撮ったときが一番世界観を写してくれているような気がしてなりません。

IMGP7958 08 WIDE ZOOM 1/4s F3.7 ISO800 19 mm AWB


なんというか、舞台で暗転した直後にスポットライトをあてられたような、そんな写真が撮れるとハっとしてしまいそうになります。
動いていないのに、お芝居で動いていたんじゃないかと錯覚するような形相も撮れますし・・・

IMGP7671 02 STANDARD ZOOM 1/30s F3.5 ISO640 43 mm AWB
 
階段の途中にあるシャンデリアも「不思議な空中物」になります。
 
そして、単純な花にもドラマが生まれるかもしれません。

IMGP9496 06 TELEPHOTO ZOOM 1/400s F4.0 ISO100 191 mm AWB

どこで咲いていたんだろう?
どんな花だったんだろう?

これを持っていた人は誰だったんだろう?

IMGP9488 06 TELEPHOTO ZOOM 1/250s F2.8 ISO100 155 mm AWB


そんなことを想像しながら見る写真は「流せばふ〜ん」って気軽に流せちゃうものですが、色々な想像がでいると楽しいです。

IMGP4592 08 WIDE ZOOM 1/2500s F5.6 ISO200 17 mm AWB

逆光に向けても面白いですよね。

この景色はどこの高台で撮った奴だったのだろう?

今はまだ覚えています。

数年後、見返した時に思い出せるでしょうか。そんな瞬間をたくさんモノクロで残しておけば、なんてコトの無い思い出も良き日の思い出として微笑ましい日々の懐かしさを呼んでくれるかもしれません。

モノクロは後々に振り返るために必要なキーワードを連想させる魔力を持っていると思っています。
 
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こんにちわ。

私が良く撮る色の感じは、(1)青抽出、(2)クロスプロセス(レトロ調)ですが・・・。
ハードモノクロームも結構好きだったりします。

IMGP8267 01 STANDARD PRIME 0.3s F1.9 ISO800 39 mm AWB


Q7のメリットとしてダイヤル1つで雰囲気のある、というか絶対にハマっちゃう高濃度なモノクロ写真が撮れる・・・簡単に何も考えずに撮れるっていうのがあります。

ダイヤルを回すだけで違うイメージが簡単に撮れる、コレって他のカメラにはあまり見かけないもの凄く楽しい要素です。

IMGP8770 02 STANDARD ZOOM 1/40s F2.8 ISO500 23 mm AWB


普通のコンデジだけでなく、一般的なメーカーのカメラだとメニュー画面から**を選んで、**という効果を決定して、それから撮影、とやらなきゃけませんよね。
コレってもの凄くインスピレーションを阻害しています。というか、何気ない景色でもモノクロニしたとたんにドラマが見えてきそうなものっていっぱいあるんですよね。

IMGP6020 08 WIDE ZOOM 1/40s F4.0 ISO1600 27 mm AWB

Q7なら1秒で切り替えられるんですよね。凄くいいですよね、コレ。
気楽に撮れるっていうのが好きです。だから、逆に言うとハードモノクロ、青抽出、極彩と選んだ残り一つはランダムなクロスプロセスを充ててありますが、桜ほのかとか、別なエフェクトの出番が無いというか。
使ってみたいとは思うんですけど、スナップ中心に撮るからいちいち呼び出したり戻したりするのが面倒なんですよね。

IMGP5057 08 WIDE ZOOM 1/6s F3.7 ISO800 18 mm AWBX-Process


だから、本当は、クイックダイヤルにセットしている内容をセーブしたりロードしたりといった切り替えが出来るともっと楽しくなるじゃないかと思います。SDカードとかに保存したりiPhoneなどへ転送したりして色調整ができるとかあるともっともっと楽しくなると思います。
そういうアップデートとかあると嬉しいな。

そういや、FLUCARD出たみたいですけどQ7で使った人居ないんですかね?使えるなら買ってみたいんですが。まぁ、今高速な32GBの奴入れちゃってるので需要は低そうではありますが・・・。
 
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こんにちわ

引き続き、六本木編です。
夜になると、あの交差点も光を放ち始めます。今回はボケたままシャッターしてみました。

IMGP7109 01 STANDARD PRIME 1/15s F1.9 ISO500 39 mm AWB

さて、まず六本木についたらミッドタウン経由で新東京美術館へ赴き、次に歩いてヒルズ方面へと向かいます。

 IMGP6872 08 WIDE ZOOM 1/13s F4.0 ISO500 24 mm AWB ハードモノクローム
#ミッドタウン・地下

IMGP6923 08 WIDE ZOOM 1/40s F3.7 ISO500 20 mm AWB ハードモノクローム
#美術館を後にします

IMGP6932
08 WIDE ZOOM 1/40s F3.7 ISO250 20 mm AWB

ミッドタウン・ガレリア付近を歩き、ヒルズ方面へ向かっていくと、また人が多いエリアになります。

そんじゃ、ま、人目を避けてタワーの上の方の見晴らしの良い所にでも行こうかな・・・。

IMGP706308 WIDE ZOOM 1/40s F4.0 ISO400 27 mm AWB

展望アートビュー。奇麗な東京を拝めることを期待して・・・・。

むむむ・・・。

IMGP7035 06 TELEPHOTO ZOOM 0.4s F2.8 ISO500 69 mm AWB


なんかイベントやってる・・・。

これ、今流行のクイズというか、謎解きイベントってやつじゃないですか・・・。

これは・・・・まずい。

IMGP7018 08 WIDE ZOOM 1/30s F3.7 ISO160 17 mm AWB


一部から広大な景色は拝めるものの・・・。

そこら中に浮浪者のように横たわっている学生さん達、大量。踏み場もない。
落ち着くどころの話じゃ有りませんでした。

ふぅ。

奇麗な展望は、また次回にするとしますか。
 
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こんにちは。

六本木っていう街は昔と違って随分と奇麗になりましたよね。

ヒルズやミッドタウンを含め、アートな街ということで盛り上がってきたからでしょうか。
サントリー美術館や森美術館がありますけど、その後押し的にできたこの美術館「国立新美術館」っていうところはとても建物的に素敵な所でしたので、Q7で収めてきました。

IMGP6904 02 STANDARD ZOOM 1/8s F4.5 ISO100 61 mm AWB

ここって、元は東京大学の一部の施設の跡地なんですってね。
そのせいかどうかは分からないのですが、展示されてる内容が・・・渋い・・・(笑)

IMGP6884 08 WIDE ZOOM 1/60s F4.0 ISO200 27 mm AWB ハードモノクローム


場所的には、地下鉄の乃木坂駅出口です。六本木から行くとちょっと歩きます。
また、六本木の場合一番近い出口が美術館と逆の方の向きへ出るため、ちょっと悩みます。

六本木駅出口を出ると先日紹介したハイカラなGS が左手に見えますが、そのまま真っすぐ行くとサントリー美術館に行ってしまうのです。まるっきり反対です。後ろ手に小道を歩いて向かうことになります。

IMGP6886 08 WIDE ZOOM 1/60s F3.7 ISO200 19 mm AWB


敷地に入ると、もういきなりの迫力で波打つ建物がドカーンって見えてきます。
こういう建物って凄いですよね。

IMGP6890 08 WIDE ZOOM 1/15s F3.7 ISO500 17 mm AWB

中に入ると不思議な円錐の骨格の内側から始まり、なんというか異空間の世界が広がっています。

IMGP6915 02 STANDARD ZOOM 1/40s F2.8 ISO160 23 mm AWB
#入口を上からみるとこんな感じ

IMGP6917 08 WIDE ZOOM 1/30s F3.7 ISO500 17 mm AWB ハードモノクローム
#建物の中から見ても波を感じ取れます。


と、まぁ、建物は凄いんですが・・・。
展示内容が地味です(笑) まぁ国立だからしゃあないのかな?
残念ながら、私の興味がそそられるタイプの展示ではなかったので今回はこれ以上のは割愛です。

IMGP6893 02 STANDARD ZOOM 1/40s F3.2 ISO500 30 mm AWB ハードモノクローム

それよりもですねぇ、ここの空中庭園とでもいいますか、中にある喫茶店のブースというか一角がかっこ良かったです。

 
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こんにちわ

今日は簡単でかつ効果的な撮影なんじゃないかと思いついた絵の話を。
たまに光遊びでやっている躍動感の延長です。

まず、普通に撮影。ポイントは絵の半分くらいを占めるような、それでいて遠近感を感じる物体を構図に取り入れます。奥に向かって線が引いてあるとわかりやすいですよね。

IMGP6030 08 WIDE ZOOM 1/30s F3.7 ISO1000 18 mm

次に、この絵に何かしらの非現実な効果を与えます。
簡単なのはクロスプロセスですかね。

IMGP6031 08 WIDE ZOOM 1/30s F3.7 ISO640 17 mm クロスプロセス

これはこれでイイ感じになったと思うのですが、毎回コレのような気がしてくるので、違う手を考えます。
そこで、最もシンプルな動き、TAvモードで少しシャッタースピードを長くし、シャッターボタンを押しながら歩き出してみました(笑)

IMGP6036 08 WIDE ZOOM 0.3s F5.0 ISO200 17 mm

すると、こんな感じの走っている最中のような絵になります。

えー、この程度、と思うでしょうが、重要なのは止まっているものに対して自分が動くというアクションも、流し撮りの反対であり立派な技法なんじゃないかと思うわけで、ヤラセとかいうこと抜きに面白い絵になればこれはこれで有りなんじゃないかと。

これ、更に魚眼で試してみたり、トイカメラ効果を与えたりしたら幅が広がるんじゃないかと思います。

簡単で誰にでも出来る技ってのが、お気に入り。

もう少し高度な技法とするならば動いていない時の右半分の絵と重ねられれば楽しいと思います。色を変えながら。
でもそういう遊びをし始めたら時間が幾らあっても足りないだろうし、素で撮ることを今は意識してるので、この辺でやめときます(笑)
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こんにちわ Q7を手に入れてから、とても楽しくなったカメラの使い方の一つに、簡単な操作で雰囲気のあるモノクロが手に入るっていう技があります。

ハードモノクローム、こいつは何というかオールマイティで安定する楽しさを提供してくれます。
で、今回、その撮り方のジャンルとして、私なりに建物をモノクロームで撮るからタテモノクローム、と名付けました。 あ、なんて安易な付け方(笑)と殴らないで(笑)

IMGP4896
08 WIDE ZOOM 0.3s F3.7 ISO400 17 mm ハードモノクローム
#厩舎といいたいところだけど競馬ではないので馬小屋

モノクロームは、ポートレイトを撮って生活感を切り取るのも楽しいのですが、ポートレイトは blogにアップしにくいということもあるので、掲示しにくいのですよ。

IMGP4347 03 FISH-EYE 1/30s F5.6 ISO500 17 mm ハードモノクローム
#寿司屋のカウンター

本来、建物にも肖像権がありますから、厳密に言うと勝手に載せるのはアウトなんでしょうけど、まぁ、そこは宣伝にもなる公共のものなので細けえことは言いなさんなって奴ですよ。

IMGP5922 06 TELEPHOTO ZOOM 1/5s F2.8 ISO1600 78 mm ハードモノクローム
#JR川口駅近くの施設

建物、というか、私なりのタグ的には構造物と言いますか、これをモノクロームで撮ると、一瞬なんだろう?と思うARTな側面と、あぁ、あれね、とかあそこね、みたいな感覚の両面のフワっとする見え方が混ざるのです。

IMGP5908 06 TELEPHOTO ZOOM 0.4s F2.8 ISO1600 69 mm ハードモノクローム
#JR川口駅デッキ上にあるモニュメント

だから、撮る時はほぼ無心で撮って、後で撮ってその感覚を味わえるような練習をしています。
そして、一応撮る前に意識してるのは下記。
  • 水平垂直、格子状の美はそれを大切にしたい
  • 日常あるような直線を非現実に見せる
  • 大きめのものを遠近でデフォルメする
  • カーブを自然な動線として構図する
  • 自分目線で動きをプラスする

えっと、カメラを手にしていない時にモノクロで撮る時に何かしら上記みたいなことを考えおき、でも、撮る時は無心で手を動かす。

コレの心がけをして練習しています。

それでいて何でもないような普段の街の景観が踊りだしてくれたら、これこそ自己満足の世界極まるってな感じですよね、ははは。
 
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こんにちわ。

今日は、この間フラっと立ち寄った場所にあったコスモスとかを撮った絵を踏まえながら、標準レンズについて雑感。

さて、標準レンズはオートフォーカスが使える01、02、06とTOY LENSシリーズの03、04、06、そしてパンフォーカスの07があります。

Q7で個人的に手に入れるべしレンズは02(最も撮りやすい距離域)と06(02の続きの望遠)です。そして余裕があるならば今度出るという08(02より広角)をオススメしておきたいと感じます。
そして、色んなレンズを見ていると広角と魚眼はどの一眼カメラを選んでも高価な価格帯に位置づけられているのですが08と03の魚眼は似た特性にも関わらず値段がもの凄く違う設定になっているのがPENTAX Qの特徴で、08の5万円はキツイけど03の1万円ならイケる、そんな人も結構多いのではないでしょうか。魚眼じゃない方の広角が良い、ていうなら04番という手もあります。

そういう意味で、02−03−06、または08−02−06の組み合わせを手に入れればハッピーなQ7生活が手に入りますし、ブルジョワもしくは私みたいにレンズの沼にハマって貯金を突っ込んでしまうような人は 02−08−01−06−KQというカバー域になっていきますが、コレをメインの楽しみにするんだ、と思えばオツだと思います。

そのKQまで含めた4つ、ないしは、02-03-06/08-02-06の3つの組み合わせがあれば、大抵のシーンで困らないと思います。というか、その組み合わせを使い分けられると、あぁ俺って一眼でレンズ交換しながら撮ってるよ、カメラ使いっぽくって良くね?、っという気分で楽しいんじゃないでしょうか(笑)
Qのレンズ、普段付けている1つの他2つを持ち歩く、っていうくらいだと軽いお陰でまったく苦にならないし、鞄やポケットにヒョイって入れておけますしね。凄くイイですよね。

さて、ここで01の明るさや08の超広角の存在をどう判断するかで、その沼への道に入るかどうか分かれそうです。
IMGP2427
01 STANDARD PRIME 1/15s F1.9 ISO4000 ハードモノクローム
#蓑がさ?


たぶん、TOY LENSに手を出さないで01までで止められれば沼を回避、KQアダプタの方で色々選択肢が増えそう、やっぱり01より、もしくは01とKQ・・・とか思っちゃったら『沼へようこそ』です(笑)。

ポイントは02に満足出来るかどうかじゃないでしょうか。


02 STANDARD ZOOM 1/80s F5 ISO100

02の広角性能はQ7では結構いい感じです。私は風景を撮ることが多いので、もっと広大に、もっと画角を広く、って思ってて08番に期待しちゃっていますが、この写真の絵のようにコスモスだらけの広場の空間をこんだけ集められれば十分満足です、と思えるかどうかで08番への道が出現するかどうか分かれ道です。
今後の沼への浸かり具合が変わるかと思います・・・もっと広角を、もっと望遠を、っていう心につながらないよう、御祈りしております(笑)


02 STANDARD ZOOM 1/80s F6.3 ISO200
#強風の中のコスモス撮影

また、02は06と比べ、今時にしては若干暗めのレンズです。暗めのレンズっていうのはレンズの大きさが大きくなっても安く作れるというメリットがあるらしいのですが、その分、シャッタースピードを稼げないと思った方がいいです。
もちろん、ISO感度っていう値を高くすれば逃げることができますが、Q7の場合では性能面からいうと1600を超えるとノイズのざら付き感が出てきますので明るいレンズであればあるほど優位なのは間違いありません。

明るさの基準は F ナンバーで見極められます。
01ならF1.9、06ならF2.8 、03なら F5.6、02なら F2.8-4.5 (5-15mm)です。この時02番のような範囲があるものは、5mmつまり広角側のときF2.8になって、望遠側のときF4.5になるということのようです。

実際に① Q7で02番を付け、②モードダイヤルを「Tv」(シャッタースピード優先)を選び1/100sくらいにダイヤル左右で変更、③ 十時キーの上「ISO」を選んで下段側の数値を昼間の明るいときなら100、夕暮れ以降なら1600にしてセットし、④ 出来るだけ明るい場所にカメラのレンズを向けて、⑤ 02番のズームリングをグルグルっと回してみると、⑥ 液晶画面の底辺側真ん中のFナンバー値の変わり方を見てもらうとわかると思われます。

ズームリングを広角側(画面に世界が広く写る)にしたときはF2.8まで行くと思われます。逆に望遠側(画面に対象をズームインした形)にすると、F値は4.5、ないしはもっと8とか増えていくと思います。

これが分かったら、今度はモードダイヤルを「P」にしてみます。
同じように広角と望遠を行ったり来たりさせると、今度はシャッタースピードとF値が一緒に変わっていくと思います(ISOはまだ固定したままですよ)。

このPっていうモードは便利です。今の撮影対象が持っている、なんていうか「対象が放つ明るさ」 に応じて、最適なシャッタースピードとF値のバランスを自動で選んでくれるからです。
これで、かつ、ISOを今は下段側にしていると思うのですが、上段側にして範囲を100-400とかにしておけば、明るい昼間ならノイジーな写真にならず、奇麗な写真が得られると思います。
今日の初めの01番で撮った蓑がさ写真なんかは、ISO4000で撮っているため、拡大して見ると結構ノイジーだったりします。無理矢理記録した感がたっぷりです。こういう撮り方にはならないようにしていきたいですよね。

IMGP2737
06 TELEPHOTO ZOOM 1/640s F2.8 ISO100 ハードモノクローム

この絵のように、明るい06番でかつシャッタースピードを早くし、ISO感度も低くしたものは元が只の土であったにも関わらず、まるで月面の隕石のようなイメージに見えるほど精細で奇麗な絵になります。

だから、今この撮る時間、この撮り方では光が足らない・・・明るさが足らないな?って思ったら、シャッタースピードを遅くするかISOの感度を高くするかっていう手段で光を取り込む時間を調整していく形になるのです。

考えながら撮るっていうのは難しいんですけどね、F値が小さく明るいレンズほど、そういう余計なこと考えなくて操作しやすいんです。光を確保しなくちゃ、とか、手ぶれしにくい1/100sを切れるくらいのスピードにしなくちゃ、とか、考えなくて済むので、実は良いレンズほど初心者に向いていたりします。

コンデジでも明るいレンズの方が気軽に撮れるんです。iPhone5sとかも結構明るいレンズ積んでますよ。
iPhoneは、時代とともに初心者でも奇麗に撮れるよう、変遷しています。 iPhone 4ではF2.8 → iPhone 4s & 5ではF2.4 → iPhone5sとなればF2.2 と変わってきており、Appleの努力の結果があります。5の時はさらにセンサーの改善もしてましたよね。
だから iPhone の写真でもう十分でしょ、と言われてしまうのもあたりまえなんです。Q7で言えば、Q10で暗いレンズ付けてた所からセンサーの違うQ7にして更に明るいレンズつけたバージョンアップをしたようなもんです。

シャッタースピードの値が早くなればなるほど、手ぶれや、例えば今回のコスモスのように風に揺られている場合でも、写真のようにブレたりせず物体を静止させて撮ることも可能になるわけです。

でも・・・ですね、このF値が高く、大きなレンズほど、やっぱり高価になります。

先日の蕎麦で使用していた FA77mm Limitedの価格なんて、新品で買ったら幾らになるか・・・(調べてみるとわかります)。
一大奮起しないと手が出せません。中古相場でも結構な値ですよね。私の場合は溜まりまくってったポイントとの併用で・・・だったので半値以下で入手していますが・・・。
しかし、1.5万程度のKQアダプタさえあれば、(多少ホコリやカビまじりのジャンク的なレンズで良ければ)F1.4の古いフィルム時代のPENTAXレンズが500円とか、良いものでも5,000円くらいで手に入りますから、それで遊ぶことも出来ます。

ということで、そういうので遊ぶのも面白いですよ?(沼の仲間を増やしてどうする苦笑) 

長くなりましたが、この「レンズがもつ明るい対象を撮れるレベル」が、01番をどう捉えるか、のキーとなります。
01番は、室内でもどこでもとにかくパシャパシャっとコンデジ感覚で気軽にスナップするためのレンズではないかと思います。
フードもプロテクタもつけないで常に付けて持ち歩く、そんなスタイルに向いています。

オーダーカラーでボディとの色を合わせることもできますし、フードもプロテクタも付けなければ、強引にポケット・・・冬なら特にヒョイっと入れていけるQ7のスタイルが出来上がり。

F1.9という明るさもあるので、色々なシーンで使えるため、デジタルフィルターなどで遊ぶ際にもベースの写真をキチっと表現してくれます。

また、01番はF1.9なので、夜景に向いています。

IMGP2955
01 STANDARD PRIME 0.2s F1.9 ISO1250

もちろん、手ぶれ上等、枚数で補うぜ!っていう使い方が多くなると思いますが、夜景でもクロスプロセスを使ってみたりといった遊び方が出来ます。

IMGP2961
01 STANDARD PRIME 1/13s F1.9 ISO1250 クロスプロセス


ただし、ズームが無いので、自分の足で動いてスナップしていきます。結果、良く他のレンズにチェンジすることにもなります。また、F1.9のくせして、奇麗なボケは得られません。
 
これらを許容して、どこまで納得出来るか、によって、01番を使いたいかどうか、という答えになると思います。
あっても良いと思うんですけど、これから出てくる08番を手にしたときに、どう変わるかでしょう。
 
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